独裁者たち

今日の奈良の最高気温は１８度です。まさに春がいっぱいの天候です。
各地からは桜の開花宣言が届いていますが、奈良地方はまだのようです。このまま暖かい天気が続けば、今度の日曜日には花見ができるかもしれません。
今朝、王子まで用事があって車を走らせました。道中の法隆寺の竜田川辺りは、ポカポカ陽気で春を感じさせる風景でした。
さて、今朝の朝日新聞に「イエスマンのみ取締役会１０分」のゴーンショックの特集記事が出ていました。日産自動車の前会長カルロス・ゴーンは、まさに独裁者でした。
これは、かつての日産グループの自動車労連のボスであった塩路一郎を思い出します。「労働貴族」と揶揄された塩路は、日産の人事権も支配していました。
日産は創業家が去って官僚集団化し、塩路やゴーンのような独裁者を生みました。日産はトヨタやホンダと違って、創業家が強烈な文化や価値基準を残せませんでした。
日産だけでなく、独裁者は各国の政治の世界にも存在しています。イエスマンだけで独裁者をガードした政治集団は、民主主義からは遠い位置にあります。イエス・ノウがはっきり言える世界に、一日も早くしたいものです。
さあ、弥生三月もあと僅かとなりました。青の洞門の営業成果は、前年比をクリアできるか微妙なところにあります。一気に春めいた季節のように、ラストスパートです。