青の洞門草紙

家庭料理と酒肴の店「青の洞門」0742-41-9845 17:00~23:00 日曜休み(祝祭日営業)

博多屋台考

2009-07-27 15:34:46 | Weblog
若い頃、福岡市いわゆる博多に勤務していて、屋台にはよく顔を出しました。屋台はさっと飲んで食べて帰れば、そんなに高くはありませんが、ちょっと長居をすれば結構割高となります。
当時は残業も多く、仕事が終われば必然的に屋台に向かっていました。気軽に這入れる屋台は遅くまでやっており、我々には必須の飲み処でした。
渡辺通りでやっていたおばちゃんの屋台が、行きつけとなっていました。ここのラーメンが旨くて、〆には必ず食べていました。
福岡から転勤する時も、最後の送別会はこの屋台でした。転勤後、おばちゃんが店を閉めたとの噂を聞きました。我々の前で、シンドイを連発していましたから、身体でも壊したのでしょうか。
博多の屋台は市の管理下にあり、水道・電気も市が提供しています。そのため、市には権利金を数百万円納めていると聞いていました。ただ、その権利は相続や継承出来ず、屋台は一代限りとのことでした。
これだと、いづれは博多の街から屋台が消えてしまう運命にあるため、今はその辺がどうなっているかは分かりません。
青の洞門でも、お客さんが出張で博多の屋台に寄ってきた話を聞きます。その時は懐かしく博多の街を想い出します。そして、二年半通ったおばちゃんの屋台も。
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