いまを生きる。子どもたちの、魅力的なこと!
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「子どもが教えてくれたこと」70点★★★★
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フランスの小児病棟で
難病を患いながらも毎日をキラキラ生きる
5人の子どもたちを追ったドキュメンタリーです。
この映画も、原作者の動機が素晴らしかった「ワンダー 君は太陽」とちょっと似ていて
映画の成り立ち=(この場合は監督の動機)が大きく意味を持っている。
1973年生まれのアンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン監督は
4人の子を授かった女性監督ですが
長女、そして次女が難病を患ってしまった。
その経験をした際に、彼女は病気の我が子に勇気づけられ、
そして
やはり病気の子を抱える家族が同じ経験をするのをみて
そのことを作品として描きたいと思ったそうです。
なるほど、その意味が、観てすごくよくわかった。
ここには、決して悲嘆ではない、光がある。
登場する子どもたち5人は
いずれも魅力的なキャラクターで人を惹きつけるし
また、彼らを支える家族の姿がすごくいいんです。
子どもたちはそれぞれ
絵が得意で庭いじりが好きな子、お芝居が上手な女の子・・・・・・と個性的で
そして一様にみな、自分の病気についてよく知っているし
人の気持ちにさとく、大人びている。
辛い経験は人を「できた人間」にするのだな、と
つくづく思う。
みんな、魅力的だけど
特に同じ病棟仲間で、勉強が得意でないジェゾンをいつも気にかけてやり、
ゲーム中にヒントをあげる、シャルル、いい子だなあ!
「僕のおばあちゃんは、君の財布じゃないんだ!」のセリフにも大笑い(笑)
親か子か、兄妹か、パートナーか、はたまた愛する動物か。
人はいずれ、誰かの世話をするもの。
子の病気と寄り添う親たちの処し方には
すべての人に価値のある「学び」がある。
そう感じました。
★7/14(土)からシネスイッチ銀座ほか全国順次公開。
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