布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

予科練記念館、亀城公園等の散策

2009-04-23 | その他
目に青葉 山ほととぎす 初かつお の本格的な季節をむかえようとしています。この新緑の候、お隣の茨城県の霞ケ浦の自然と土浦の歴史をもとめ、散策してみませんか。主催は柏市歩こう会です。この散策のメインとなる2つの施設を紹介してみます。
まず、かつての土浦城の本丸と二の丸の一部を整備した公園が、亀城公園で、土浦市の一つのシンボルといえます。その城の歴史は古く、室町時代の永享年間(1429年~1440年)の築城とされています。その後、江戸時代に段階的に増改築され、幅の広い二重の堀で守る平城としての形を整えていくのである。この城には天守はなかったが、太鼓櫓門が現存し、東西二か所の櫓が復元されている。堀に囲まれた城の姿が水に浮かぶ亀に見えたことから、別名「亀城」と呼ばれ、茨城県指定史跡となっています。
江戸時代、関東に入った徳川家康は、土浦を次男で結城氏に養子入りした結城秀康領とし、土浦城を領内の支城とする。その後、貞享4年(1676年)土屋政直が6万5千石で土浦城主として入封し、三度の加増を受けてついに9万5千石となる。常陸国では水戸藩に次いで大きな領地を支配し、以後土屋氏11代が、明治維新までの約200年間を世襲したのである。
この公園内には、広場や小動物園、プール、県指定天然記念物のシイの木などがあるが、なんといっても、公園内に植えられているソメイヨシノ、約650本をめでる桜祭りは圧巻である。しかし、この散策時には散っており、残念ですね。 
その桜から連想するのが、もう一つのメインの予科練記念館ですね。「若い血潮の予科練の」と、若鷲の歌で知られている土浦海軍航空隊。終戦を迎える昭和20年まで、日本海軍少年航空兵養成の中核的施設で、予科練卒業生は、全国で約24,000人で、18,564人が、先の太平洋戦争で戦死しました。この予科練出身者により昭和43年に、当予科練記念館「雄翔館」が建てられたのです。この記念館には、約1,700点の遺品がおさめられており、日本の昭和史を伝える貴重な記念館といえます。
では、この散策の概要を以下に紹介します。
開催月日    2009年5月10日(日)※小雨決行
集合時間    8:00(時間厳守)
集合場所    JR柏駅中央改札口前
コース      <歩行距離13㎞>
          柏駅~土浦駅(下車)~予科練記念館~霞ヶ浦総合公園(昼食)
          ~桜川、関東ふれあいの道~亀城公園~まちかど蔵
          ~土浦駅(解散)~柏駅
対  象     どなたでも
費  用     一般参加者300円 小学生以下無料 (障害保険料込み)
交通費     柏駅~土浦駅  650円
持ち物     弁当、飲み物、他
主  催     柏市歩こう会
申し込み    当日、費用を持参して、集合場所へ。事前の申し込みは不用。
問い合せ    川上幸雄 TEL: 04-7143-2497
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