山田洋次監督作品『武士の一分』を観た。「武士の一分」とは、侍が命をかけて守らねばならない名誉や面目をいう。
人には命をかけても守らねばならない一分(いちぶん)がある。譲れないものが何であるかは人によってさまざまだろう。藩主の毒見のために盲目となり、職を失いそうになった、愛する夫・三村新之丞(木村拓哉)のため、口添えを得ようとした、愛妻・加世(檀れい)は、藩番頭・島田藤弥(坂東三津五郎)の罠にはまり、身を捧げてしまう。素朴だが、こころ豊かで幸福な日々の生活。その「譲れないもの」を権力者によって無慈悲に奪われたとき、妻は夫のために身を捧げ、夫は妻のために”一分”をかけて自らの命を賭けるのだった。
現代日本の大企業や公務職場にも、「労働者の一分」をかけてたたかう人々がいる。
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