パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

麻生首相、またも正論

2008-11-27 20:13:13 | Weblog
 パソコントラブルに見舞われると、本当に、ぐったりと疲れてしまうのだが、今回はそれが一入ひどかった。

 一入で、「ひとしお」と読む。麻生首相でなくても読めないな、こりゃ。

 それはともかく,何で,今回「一入」だったのかというと、たとえば、メールの再設定だ。

 これを自分自身で最後までスムースにやれた記憶がないのだが、今回も同様だった。しかし、手順、記入項目はどう調べても間違えていないはず。

 しかし、どうやってもつながらず,やむを得ず終電車で帰宅、翌日、早速OCNのサービスセンターに電話して、これこれこの通りで、とパソコンをいじりながら説明をはじめると、なんと、つながってしまった!

 これはどういうことなのだろう。

 つながってしまった以上は,「どこが悪い」と伝えることもできないわけで、植木等じゃないが、「こんりゃまた失礼しました~」と言って電話を切ろうと思ったら、「もしかしたら回線の具合が悪いのかもしれないので、もし、またおかしくなったらここに電話してください」と番号を教えられた。

 その翌日、またしても突然つながらなくなったので、早速,昨日教えてもらった番号に電話をしたら、「どうもおかしいのです」と言おうと思った瞬間,電話が切れてしまった。やはり、回線の調子が悪いらしい。

 いつもだったら、頭に来ちゃうはずだが,今回は「説明の手間が省けた~」と言うわけで,頭にくることもなく、穏やかな気持ちで担当者の来るのを待った。

 そして、今日の昼過ぎ、修理にやってきて,ビルの大本に当たる部分にノイズ防止のアタッチメントのようなものをつけて帰っていったが、要するにパソコントラブルについては、まさにこのようなことが一事が万事といった感じで立て続けに発生する。

 私は,本当にパソコンと相性が悪いらしい。

 くじ,ギャンブルとも相性が悪いが、それに匹敵する。

 くじ引きの相性の悪さというと、私が大学生のとき、倍率が1.01倍くらいの「夏期体育講座」の受講のためのくじ引きで落ちたことがある。

 1.01倍というのはオーバーじゃない。

 くじ引きは、商店街の大売り出し等でつかう、がらがらと回して、赤玉が出たら当たり、というあれだったが、私の前まで、おそらく100人近くの学生がくじを引いたが、だれも赤玉が出ない。

 なんだか、そろそろオレのところで出そうだな~、もともとくじ運わるいしな~と嫌な予感を抱きながら、ハンドルを回したら、ずばり、赤玉がでてしまった。

 周りの学生、大歓声。その中に、吉永小百合もいまして…というのはウソだけど。

 ともかく、そんなわけで…なんの話をしてたのだったか…そうそう、パソコンと相性が悪いということだ。

 でも,つかわないわけにいかないし、しょうがないのだが。


 麻生首相,今度は、「病人は自己管理が悪いから病気になる」といった趣旨の発言で、また陳謝。

 しかし、これは、先の発言にも増して「正論」じゃないのか。

 病気の中には、明らかに不摂生が原因のものが少なからずある。

 政府が、糖尿病,高血圧などを「生活習慣病」と名付けたのも、メタボリック検診なんてものをはじめたのも、結局はそういう認識が元にあり、しかし、あからさまに言うと反発されるから言わないだけで,それを麻生首相は、○カなもんで、つい正直に言ってしまった…ということだろう。

 「モラルハザード」という言葉があるが,あれはもともと保険業界の専門用語で、保険に入った人が、はいったから安心だとばかりに、不用心な生活を送ることを言うのだそうだ。

 今の日本はその典型だろう。

 たしかに、高度治療を今の日本ほど安く受けられる国は他にないというのは事実だろうが、そのためのモラルハザードで、糖尿病予備軍が異常な数に上り、寝たきり老人の数がアメリカの10倍もいるとも考えられる。

 しかし、そんなことは「関係ねー」とばかり、世を挙げて美食にふけり、おかげで今年は去年よりさらに三ツ星ミシュランレストランの数が増えた。

 そのすべての先頭に立って美食を煽っているのがテレビを筆頭とするマスコミだ。

 いったい、くそマスゴミどもは、どのツラ下げて、麻生発言を非難しようというのか。

 今,健康保険制度が危機に瀕しているのは,滞納者が多いからではなく、人工透析をはじめとする高額治療が加速度的に増えていることが原因であることは夙に,マスコミ自身が報じている通りだ。

 ということは,要するに,被保険者の「モラルハザード」が健康保険制度を危機においやっているのであって、まさに、麻生首相は、時宜を得た、正しい指摘をしたのだが、でも、速攻,謝っちゃったらしい。

 ダメだな~,やっぱし。