青の洞門草紙

家庭料理と酒肴の店「青の洞門」0742-41-9845 17:00~23:00 日曜休み(祝祭日営業)

感染症の歴史

2020-03-11 15:49:41 | Weblog
新型コロナウイルスの拡大が抑まらない今、感染症についての特集が新聞に出ていました。文明の歴史は、感染症との闘いの連続でした。
歴史をさかのぼれば、今知られている感染症の大半は、狩猟採集時代には存在していなかったそうです。感染症が人間の社会に定着するのは、農耕が始まって人口が増加し都市らしいものが成立するようになってからです。
感染症は「撲滅すべき悪」ではなく、目標とするのは「共存」といいます。多くの感染症を抱えている文明とそうでない文明を比べると、人間にとって強いのは前者だそうです。
16世紀にスペイン人によって滅ぼされた、南米インカ帝国がいい例です。インカ文明は、スペイン人が持ち込んだ感染症の免疫を全く持ってなかったため滅んだといいます。
今の新型コロナウイルスは、真の致死率はまだ明らかになっていません。世界中に広がっていく中で弱毒化が進み、長期的には風邪のようなありふれた病気となっていく可能性もあるようです。
著者である長崎大の山本教授によると、新型コロナウイルスは被害よりも「感染が広がっている」情報だけが社会的に大きな影響を与えていると言います。今目指すべきは、被害を最小限に抑えつつ、人類が集団としての免疫を獲得することが第一だそうです。
さて、今年はタケノコが豊作のようです。スーパーにも小ぶりなタケノコが、顔を出し始めています。
青の洞門でも、毎年タケノコ料理は人気があります。煮つけにしたタケノコを、天ぷらにすると味が一段と増します。
値段が安定すると、青の洞門にも日々タケノコ料理が登場します。間もなく「旬」のタケノコ提供まで、今しばらくお待ちください。













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