ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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夏井ヶ浜のはまゆう

2016年07月10日 | 北九州
夏場、海水浴客で賑わう芦屋町の夏井ヶ浜に咲く、真っ白な花、浜木綿(はまゆう)。島嶼部を除く九州本土では、ここが自生の北限地とされています。


けがれない純白のはまゆうは、芦屋町のシンボル。この群生地も、人の手が加わらないよう、大事に守られています。


私は昼間しか行ったことがないのでわからないのですが、日が暮れると、強い芳香を漂わせるのだそうです。


例年、7月下旬くらいが見ごろの夏井ヶ浜のはまゆう。今年は少し早く、すでに八分咲きくらいでした。


きれいな環状に、順次、花を咲かせていきます。


「木綿(ゆう)」をコトバンクで検索すると、「楮(こうぞ)の皮を剥いで、その繊維を蒸し、水にさらしたうえ、細かく糸状に裂いたもの」で、古代より神事に用いられてきたそうです。細く白い花びらが「木綿(ゆう)」を思わせることから、浜木綿と呼ばれるようになったのでしょう。


帰りがけ、通りがかりで見つけた道端のひまわり。梅雨の真っただなかですが、ひまわりのあざやかな黄色が、湿った空気感を、少しだけ跳ね返してくれたような気がしました。


不思議な幾何学模様の筒状花。


夏井ヶ浜のはまゆうは、7月から8月にかけての芦屋町の風物詩。くっきりと晴れわたる日なら、真っ白な花が、空の青、海の蒼に映えて、一段ときれいです。

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コメント (2)
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