青の洞門草紙

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幻の宇島鉄道

2010-06-10 16:44:15 | Weblog
青の洞門のある耶馬渓には、昔「耶馬渓鉄道」が走っていました。大分県中津市から耶馬渓の守実温泉郷を結ぶこの鉄道は、トロッコ列車のような小さなもので趣がありました。
高校時代には、耶馬渓のキャンプに「耶馬渓鉄道」を利用しました。夏の暑い中、山国川沿いを走るこの列車は涼しくて快適でした。しかし、この鉄道も廃線となって、今はサイクリングロードに生まれ変わっています。
「耶馬渓鉄道」を調べていて、同じように耶馬渓観光を目的とした「宇島鉄道」(うのしまてつどう)の存在を知りました。福岡県豊前市の日豊線宇島駅から分岐して、大分県との県境付近の耶馬渓駅までを結ぶ鉄道だったようです。
「宇島鉄道」は廃線から60年以上経過しており、線路跡も市街地に飲み込まれ追跡も難しいようです。ただ、線路の盛り土が残った箇所や橋のレンガ積みも一部残っているようで、いつかこの跡地を辿ってみたいと思います。
故郷には、知らないことがたくさん埋もれています。その地を離れてから、色んな発見をします。それは、故郷を想う郷愁からでしょうか。
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