布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

相馬霊場88ケ所順路手引図より

2006-11-03 | 歴史
自分が住んでいる千葉県は柏市が明治時代初期まで相馬郡に属していたのですね。ごたぶんに漏れず、この相馬郡にも四国や秩父、坂東等のように霊場巡りが出来たのは、1773年(安永2年)だそうです。開祖は取手の呉服商伊勢屋源六こと観覚光音大禅師だそうです。源六は、四国に赴き分霊してもらい、取手を中心に相馬霊場を開いたようです。柏には4ケ所霊場がありますが、地元の古谷(東海寺が1705年まであったところ)では、後生安楽を願って戦前までは大師講を4月頃行っていたそうです。回る順序は1番所は取手の長禅寺境内にありますが、ここらの人は85番所の円性寺→26番所南龍寺→67番所薬師堂(布施弁天下にあり写真のとおり)→68番所布施弁天→そして布施の七里ケ渡しから船で、戸頭の34番所の薬師堂へと1泊2日で回ったそうです。最後が今は我孫子の84番所の宝蔵寺(中央学院大学の入り口前)で終わったみたい。この布施地域から始まる相馬霊場巡りを今復活しようとしている人が地元におりますが、茨城県地区や柏の南相馬郡だった人たちは、今で行っているようです。
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