奥田―小泉・竹中ラインによる「構造改革」の推進に味をしめた御手洗・日本経団連会長の好き勝手な横暴が目だっている。「朝日新聞」(2006年12月12日)によれば、来年1月1日に発表する御手洗ビジョンは「希望の国、日本」と名づけられ、法人税減税と消費税率の引き上げを柱とする税制改正や「労働ビッグバン」といった経済的なテーマだけでなく、憲法改正、愛国教育なども盛り込まれているという。「希望の国、日本」は明らかに安倍の「美しい国へ」を意識したもので、安倍政権を下僕として使いながら財界の思い通りの政策を国家権力を通じて実現しようとする意図を示すものだ。このままでは中流以下国民の総貧困化と多国籍企業とその一部関係者だけがひとりこの世の春を謳歌する社会となることが必至である。そして、多国籍企業の権益を守るために、貧乏人の子どもはやがて“自発的”に軍隊にいくほかないのだ。 . . . 本文を読む
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