ルイガノ旅日記

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世界一の大梵鐘 ~ 蓮華院誕生寺奥之院 @ 熊本県玉名市

2012年01月02日 | お出かけ
2011年の大晦日、熊本県玉名市にある蓮華院誕生寺を訪ねました。ここは、世界一の大梵鐘(大釣り鐘)があることで知られており、渾身の力を込めて鐘を撞いては祈りを捧げる様子を、私もテレビでは何度か見たことがあります。くねくねと折れ曲がった道を辿り、円形の心経門をくぐって広い境内に入ります。


心経門を抜けると、奥に五重の御堂、左手に『飛龍の鐘』と呼ばれる大梵鐘が見えてきます。


五重塔は、一階部分が本堂、各階も修行の場として使用する構造になっているため、一般的な五重塔とは異なり、かなり幅広でどっしりした印象。この後、旅館に着いてからパンフレットを読んで知ったのですが、最上階まで上がると、阿蘇、雲仙、有明海の素晴らしい眺望を見ることができるのだそうです。


世界一の大梵鐘は、『抜苦与楽(苦を抜き、楽を与える)、離業得脱(業を離れ、解脱を得せしむる)』の、苦(ク=九)と業(ゴウ=五)から、その直径を九尺五寸と定められたと説明がありました。

高さ4.55m、直径2.8m、重さ37.5t。数字では想像がつきませんが、本当に大きいです
梵鐘上部の丸い装飾、一つ一つがソフトボールくらいの大きさがありそう・・・・・。


全くの偶然ですが、この日はKBCラジオの取材(女性二人が記者です)が行われており、ご住職から『飛龍の鐘』の由来を伺ったほか、梵鐘を撞く迫力のシーンを間近に見ることができましたヽ(^o^)丿


撞木(鐘を撞く棒)は長さ6m、重さは200kgだそうです。お坊さんとそれを補助する6名が綱をもって、数回揺らして勢いをつけた後、全体重を一本の綱に託して一気に梵鐘を撞きます。

誕生寺奥之院HPで、鐘を撞く様子を見ることができます。

奥之院では、朝6時と昼12時の2回梵鐘を撞いてお参りをします。この後、ちょうどお昼のお参りに立ち会うことができ、母と妻、私も1本ずつ綱を渡されて大梵鐘を撞く機会に恵まれました(右は一緒に鐘を撞いてくれたお坊さん)。


鐘を撞かせていただいた後、奥之院に併設された食事処で、母と妻はだご汁を・・・・・・、


私は、南関揚げが載った蕎麦を頂きました。


壁に張ってあった『くまモン』のカレンダー。2011年全国ゆるキャラ・ランキングで1位になりましたね。


私たちが参加できたのは、2011年最後の昼のお勤め。7回も撞かせていただきました。いろいろあった2011年でしたが、幸いにもこの大晦日、いい締めくくりになりました。明けて2012年、今年はいい年であってほしいですね。
コメント (2)
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