エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

連休のはじまり

2010年04月29日 | Weblog
4月29日(晴れ)
明け方、強い風が吹き雨も降っていたようですが、朝には雨があがり青空です。でも風は冷たく、時折強い風が空に泳ぐ鯉のぼりを振り回しています。
老人世帯が多くなったご近所は連休などお構いなしに静かで誰も歩いていません。

明日から上海に出かけます。5月1日から始まる万国博を見に行くのではなく、自称3女の中国人小姐が2日に上海で挙式をするので、その嬉しい瞬間に立ち会う為です。3週間ほど前に行った時は、まだ直前とはいえ、万博一色ではなかった上海がどう変貌しているか楽しみです。

平城宮跡へ

2010年04月28日 | Weblog
    
                      帆柱には竹で編んだ帆が吊るされています

4月28日(晴れ)
車からシャトルバスに乗り換え平城遷都1300年祭が行われている平城宮跡に行きました。10時前に会場に着きましたが、遣唐使船に乗船できる歴史館へ入るには1時間待ちです。整理券を頂き、みやげ物店などを見ながら入場時間を待ち、中に入りました。3つのブースからなり遣唐使の歴史や渡航の様子、平城京の都の様子などをシアターで再現されたものを見た後、遣唐使船の甲板に上がりました。全長30mほどで、小さな船です。
甲板にある3つの小屋の一つに「まかない部屋」と表示した小さな部屋があり、湯を沸かす程度の設備があったようです。天候が悪ければ中国大陸の陸地を見るまでに1ヶ月もかかる航海ですが、食事はふやかした干し飯と水、乾物だけのようです。そんな食事と船底での狭い寝床などの悪条件に加え、遭難も覚悟した波狂う大海原を越えていく遣唐使船の乗員達の心意気を考えると感無量です。身分の上下に関わらず、唐から学び、日本を造っていく壮大な夢と希望があったからこそ出来た航海であっと思います。

        

大極殿の前に立ちました。昨年、完成まじかな大極殿の2層目にあがり、数万枚ほど敷かれた大屋根瓦や金色に耀く鴟尾をまじかに見たことを鮮烈に思い出しました。
そして今日、完成した堂々たる大極殿を見あげた時、この建物の25mほどの高さまで上がった時の感激が再びこみ上げてきました。
世が世ならば入れない内部に足を入れました。中央正面に天皇が座す「高御座・たかみくら」があり、天井や周囲の壁に日本画家・上村淳之画伯が描かれた四神や十二支の絵が華やかさを添えています。ゆっくり見せていただきました。
青空のした、当時の衣装を着た旅行中の高校生達が嬉しそうにポーズをとっています。本当に平和な風景です。

   
東院庭園と隅楼                   黒い部分が1300年前の柱

宮蹟の東の方角に東院があります。庭園の前の建物は、公的な宴会に使われていた皇族使用の建物で、写真の奥の建物は「隅楼」です。屋根の上に鳳凰が載っていますが、見張り台に使われた建物のようです。隅楼の柱は8角形で、発掘調査時に地中遺溝からその柱の一部が見つかったそうです。
このように、宮跡内の復元建築の多くは限られた少ない資料から推測し、より当時の建築物に近いものを造られたことを知りました。


平城宮跡は本当に広大な空間です。暖かい春の日差しを一杯浴びながら、歩き、また歩き、あっというまに5時間も居たようです。日焼けして我が家に戻ってきました。

また雨!

2010年04月27日 | Weblog


4月27日(雨)
「春が来た!♪」と喜んだのもつかの間、朝から雨が降ったり止んだりして、なんとも落ちつかない天候で、ストーブは相変わらず朝・夜には使わないと寒いほどです。
今日は先日、山歩きをした時にゲットした山野草で苔球作りをしました。根付いてくれるといいのですが・・・。


山笑う♪

2010年04月25日 | Weblog
      
  黒い天の川?         山頂から大和高原が一望
4月25日(快晴)
快晴です。友人から「絵の約束をしていたけれど、晴天なので、山菜とりに変更しませんか」と電話をもらい、急遽、車で1時間ほどの地点にある「神野山」方面へ行くことになりました。
幹線道路を走らず、地元の人が利用する道を走りながら、動体視力に優れた友人が「ストップ!」と言えば車は急停車。土手の斜面をあがったり下がったりして、蕨やぜんまいを探しますが、今年は寒暖が激しかったのか、なかなか見つかりません。それでも何度か車を止めて探し、執念で両手一杯ほどの蕨をゲットしました。(私の収穫は3本です)

県立月ヶ瀬神野山自然公園に着きました。道を挟んで「鍋倉渓」があります。もとは水が流れていたのかもしれませんが今はなく、黒い岩肌の巨岩・怪岩が幅25m・長さ600mにわたって続いています。特異な自然現象によるものらしいですが、地元の伝説では古代人が天の川を模して並べたとか、伊賀の天狗と神野山の天狗が喧嘩して石を投げ合ったの説が語り継がれているとか。どの説も納得できる奇怪な風景を見ながら、どんどんと登って行き山頂(619m)にでました。例年ですと、このあたりはツツジの花で朱色になっているそうですが、生憎くと蕾硬しの状態です。

そこから梅林で有名な月ヶ瀬に向かいました。山は新緑の季節を迎え、多彩な緑に染まり、その緑の間に山ツツジや山桜が更に色を添え、素晴らしい景色です。まさに「山わらう」が如き風情です。この時期の山は見飽きることはありません。
本当に気分のよい一日でした。

      

平城遷都1300年祭始まる

2010年04月24日 | Weblog
    
     大極殿                         大極殿から振り返ればはるか先に朱雀門


4月24日(曇り)
「大遣唐使展」をしている奈良国立博物館のボランティアも大勢のお客様を迎え、大忙しのうちに終わり、帰りの道を変更して平城旧跡に向かいました。
着いたのが5時15分、門のはるか先に大極殿が見えているのに、朱雀門(平城宮の入り口)が閉門してしまいました。
閉門に際し、なにか儀式が行われていたようですが見ることが出来ず、後姿を追う形で大極殿(天皇の公式行事に使われる建物)に向かいました。ここでも5時30分の閉門でなかにはいることができませんでした。次回まで楽しみを残して家路に向かいました。

   
閉門儀式を終えた平城宮の衛士たち            朱雀門

カレーパーティ

2010年04月23日 | Weblog
4月23日(曇り)
今日はスポーツジムが休業日なので、料理好きの絵の友達が来て、最近、TVで習ったカレーを作ってくれることになりました。
カレーといえば煮込むが常識ですが、今日のカレーは煮込まず、10分ほどでできる優れものカレーとか。
出来上がったカレーライスの上にいろいろなフルーツ(キュウイ、パイナップル、オレンジ)や漬物(野沢菜、らっきょ)野菜(トマト、セロリー)香菜(バジル、茗荷)などをトッピングにして食べると食感がまちまちで、ニューなカレーライスとなりました。多彩なトッピングで、お客様メニューにもなりそうな豪華さです。

暖房の入った部屋での食事の後は「もう午睡モード!」と言い、絵を描きに集まったのを忘れたかのようです。濃いコーヒーを淹れ、やっと学習モードに立ち直り、5時前まで頑張って解散となりました。

今日の雨は氷雨?

2010年04月22日 | Weblog
    
雨に濡れた八重桜(奈良公園)           盆藤展(國際セミナーハウス)

4月22日(雨)
昨日の好天から10度位も気温が下がり、寒いほどです。スポーツジムでの運動を終えた後、仲間と奈良公園に向かう途中の道路は交差点ごとに数名のお巡りさんが雨の中を立ち、白バイやパトカーも巡回してます。「誰かVIPが来られるのかしら」と話しながら県庁前を通り、近鉄駅前を通過した時、その周辺は報道関係者や警護の人で盛り上がっています。後で聞いたら皇太子様が明日の遷都1300年祭のセレモニーにご出席のために奈良入りをなさったようです。

博物館まえの國際セミナーハウスで恒例の「盆藤展」が今年も始まりました。純日本建築の室内に飾られている盆藤は50年以上も大事に育てられてきたものばかりです。まだ少し早いのか蕾のものもありますが、静かな雨音を聞きながら、品のいい香りと優雅な藤の立ち姿のなかに身を置いていると、源氏物語の世界に引き込まれたような気がしました。


        
                           金屏風の横の板戸には鶴の絵が・・ 

戒壇院へ行く小路の途中にギャラりーがあります。ここはいつも素敵な作品を展示していて、今回は「天平の華」と題した陶芸展が開かれいます。古民家の雨に濡れた庭を眺めながら天平時代の「匂うごとき都の風情」に触れたような陶器の肌色にうっとりしました。

夕食までまだ間がありましたが、あまりの寒さにコーヒーの積りで入ったお店で「にゅう麺」を注文し、やっと身体も温まって人心地がつきました。本当に冬に逆戻りした寒い一日でした。  

京都へ

2010年04月21日 | Weblog
         
4月21日(晴れ)
墨絵仲間と京都国立博物館に行きました。京都駅からバスに乗り、下車予定の三十三間堂・博物館前まで来たら、「長谷川等伯展」に来た人で道路が溢れています。聞けば、なんと140分待ちです。
昨日、レストランに予約を入れておいたので、先ずは食事をしてから博物館に戻ったら80分待ちになっていたものの、人がどんどん集まってきます。

今日の京都行きは長谷川等伯展にあるので、並ぶしかありません。幸い気温もあがり、ひなたぼっこ気分で、庭園内をグルグル巻きに出来た人の列を動きながら1時間半、ようやくゲート口までたどり着きました。
館内も人で溢れ、熱気ムンムンです。作品から学ぶ事が多い特別展でしたが、立ち止まる余裕もなく押し出されるように外にでたら、やっと呼吸が出来たよう思いました。


薬師寺へ

2010年04月19日 | Weblog
"  法相宗の始祖・玄奘三蔵の舎利が祀られています

4月19日(晴れ)
薬師寺はスポーツジムへの往復に必ず通るコースの途中にあります。年中、観光客の絶えない寺ですが、最近は「遷都1300年の奈良」にあわせての観光客が増えているようで、今日も大勢の方が来られています。

薬師寺の境内に「玄奘三蔵院伽藍」があります。その中央に玄奘塔があり、その建物を取り囲むように回廊がありますが、今、この回廊の一部をギャラリーとして、友人が「うるわしの仏像切り絵展」を開いています。
  
回廊に飾られたきり絵        弥勒如来            聖観音菩薩

切り取ったわずかな線で如来や菩薩が表現されています。
その切り絵作品は黒の和紙の台紙の上にのっていますが、作品にカメラを向けると、額のガラスが反射してギャラりー前の玄奘塔が写ってしまいます。わたしは、かえって仏が厨子からお出ましになったような気がし、作者が意図した以上の効果が出ているように思いました。素晴らしい作品展でした。
そのあと、東・西塔の内陣が特別拝観で開かれていたので見せていただきました。今秋から改築工事にはいるので、両塔を並んで見られるのは10年後になります。東塔の内部は傷みが激しいものの、長い年月が作り出した独特の空間美で、うっとりしてしまいました。 

AED

2010年04月19日 | Weblog
4月18日(晴れ)
気温が上がり、気分のよい朝です。旅疲れもとれ、また日常生活に戻りました。
今日は20年以上も関わっている日本赤十字支部の総会と研修があるので、会場となる血液センターに行きました。日曜日なのに大勢の人が献血に来ておられます。「A型とO型が足りません」のビラを見て、最近、献血の条件が少し緩和されたと聞いていたので「今回は出来るかも?」と窓口に行きましたが、結果はノーです。
私がベルギーに住んでいた時期のヨーロッパに6ヶ月以上滞在経験のある者はダメ」という条項は改正されていなかったのです。持病、投薬のない健全な今の状態なのに・・・。残念でした。

総会のあと午後から「AED」の勉強会がありました。最近、人の集まる場所には「AED」が設置され、だいぶ世間に認知されてきている救命用具で、この用具が側にあり、使い方を知っていて、命が救われたという話も聞けるようになりつつありますが、誰もが使えるまでにはいっていません。

練習用のボディは一体、20数万円もする高価なものですが、普及にあわせ、最近、安価で持ち運びが簡単なボディ(手足がないもの)が出てきました。これで今日は練習しました。

「AED」の使い方は音声の指示にしたがって、患者の胸に電極パットを貼り、あとは指示に耳を集中させて進行していけばいいのですが、実際の現場では野次馬の声に指示がかき消されがちになります。
そのためにも機会があるたびに器械に触れておく必要があるので、私達も市民への普及にお手伝いしているわけです。
「胸部圧迫をしてください」という聞きなれない音声ガイドに驚かれないためにも・・。