布施弁天界隈の自然と歴史情報

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白樺派カレーって!

2007-03-04 | その他
3月3日(土)~4日(日)に我孫子市生涯学習センター(アビスタ)で行われている市
民活動フェアinあびこに行き、我孫子市史研究センターが展示している「古代相馬郡の中心・湖北」を見てきましたが、今回は、白樺派カレーを中心について書きます。
我孫子市は昔から文化活動(文化は官では作れない!)が盛んな街であるせいか、春間近な土曜日というのに、多数の市民が訪れ、熱心に出展者達と交流しており、自らの手による街づくりへの意欲を感じとれます。この辺のどっかの市と違って、行政頼りの市民活動なんかで、協働だなんていってはしゃいでいない。
その一例として我孫子に文学カレーを作る会の副会長の石戸氏の「白樺派のカレー再現秘話」の講演、おもしろかったですよ。確かに石戸氏は柏市に住んでいますが、柏市では文学カレーなんて思いつく市民はいないでしょう。裏かしとストリートミュージシャン等々もいいでしょうが、文化の香りもいいですね。話を講演に戻すと、大正時代、民芸運動の創始者の柳宋悦の奥さんの兼子氏(声楽家)が初めて作り、自宅で志賀直哉や武者小路実篤に振る舞った幻のカレー(みそ入りカレー)の復活までの6年間を手賀沼文化圏の話を織り交ぜての2時間の講演でした。同会長の吉澤氏の「カレーを食べて、白樺派文人の作品に思いを巡らせたい」という発想自体がユニークですが、それを結実させるのですから、すごいパワーですね。しかも、復活した、このカレーを実際に3日と4日の午前11時から午後1時まで、アビスタのぷらっとで、先着100名まで500円で食べることが出来るのです。残念ながら、この日(3日)、自分は食べれることが出来ず、この舌での報告はできませんが、聞くところによると当時の調理法は不明なものの当時のカレー粉は使ったそうです。
さて、本来の目的であった「古代相馬郡の中心・湖北」についても一言。正倉院資料のレプリカと新木東台遺跡出土墨土器等のレプリカ等々の展示により、我孫子市日秀に「相馬郡が」(昔の役所)が在り、於賦駅も在ったことを立証しようとしていました。でも、それは、確定ではなく、そうした考え方もあるということを提示しているのだと、同センターの事務局長は謙虚におっしゃっていましたのが、実に印象的でした。
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