ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

オランダ・ベルギーの旅 ~ ブルージュ(その2)

2013年05月12日 | 海外旅行
中世の街並みを残すブルージュ。この日の夜は、インターネットで調べておいたビアカフェに出かけました。石畳の道には、車より馬車の方がが似合いますね。


ここがその店、"Cafe Rose Red"


どんな感じの店なんだろうとワクワクしながら・・・・・。


静かで落ち着いた雰囲気の店内。壁や天井に赤いバラの花が飾ってありました。


この店の4種類の生ビールを味わえるBeer Tastingセット
妻は、例によってフレッシュオレンジジュースを・・・・・。


酒肴として頼んだのは、ドライトマトのオリーブオイル漬、脂が独特の風味を醸すサラミとパテの3種。どれも食べたことのない味。ビールによく合って美味しかったです(ちなみにこの店、食事はできません)。


続いて、トラピストビールとして名高いChimayのレッドを注文。こんな風にグラスに注いでくれます。見ているだけでも、旨さ50%アップです (^-^)ゞ


味わいは、香り高く華やか。アルコール度数は7.0%とやや高め。Chimayは、このほかにブルーとホワイトがあります。


こちらは、Troubadour Magma。アンバー系でコクのあるビールでした。アルコール度数9.0%とかなり高め。


宵闇せまる頃、Rose Redを出て再びマルクト広場へ。ビール・カフェを堪能した後は、妻の希望を叶える番です(笑) ワッフルのある店を探しました。


テラス席はほぼ満席でしたが、店内は私たちだけの貸し切り。壁一面に絵が飾られていました。


イチゴとアイスクリームのワッフル。


ここでも私は、ビールを注文。特に選んだわけではないのですが、出されたのはZot。ブルージュ唯一の醸造所、DeHalveMaan(「半月」という意味)で作られている地ビールです。


昼間の旧市街散策で、この醸造所の傍を通ったのを思い出しました (^-^)ゞ
この三日月が、DeHalveMaan醸造所のシンボルマーク。


ホテル近くのスーパーの棚にもZotがいっぱい。さすがに、地元のビールです。



さて、翌朝は早起きして周辺を歩いてみました。石畳の道を、通勤や通学のバイクや自転車が、颯爽と走っていきます。きっと、ブルージュの普通の朝の風景なんでしょうね。


昨日は通らなかった道。どこを歩いても絵になる街並みです。


一年中、クリスマス用品を売っている店。


朝のマルクト広場。昨晩とは、様子が全然違います。なんだろう・・・・・???


広場いっぱいにお店が並んで、朝市が行われるようです。


食料品だけではなく、花屋さんも・・・・・・。


行列ができている店もありました。これも、ブルージュの日常風景なんでしょうね。


ハム・ソーセージやチーズの店。本当に美味しそうでした。買って帰れないのが残念。


ワッフル屋台で買った焼きたては、サクサクでモチモチ。やはり、目の前で焼いてくれるワッフルは、ひと味違います。妻、大絶賛のチョコレートワッフルでしたヽ(^o^)丿



ブリュッセルに向かうこの日、中世には毛織物業で繁栄し、今は「花の都」とも呼ばれるゲントに立ち寄りました。城のようにも見える聖ヤコブ教会。


ゲント市庁舎は、どっしりと重みのある建物。


13~15世紀に建てられた聖ニコラス教会。スヘルデ川流域に特徴的なスヘルデ・ゴシック建築の最高傑作と言われています。


ゲントの街の象徴である鐘楼と繊維ホール。鐘楼からカリヨン(単なる鐘ではなく、鐘楼に設置される演奏用の楽器)の美しい音が鳴り響きます。


繊維ホール横の建物。劇場・・・・だったかな? 3階窓の上に描かれた壁画がきれいでした。


15世紀フランドル絵画の最高傑作と言われる『神秘の子羊』を所蔵する聖バーフ大聖堂。建物の中もすごくきれいだったのですが、残念ながら撮影禁止でした (^-^)ゞ


教会の裏手には、『神秘の子羊』を描いたファン・アイク兄弟の像が建てられています。


何故こう呼ばれるのか分かりませんが、この建物、魔王ゲラルド城と言うそうです。


ブルージュ、ゲントの旅日記終了です。次は、ようやくベルギーの首都ブリュッセルに到着します(笑)

人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オランダ・ベルギーの旅 ~ ブルージュ(その1)

2013年05月11日 | 海外旅行
アントワープを後にして、次に向かったのはブルージュ。ガイドブックで「中世のまま時が止まった、天井のない博物館」と紹介されているほど、古い歴史を感じさせる街で、中欧(チェコ)のチェスキー・クルムロフを思い出させます。「水の都」とも呼ばれ、歴史的景観を残す旧市街は世界遺産にも登録されています。
散策の起点はマルクト広場。旧市街の中心部にあり、四方を趣深い建物に囲まれて、とってもいい雰囲気です。


ひときわ高くそびえる鐘楼は街のシンボル。1300年ごろに立てられたものだそうです


観光客が行き交うマルクト広場。




カフェテラスがずらりと並んでいました。


ちょうどお昼時だったので、散策の前にそのうちの一軒でランチを・・・・・。


店内では、まだ暖炉に火が灯されていました。


サラダと前菜のテリーヌ。


ベルギーに来たからには、やはり一度は食べたいムール貝。トマトソースと白ワイン蒸しの2種類をいただきました。


ヴァイツェンらしい香りのJupiler白(小麦麦芽)とコクと旨みのLeffe ダーク。


デザートのチョコレートケーキ。


ランチの後は旧市街の散策です。十字軍の第2次遠征の際、エルサレムから持ち帰ったとされるキリストの聖血が奉納される聖血礼拝堂。


歴史的人物の彫像がひときわ目を惹く市庁舎。右は聖母教会だったような気が・・・・・。


ブルージュは「北のヴェネツィア」とも呼ばれる水の都。


旧市街の中心部を流れる運河にかかる多くの石橋も見どころのひとつ。




レンガ造りの丸い塔が可愛らしい建物。これが何だったかは、忘れました (^-^)ゞ


枝々を繋いだ街路樹。新緑の季節になれば緑の壁のような風景になるんでしょうか???


ユネスコ世界遺産にも登録されたベギン会修道院。


チョコレート好きの妻が、ブルージュで一番楽しみにしていたSukerbuyc。


手作りチョコレートの数々・・・・・。


この店の向かいにある、De Proeverie。Sukerbuycのお嬢さんがパティシエと結婚して始めたというカフェです。こちらのホットチョコレートも妻が絶賛していました。私はコーヒーを頼みましたが、飲み物にはすべてSukerbuycのチョコが付いてきましたヽ(^o^)丿


オランダ・ベルギー旅日記ブルージュ編は、1回で終わりそうにありません。
写真を整理して、またアップしたいと思います (^-^)ゞ

人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オランダ・ベルギーの旅 ~ アントワープ

2013年05月06日 | 海外旅行
GW中に出かけた芦屋のなんじゃもんじゃ、八幡の藤棚の記事を挟みましたが、今日は、オランダ・ベルギーの旅日記に戻ります (^-^)ゞ

キンデルダイクを後にして、バスはいよいよオランダ・ベルギー国境を通過。最初に訪れたのは、ベルギー第2の都市で、ダイヤモンドの研磨や取引で知られるアントワープ。私たち日本人には、「フランダースの犬」の舞台として馴染みがありますね。
ホテルの目の前にはアントワープ中央駅。お城のような趣の荘厳な建物が、夕日を浴びて輝いていました。


チケット売り場や運行表示板などがなければ、駅舎だとは思えないほど、重厚な雰囲気です。


2階のプラットホーム。ホーム全体が大きな屋根で覆われていました。


駅正面の広場には、何故か観覧車が・・・・・。かなりの速度で回るこの観覧車、測ってみると、1分少々で1周していました。

それにしても、古城のようなアントワープ駅には、なんとも似つかわしくないと感じるのは、私だけでしょうか(笑)

この日の夕食は、宿泊したホテルのレストランでいただきました。まずは、サラダから・・・・・。


野菜と鶏肉を一緒に煮込んだベルギー風のクリームシチュー、ワーテルゾーイ。アントワープの南、中世の面影を残す街ゲントに伝わる料理だそうです。


ベルギー最初のビールはSeef。いよいよ、ビールの旨さ、種類の豊富さで名高いベルギービールを初体験ですヽ(^o^)丿


ベルギーは美食の国と言われますが、確かに、前日まで過ごしたオランダの食事とは、見た目、色あいから違っているような気がしました (^-^)ゞ

食事の後は、駅周辺を散策。歴史を感じさせる建物が立ち並んでいます。

明るく見えますが、夜の8時ごろです。アントワープは北緯51度。札幌が北緯43度ですから、かなり北に位置していることに加え、サマータイムで1時間進んでいることもあって、日本の感覚からするとかなり遅くまで明るいんです。

古い石畳の道が、今も幹線道路として使われていました。


夕焼けに映えるアントワープの街並。


通りに面して軒を連ねるビアカフェのテラス席。どの店も、大勢のお客さんで賑わっていました。


その中の一軒、ビア・セントラルへ。
夜になって少々肌寒くなってきたので、店内のテーブルに案内してもらいました。


店内から見たテラス席。


テーブルには、ワインリストならぬ、分厚いビールリストが置いてあり、好みのビールを選んで注文します。ビールの銘柄ごとにグラスが決まっているので、見た目でも楽しめます


まず1杯目は、Duvel。泡がきめ細かく口あたりのよいビールでした。アルコール度数は8.5%と高め。妻は、オレンジジュースを注文。


シーフードサラダを頼んだのですが、出されたのは付けあわせ程度の野菜とスカンピのハーブ炒め。オリーブオイルたっぷり、食感もプリプリで美味しかったです~♪


2杯目のビールは、修道院で造られるトラピストビールのOrval。
ホップの香りがよく、コクがあって好みでした。


色がきれいだったので選んだのは、Timmermansのクリークビール(酸味のあるランビックビールにチェリーを漬け込んで発酵させたもの)。アルコール度数は4.0%と軽め。


翌日は、朝食の前に再びホテル周辺を散策しました。
既に、朝の通勤で混雑が始まっていたオペラ座周辺。


外交官でもあり画家でもあったルーベンスが、自宅兼アトリエとして使った家。


建物の壁を飾る彫刻。


スヘルデ川のほとりに建つステーン城。いかにも西洋の要塞といった感じのお城です。


ステーン城から大通りを渡りマルクト広場を抜けて、ノートルダム大聖堂に向かいます。


正面に、大聖堂が見えてきました。


マルクト広場の正面は市庁舎。広場中央には、アントワープ(語源は「手を投げる」)の伝説の巨人の手を切り落とし川に投げたローマ戦士ブラボーの像。


古い建物に囲まれた広場は、世界中からの観光客でいつも混雑しています。


アントワープのシンボル、ノートルダム大聖堂。


広い聖堂に天窓から光が射し込みます。ステンドグラスも本当にきれい。


ルーベンスの三連祭壇画のひとつ、『キリストの降架』。

もうひとつの三連祭壇画『キリストの昇架』や主祭壇画『聖母被昇天』も、ゆっくり観ることができました。

私にとって、ベルギーでの大きな楽しみのひとつは、いろんなビールを味わうこと。アントワープで迎えたベルギー初日、幸先のよいスタートとなりました (^-^)ゞ

人気ブログランキングへ
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紫のグラデーション ~ 河内藤園

2013年05月05日 | 北九州
書きかけのオランダ・ベルギー旅日記。次の記事は、アントワープのはずなのですが、花のGW、家でじっとしていられず、ついついフットワーク軽く出かけてしまいます。今日は、八幡東区にある河内藤園へ。9時過ぎには着いたのですが、既に大勢の人が藤の花のトンネルを散策中。今が盛りの藤の花のグラデーションに、あちこちでため息が漏れていました (^-^)ゞ 


トンネルの中は、藤の花の甘い香りでいっぱい。


様々な色あいの藤の花が、ファンタジーのような景色を作り上げています。




トンネルを抜けると、最高の青空が広がっていましたヽ(^o^)丿


坂道の途中にある藤の花のドーム。


一番上には広い藤棚。垂れ下がる藤の花を避けながら歩きます。


太い幹から四方に枝が伸びていました。


ぐるぐると渦を巻いている樹も・・・・・。


このあたりは、上の二つの幹(青系と赤系)から伸びた枝の切際部。


上の写真左の山道を少し登ると、藤棚を俯瞰できる場所があります。


上から見ると、思った以上に広いことを実感。


深い木立に囲まれて、山の奥へと続く小道。
この付近、秋は見事な紅葉を見せてくれますが、この時期は新緑がきれいです。


木漏れ日を浴びて、モミジの若葉が鮮やかに輝きます。


モミジから顔を出す、赤い羽根のようなもの。竹とんぼのようにも見えますね。この羽根にはモミジの種が付いていて、風に乗って遠くまで飛んでいけるのだそうです。


登ってきた道とは違う坂道を降りていきます。


行きとは、また違ったグラデーションを楽しめました。


八重咲きの黒龍藤。入り口付近の谷川沿いで藤棚を作っています。


くしゃくしゃっとして、それでいてふっくらとした、なんとも可愛らしい花です。


今年の河内藤園は、今ちょうど見ごろを迎えていますが、もう暫くは大丈夫そうでした。


連休だけあって、美しい藤の花を前に多くのアマチュアカメラマンが、カメラを構えていた河内藤園。ほんの一部の人ですが、そのマナーについて、ちょっと考えさせられることがありました。撮影ポジションを長時間独占する人や、荷物を勝手な場所に置きっぱなしにする人。なかには、立ち入りが禁じられたロープ内に入り、カメラアングル上、邪魔になる立て札を抜いたり、枯れ始めた花をちぎっている人など・・・・・。少しでもいい写真を撮りたい一心なのかもしれませんが、残念なことだと思います。翻って、自分自身も周囲を顧みず勝手気ままな行動に走っていないか、改めて考えてみなければ・・・・・と感じた一日でした (^-^)ゞ
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんじゃもんじゃ ~ 芦屋町 岡湊神社

2013年05月04日 | 北九州
GW後半の初日、毎年この時期に満開を迎える『なんじゃもんじゃ』を見に、芦屋町の岡湊神社に行ってきました。ひとつひとつの花は、白い小さなプロペラのようです。


鳥居越しに見るなんじゃもんじゃ。樹齢50年になるそうです。


真っ白ななんじゃもんじゃには、やはり青空が似合います。


参道沿いにも・・・・・。


明治神宮外苑から岡湊神社に寄贈されたなんじゃもんじゃの木。そもそもは、朝鮮王家から贈られたものだとか。


昨年よりも若木、苗木が増えているような気がしました。


龍の口から流れ出る水で手を清めます。


手水からの眺め。


1800年の歴史を誇る岡湊神社。「岡湊」とは、日本書紀に「崗之水門」の名で記される芦屋の古い呼び方だそうです。


境内、どこを眺めてもこんな景色です。


新緑が眩しい季節になりましたね。


「雪が降り積もったよう」という表現も、あながち大袈裟ではありません。


そんな真っ白な花の間を、クロアゲハがひらひらと・・・・・。


目で追っていると、なんじゃもんじゃの横で咲いていたツツジに舞い降りました。


花の蜜に一心不乱です。


なんじゃもんじゃの白とツツジのピンクがきれいでした。


そろそろツツジの時期も終盤ですね。


なんじゃもんじゃの見ごろはGWいっぱいだと思いますので、とり急ぎ紹介しました。次から、またオランダ・ベルギーの旅に戻ります (^-^)ゞ

人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする