もうマーベル映画は正直お腹いっぱ~いって
思ってたんですけどね。
「キャプテンアメリカ ウィンター・ソルジャー」72点★★★★
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第二次大戦中に
ひ弱なダメ軍人から“超人”に改造され
70年の眠りから覚め、
再び世界を救ったキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンズ)。
ヒーロー集団アベンジャーズの一員としても
大活躍したあの戦いから2年。
彼の雇い主である国際平和維持組織シールドは
全人類を監視下に置き、未然にテロなどを防ぐ計画を進めていた。
それを知った彼は
シールドの計画に違和感と疑問を感じる。
そして彼は
女スパイのブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)とともに
組織に追われる身となってしまい――?!
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前作「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」より面白かった。
珍しいですねえ、そういうパターン。
話がしっかりしてれば
ヒーローものだっておもしろいのだ!という見本。
ドンパチもアクションも無駄に感じないし。
主人公のキャプテン・アメリカは
第二次大戦中に特殊な薬物投与で
“超人”になり、ヒーローとしてアメリカを助け、
氷漬けでそのままになり70年後の現代に、蘇った・・・という設定。
彼のその“時代錯誤”なキャラ設定が
うまく使われているのが、まずうまい、
彼が70年のギャップを埋めようと
いろいろ勉強したりするのもおかしいし、
(彼のメモ帳に「ベルリンの壁」「スティーブ・ジョブズ」とか書いてある!笑)
そんな彼の生い立ちや純粋さが
国家を守るために国民を監視しようと
暴走するシールドのやり方に疑問を持つという、その動機付けにも役立っている。
「国民監視」話は、SFじゃなく事実だしね。
そんなしっかりした骨格に
しょっぱなのサミュエル・L・ジャクソン演じる長官の大ピンチや
ガチンコのカーアクション
組織内の裏切りや仲間の死
新たな仲間の登場。
敵か味方かわからん
ロバート・レッドフォード演じるシールドの幹部、
マジで殺しにくる容赦ない敵。
さらに
魅力的な強いヒロイン、スカーレット・ヨハンソンの大活躍・・・と
おもしろ要素が集積してくるんです。
“超人ヒーロー”は
すげえ力で敵を倒すだけじゃつまんない。
等身大の人間ドラマと、その背景にある“リアリティ”を伴うことで
こうもおもしろくなるんだな、と
改めて思い知った、という感じ。
単体で見ても楽しめると思いますので
「最近、戦闘ヒーローモノから遠ざかっている・・・」という方にもぜひ!
★4/19(土)から全国で公開。
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」2D/3D 公式サイト
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