「スズダリ」から40km先に「ウラジーミル」があります。1108年、キエフ・ルーシ王朝のウラジーミル公爵が要塞を築いたことに始まり、1169年以降はルーシ王朝の首都になったのがウラジーミルだと、日本語ペラペラのガイドさん[タケアナさん]が歴史を語ってくれますが、全く頭に残りません。
街を囲む城壁には5つの外門と2つの内門があったそうですが、現在はこの12世紀に造られた「黄金の門」しかなく、街のシンボルとなっています。門の上に教会があります。街をスケッチしている人物は15世紀の有名な画家で「アンドレイ・ルブリョフ」で大聖堂の壁画などを描いた修道士です
ウスペンスキー大聖堂は14世紀まではロシアの大聖堂の最高位にあった教会で、壮麗な姿をしています。
ドミトリエフスキー聖堂。外壁の浮彫が見事です。
ここを後にして列車でモスクワに向かいます。ウラジーミル駅では厳重な荷物検査・ボディチェック・パスポート、切符チェックがありました。切符には氏名、生年月日、性別が明記されています。こんなキップを日本で発行したら、乗るまでの時間がどれほどかかるやら、大渋滞間違いなしですね。
読めます?(ウラジーミルと書いてあります) 特急で一駅、約2時間の列車の旅です。座席が進行方向と逆で少々違和感を覚えました。車窓はロシアの広大な草原と森果てしなく続きます。夕方の5時半にモスクワ駅に安着。泊まるホテルは初日のホテルです。