ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

アジョシ

2011-09-15 21:19:47 | あ行

日本でいえば
キムタク×芦田愛菜、ってところかしらん。

「アジョシ」52点★★☆


うらぶれた街で質屋を営む
テシク(ウォンビン)は
無愛想で無口な男。


そんな彼を隣の部屋で母親と暮らす少女ソミ(キム・セロン)は
「アジョシ=おじさん」と呼び、
やや一方的に慕っていた。

しかし、ある晚
テシクは謎の男たちに襲われる。


臆することなく反撃するテシクだが、
そのすきにソミと母親が
怪しい男たちに拉致され、連れ去られてしまった!

そしてテシクはソミを救うべく行動に出る。


一体、テシクは何者なのか?
ソミを救い出すことができるのか――?!


「母なる証明」のウォンビンが
「冬の小鳥」の少女キム・セロンを
闇の力から守ろうとする話です。


バンビ目のウォンビンと、
ツグミのごときつぶら目のセロン。

これ以上ない超クリクリ目対決!(笑)


全体にかなりバイオレンス度が高く
見るには根性が必要ですが、

ウォンビンは
前半、顔の見えないボブくらいの髪の
「何者だかわからない、怪しいオジさん」がよく似合っており、

そんな男が
いきなり猛烈で切れ味のいいアクションを繰り出し、
「コイツ、何者?!」的な
驚きはありました。

確かにカッコいいんです。


ただねー。

話があまりによくある
“孤独な男と少女”の図式すぎるんですよ。


キャストありきというか、
「企画先行」の匂いを
払拭するほど、心を動かされるものはなかった。

キャスト先行って
うまくいくケースといかないケースがありますねえ。


ウォンビン、好きなんですけどね、割かし。

それに、敵役にも
ウォンビンと張る、クリクリ系イケメン、
タイ出身のタナヨン・ウォンタラクンが登場し

この二人のバトルはなかなか見応えあります(絵的に)。


タナヨン氏、
阪本順治監督の「闇の子供たち」に出てるそうですが
んー、確かに見たことあるけど
何の役だっけ?

★9/17から全国で公開。

「アジョシ」公式サイト

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