三谷作品、ずっとファンなんですけど
すいません・・・・・・(泣)

「ギャラクシー街道」37点★★☆


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西暦2265年。
地球とスペースコロニーを結ぶ
幹線道路「ギャラクシー街道」。



かつては賑わったものの
いまは閑散としている街道沿いに
店長のノア(香取慎吾)


ハンバーガーショップがある。

店員ハナ(大竹しのぶ)をはじめ、
訪れる客達も、個性豊か。
さてさて今日はどんなお客がやってくるのか――?


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三谷幸喜監督によるスペース・ロマンチック・コメディ。



実にかわいらしい映画。
そう、そうかわいらしいんです。

かつては賑わったものの
いまはさびれた街道……という舞台設定は
なんとなく
宇宙版「カーズ」(06年)を思い描いていただければ
いいと思います。


そんな街道沿いにあるハンバーガーショップの
アメリカンダイナーっぽいセンスは雰囲気満点。

「奥さまは魔女」のオープニングふうの
アニメーションもキュート。

と、アートセンスは抜群なんですが
まず主人公のノア氏のキャラが微妙(笑)。

スカッとわかりやすい感じでなく
可愛い奥さん(綾瀬はるか)がいるのに
ハッピーハッピーでもなく
なんだか終始どよんと、覇気がないんだよなー(笑)

まあ「人生に悩んでいる」状態

あえての複雑さなのかもしれないけど。

さらにネタの多くが
宇宙人たちの変わった個性に由来するものだったり
CGが可能にするものだったりするのも
シンプルすぎた。

そのなかで
小栗旬氏演じるスペース警備隊のエピソードには
けっこう笑いました。

まあ
たまには、こういう夜もありますね。


★10/24(土)から全国で公開。
「ギャラクシー街道」公式サイト