南米ベネズエラの大統領選挙は3日投開票され、現職のチャベス大統領(52)が大差で三選を果たした。ラテンアメリカでは、10月末からブラジル、ニカラグア、エクアドルの大統領選挙で、米国流の新自由主義の押し付けと内政干渉に抗し、自主的な経済政策、社会開発をめざす政治勢力が連続的に勝利している。チャベス大統領の勝利はこうした自主的な流れをさらに強めるものと予想される(「しんぶん赤旗」2006年12月5日)。
ラテンアメリカの選挙での新自由主義とのたたかいは、日本と似た側面がある。米国の影響の強い経済界やマスメディアやの包囲をどう打ち破るかは日本と共通している。チャベス氏は最近、社会変革の目標として、「21世紀の社会主義」を議論しようとも提起している。先進資本主義諸国では、多国籍企業本位の新自由主義が跋扈し革新勢力が押され気味のなかで、長い間「米国の裏庭」と呼ばれてきた中南米の社会変革のうねりはおおいに注目されるところである。 . . . 本文を読む
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