布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

戦国時代ブーム、仏像ブームの次は??

2009-06-08 | 歴史
2005年の唐招提寺展に約40万人、2006年の仏像展に約34万人、そして、昨年の2008年の国宝薬師寺展には、約79万人。そして、今回の国宝阿修羅展には90万人を超える人が東京国立博物館に出向いている。これを仏像ブームと言わずして何というか。最近までは、若い女性を中心とした戦国時代ブームだったのに。
若い人たちが、日本というより、いや日本人としての自分のアイデンティティ( identity )を無意識のうちに探し求めているとしか、私には思えないのですが。戦国、仏像ブームの根底にながれているものは何か。たとえば仏像は、仏教をつたえるためのキャラクターだから、その先の仏教に思いをよせないと、アイデンティティを探す旅は深まらないと思うのですが。この辺が、今後の静かなブームになる??
そこで、今回は、この仏の教えを、一般の人にわかりやすい言葉で、優しく教えている人の講演会があるというので紹介してみます。
本名、増原良彦氏のペンネームが、宗教評論家ひろさちやとは。因みに、このペンネームの由来は、ギリシア語で愛するを意味するPhilo(フィロ)と、サンスクリット語で真理を意味するsatiya(サティヤ)の造語とのこと。しかも、氏が柏市に住んでいると聞いたことがあるが、まさか市内旭町にある気象大学校の教授を20年間していたとはーーー。全く知らなかったが、気象大学校のほうは、とうの昔の1985年に退職している。
氏は、平易な言葉やマンガ等を活用して、一般人向けに仏教に関する入門書を執筆し、多くの人々に仏教を身近なものに感じさせた。私も、仏教について知らないことをわかりやすく説明されているので、何冊か、手にした記憶がある。
氏は、「ひろさちやの親鸞を読む」という本の中で、「自身は浄土宗の檀家の家に生まれたこともあって、人間的には法然にいちばん親しみを覚えます。」といっている。だから、今回、浄土真宗東葛仏教会の主催で開催される「仏さまのものさし」という講演会をするんですよね。でも、念のため、氏が主宰している「まんだらの会」は、超宗派の仏教徒の集まりとのことのようです。
では、早速、以下にアミュゼ柏で開催される講演会の概要を紹介します。
開催日時    2009年6月27日(土)開場14:00 開演14:30
開催場所    アミュゼ柏 プラザ(1階)
           ※所在地: 柏市柏6丁目2-22(柏駅東口徒歩7分)
演  題     公開仏教文化講演会「仏さまのものさし」
講  師     ひろ さちや 氏(宗教評論家)
対  象     どなたでも
定  員     先着150名
費  用     無料
主  催     浄土真宗東葛仏教会
後  援     東本願寺真宗会館 築地本願寺
申し込み    前申込不要。直接会場へお越しください。
問い合せ    雲妙寺(流山市) TEL:04-7152-6178
          源正寺(流山市) TEL:04-7158-4088
          西方寺(柏市)  TEL:04-7163-0517
          浄真寺(柏市)  TEL:04-7173-0033
          正満寺(柏市)  TEL:04-7143-4255
          満徳寺(柏市)  TEL:04-7146-7676
          明浄寺(野田市) TEL:04-7122-2304
          真栄寺(我孫子市)TEL:04-7188-9202
最後に、簡単な講師のプロフィールを。
1936年大阪生まれ。宗教思想家。東京大学文学部印度哲学科卒業、同大学博士課程修了。気象大学校教授、大正大学客員教授を歴任。現在、「まんだらの会」会長。仏教を中心とした宗教の真髄を鋭くかつわかりやすく語り、多くのファンに支持されている。著書は「仏教初歩」(すずき出版)、「まんだら人生 上・下」(新潮文庫)、「ひろさちやの般若心経88講」(新潮社)、「仏教の歴史」(全10巻=春秋社)、「愛の研究」(新潮社)、「ポケット般若心経」(講談社)など多数で、著書は400冊を超える。
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