かって、昭和30年代は、映画が庶民の娯楽の代表だったので、柏においても洋画の富士館と邦画の柏館が隆盛を極めていた。正月などには行列ができたほどだったし、子供ながら、いっちょうらいの服を着て見にいっていたものでした。もちろん、私は邦画派。総天然色とサユリストの全盛時代で、映画館の俳優のブロマイドが貼ってある掲示板の前にかじりついたものでした。
まだ見ぬ何かを、映画館は、映画は、庶民に、そして、私に与えてくれていたのです。夢を見させてくれていたともいえます。その後、映画の栄枯盛衰の中で、柏は一時、映画館無風地帯になったのですが、やっと、駅前等にできたと思ったら、また、松竹はじめ、次々と駅周辺から撤退して行くのです。もちろん、まわりに、MOVIXやおおたかの森の映画館ができたことにもよるでしょうがね。
でも、中心街から映画館がなくなるというのは寂しいものです。柏館と富士館がなくなった時もそうでした。ところが、最近、さらに追い打ちをかけるように柏ステーションシアターのシアター3で映画でなく、生の落語をするのだという。映画ファンは、これを、どうみればよいのでしょうか。受け止めればよいのでしょうか。1992年に開館してから、もう15年以上たっているから、しかたないのでしょうかね。それとも新しい文化の転換期と見るべきなのでしょうか?
主催者はこの『第一回柏ステーション寄席』は、地元の方への文化娯楽貢献の一助になればとの趣旨から、生の落語を気軽に聞いて頂きたいとの一念から開催するということですが、私は、それを額面通りには受け取れないのです。
また、また、中心街から映画館がなくなっていく前触れのように思えてしまうのです。確かに自分も柏ステーションシアターへ行かなくなってから、随分と日が経つ。なぜだろうと思うと、ついでがなくなった。そごうへは、全くいかなくなった。高島屋さえ、ほとんどいかない。出来たばかりのニューステモのほうへは、まだ、たまに行くのにね。だから、わざわざ映画館へ、柏ステーションシアターへ寄らなくなった。MOVIX等のほうが、ついでがある。遊べる、時間がつぶせるのです。
だから、私もここで、なにも言えるくちではないのですがね。私が、どう、考えても、どうにもならないことだが、ただ、ただ、さびしいとしか言いようがないことだけは書かせてもらいます。
では、早速、千葉県出身の落語家等による7月7日、1日限りの「古典落語」を披露する『第一回柏ステーション寄席』の公演の概要を紹介します。もし、成功すれば、第2弾、第3弾を用意するそうですがーー。
開催日時 2009年7月7日(火)
正午開演 終演午後2時10分
開催場所 柏ステーションシアター シアター3
※所在地:柏市末広町1-1柏高島屋ステーションモールS館1F
出演者 ☆古今亭 菊之丞(真打ち・市川市出身)
☆月の家 鏡太(二つ目・松戸市出身)
☆柳家 小んぶ(津田沼出身)
☆入船亭 遊一(扇門の門下生で二つ目)
☆林屋 楽一(紙切芸)
入場料 電話予約の方、2000円
当日券:2500円(税込・全席自由)
定 員 200名
予約・問い合せ 電話 04-7148-4853 (11:00~19:00)
最後に、6月15日(月)は、千葉県民の日です。この日は、『特別ファン感謝デー』として、すべての作品が、一般…¥1000、幼児/学生/シニア…¥800となるそうです。
まだ見ぬ何かを、映画館は、映画は、庶民に、そして、私に与えてくれていたのです。夢を見させてくれていたともいえます。その後、映画の栄枯盛衰の中で、柏は一時、映画館無風地帯になったのですが、やっと、駅前等にできたと思ったら、また、松竹はじめ、次々と駅周辺から撤退して行くのです。もちろん、まわりに、MOVIXやおおたかの森の映画館ができたことにもよるでしょうがね。
でも、中心街から映画館がなくなるというのは寂しいものです。柏館と富士館がなくなった時もそうでした。ところが、最近、さらに追い打ちをかけるように柏ステーションシアターのシアター3で映画でなく、生の落語をするのだという。映画ファンは、これを、どうみればよいのでしょうか。受け止めればよいのでしょうか。1992年に開館してから、もう15年以上たっているから、しかたないのでしょうかね。それとも新しい文化の転換期と見るべきなのでしょうか?
主催者はこの『第一回柏ステーション寄席』は、地元の方への文化娯楽貢献の一助になればとの趣旨から、生の落語を気軽に聞いて頂きたいとの一念から開催するということですが、私は、それを額面通りには受け取れないのです。
また、また、中心街から映画館がなくなっていく前触れのように思えてしまうのです。確かに自分も柏ステーションシアターへ行かなくなってから、随分と日が経つ。なぜだろうと思うと、ついでがなくなった。そごうへは、全くいかなくなった。高島屋さえ、ほとんどいかない。出来たばかりのニューステモのほうへは、まだ、たまに行くのにね。だから、わざわざ映画館へ、柏ステーションシアターへ寄らなくなった。MOVIX等のほうが、ついでがある。遊べる、時間がつぶせるのです。
だから、私もここで、なにも言えるくちではないのですがね。私が、どう、考えても、どうにもならないことだが、ただ、ただ、さびしいとしか言いようがないことだけは書かせてもらいます。
では、早速、千葉県出身の落語家等による7月7日、1日限りの「古典落語」を披露する『第一回柏ステーション寄席』の公演の概要を紹介します。もし、成功すれば、第2弾、第3弾を用意するそうですがーー。
開催日時 2009年7月7日(火)
正午開演 終演午後2時10分
開催場所 柏ステーションシアター シアター3
※所在地:柏市末広町1-1柏高島屋ステーションモールS館1F
出演者 ☆古今亭 菊之丞(真打ち・市川市出身)
☆月の家 鏡太(二つ目・松戸市出身)
☆柳家 小んぶ(津田沼出身)
☆入船亭 遊一(扇門の門下生で二つ目)
☆林屋 楽一(紙切芸)
入場料 電話予約の方、2000円
当日券:2500円(税込・全席自由)
定 員 200名
予約・問い合せ 電話 04-7148-4853 (11:00~19:00)
最後に、6月15日(月)は、千葉県民の日です。この日は、『特別ファン感謝デー』として、すべての作品が、一般…¥1000、幼児/学生/シニア…¥800となるそうです。