フィリピン人女性をレイプしたとして起訴されていた米海兵隊ダニエル・スミス被告(21)にフィリピンのマカティ裁判所は四日、禁錮40年の有罪判決を言い渡した。フィリピン国内での米兵の犯罪で有罪判決が出されたのは、上院が1999年に「訪問米軍の地位に関する協定(the Visiting Forces Agreement:VFA)」を批准して以来、初めてである。今回の判決の背景には、事件をきっかけに、米国との軍事協定のもとでの「主権とは何か」をめぐる国民的な論議の高まりがある(「しんぶん赤旗」2006年12月6日)。1992年にスビック(SUBIC BAY NAVAL BASE)、クラーク(CLARK AIR BASE)2大米軍基地を全面撤去させたようにフィリピン人は主権意識が高い。日本人が見習いたいところである。
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