久しぶりに大笑いしました。
「これが私の人生設計」80点★★★★
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才能ある建築家として
世界でキャリアを積んできたセレーナ(パオラ・コルテッレージ)。
しかし故郷のローマに帰ったとたん、
その人生は暗転する。
イタリア建築業界は超・男社会で
仕事はなく
ウェイトレスとして働くハメに。
そこで出会ったイケメン・オーナー(ラウル・ボヴァ)に
恋心を抱くのだが
おいおい、彼はどう見ても・・・という展開に。
だが、セレーナはめげなかった。
偶然、ある建築公募を見つけて
応募するのだが――?!
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あはは!これは楽しい。
愉快&爽快なイタリアンコメディです。
海外で活躍し、エリート街道まっしぐらだった
建築家のセレーナが
しかし、ローマに帰ったことで人生が一転してしまう――!という展開。
まずイタリアって仕事ないのね(苦笑)
で、女だというだけで
建築業界では仕事の面接も、公募も門前払い。
ホントにこんなに男尊女卑なの?って驚きますけれど
セレーナにはモデルがいるそうで
実際、こういう状況らしいですね。
さらにセレーナ自身もかなり天然で
好きになった男がわかりやすーくゲイなのに
全然気づかずにアプローチするとか
空回りまくって、ツイてない(苦笑)
でも、彼女はどこまでも
がんばる女子であり、気持ちのいい働きマンなんです。
そして、男社会の状況を逆手に取って
セレーナがある“秘策”を取ることで
映画はドタバタ展開になっていく。
マジにおかしく、爽快で
絶対にセレーナを応援したくなると思います。
軽快なポップミュージックで展開を盛り上げたり、
構造はベタなんだけど
気持ちがいいんですよね。
ただ、あまりにストレートすぎて、こちらが裏を読みすぎ、
笑いがフライング気味になることもありましたが(笑)
登場人物にかなーり感情移入できるので
エンディングに彼らのオフショットが写るだけで
「よかった、よかった」とかホロリときちゃいました。
ちなみに
映画に象徴的に登場する
スパークリングワインはフランチャコルタの96年でした。
★3/5(土)から新宿ピカデリーほか全国で公開。
「これが私の人生設計」公式サイト