プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

経済力1位、2位の国は、貧困率も1位、2位―米国型不平等放置社会の到来

2006-12-09 20:17:49 | 政治経済
国内総生産(GDP)世界1位、2位のアメリカ、日本が経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で(相対的)貧困率も世界1位、2位と聞けば多くの人は一体何で?となるであろう。今年の7月にOECDが公表した「対日経済審査報告書」には、この驚くべきデータが示されている。これは、生産年齢人口(18歳から65歳以下)を対象に、税金や社会保障の負担などを引いた後の自由に使える所得である「可処分所得」について分析した結果、同所得分布の中央値の半分以下の所得しかない人口の割合(相対的貧困率)は、1位のアメリカが13・7%、続いて日本が13・5%であった(3位はアイルランドで11・9%)。 . . . 本文を読む