ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

しあわせの雨傘

2011-01-08 16:09:20 | さ行
最近、カトリーヌ・ドヌーヴ
活き活きとしてますねえ。
セサミンでも飲んでるのか?


「しあわせの雨傘」57点★★☆


1970年代。

スザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は
お金持ちのブルジョワ主婦。

優雅だが退屈な毎日を過ごし
娘にも「飾り壺」なんていわれてしまう。

そんななか夫の経営する雨傘工場で
ストライキが勃発。


夫に代わって労働組合と
交渉することになったスザンヌは……?!


フランソワ・オゾン監督、
「Ricky リッキー」とは打って変わって
軽~く遊んだという印象。


話としては
普通の昼ドラふうで
さほど特徴もないけれど

元ネタも軽い笑いを楽しむ
コメディ舞台劇だそうで
なんか納得でした。


ただ1970年代の雰囲気や
グッドセンスな衣装などはさすが。


雨傘つながりにしたところといい
カトリーヌ・ドヌーヴ主演
「シェルブールの雨傘」(1964年公開)への
オマージュがあったり

ドヌーヴと
さらにジェラール・ドパルデューまでを
自在に操作して楽しんだ、ということでしょう。

最近、ほぼ年に1作ペースで
着々と制作してるオゾン監督。
(「Le Refuge」(2010年)という日本未公開作もある)

たまにはこういう息抜きも
いいんじゃないんでしょうか。

まあ番長は「Ricky」のほうが
俄然好きですけどね~。


そうそう
ドヌーヴ「徹子の部屋」に出たんですね。
見逃しましたが
「大福」好きなんですって?
いいですねえ~福福してて。


★1/8からTOHOシネマズシャンテほかで公開中。

「しあわせの雨傘」公式サイト
コメント (2)
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