布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

房総500選から、ちば文化遺産へ

2007-07-03 | 歴史
石見銀山跡が世界遺産に登録されたのもかかわらず、日本を象徴する富士山がゴミ問題で未だ、世界遺産となっていない。この世界遺産ブームにあやかろう(?)と今年の6月頃から出てきたのが、千葉県のちば文化遺産100の選出問題だ。もちろん、布施の弁天様は、千葉県の人口500万突破記念として設けられた房総の魅力500選(昭和63年1月)には選出されている。本堂の前の白木蓮の脇にこの碑(写真)はあるが、この時は、布施弁天は、まだ、柏市指定の有形文化財だった。今は、布施弁天の本堂、楼門、鐘楼は千葉県の指定文化財となっている。
さて、ご存知かとは存じますが、現在、千葉県内には700件以上の国・県指定文化財が存在しています。そこに、平成16年度の文化財保護法の改正に伴って「文化的景観」が新たな文化財に加えられたので、指定文化財とこの「文化的景観」と結びつけることで、なにか幅広い活用を考えることが可能となった。そこで、その活用の一つとして、県民からの投票を受け、まず、「ちば遺産」と「ちば文化的景観」を選出する。そして、選定された「ちば遺産」と「ちば文化的景観」を自然環境や歴史的に説明し、各地域のアイデンティティの醸成や、地域の人々が地元の「ちば遺産」「ちば文化的景観」に誇りを持たせ、積極的に保存・活用を図っていくというのが、この100の選定のねらいのようです。
問題は、この100を選ぶ際の候補の基準である。選定候補は、主に(国・県・市町村)指定文化財及び県内美術館・博物館等が保有する資料の中から、文化的景観、伝統文化(民俗文化財、無形文化財)、文化遺産(有形文化財・史跡・名勝)、自然遺産(天然記念物)というように各分野別にまず分けるそうです。
そのために、各地域の自然環境や歴史性を明確に示しているものを中心に千葉県文化財課で選定候補資料の原案を作成し、これをベースとして、市町村教育委員会及び各地の文化財保護・活用団体の推薦を受けたものを加えて選定候補とするそうです。
しかし、県内の地域の偏りをなくすために、県内を各ブロックに分けるそうです。下総北西部利根・江戸川流域、手賀沼沿岸地域(野田・流山・我孫子・松戸柏市)→「利根川・江戸川と水運のゾーン」等々と。
選定候補については、千葉県教育委員会ホームページ上で公開し、投票を受け付けます。県民の投票結果をふまえながら、選定するそうです。 
特に興味をひいた選定候補の推薦基準として、見学が可能で、地域おこしのための行事などで活用しやすいものを、優先的に配慮するようです。
さて、わが、布施弁天界隈では、ちば文化遺産100選に入ってもらいたいのは、布施の弁天様と江戸時代からの伝統ある八朔相撲、そしてチューリップやひまわりで有名なあけぼの山農業公園ですね。こらが、立候補し、そして千葉県から候補に選出されれば、私は、無条件にそれぞれに1票を必ず入れます。本気で、この布施弁天界隈に、ちば文化遺産なるものが3つも、あればいいなーと率直に思います。さて、今後どうなるか、行方を見守ってゆきたいと思いますが、それには、やらなければならないことがあります。富士山と同じ轍を踏まないために、この界隈でのゴミの投げ捨てや置き忘れを無くし、更には公衆便所の落書き防止や綺麗に使うマナーの徹底等々が急がれますね。ゴミ拾いなら、今日からでも出来ますので、自分の歩くところはやってみます。
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