パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

激動の一週間

2009-08-08 22:26:11 | Weblog
 いろいろあった一週間…という印象はみんなが持つだろう。

 それも、ひとつひとつが結構ユニーク。

 押尾学が合成麻薬使用の疑いで逮捕というのも、普通だったらどうっていうことのない芸能ネタだろうが、全裸で死んだ女性がからんでいる。

 ノリピー逮捕というのも、最初は夫の逮捕に絶望して失踪かと思われたのが、実は、本人も覚せい剤をやっていて、それで現場から逃げたのが真相とは、ちょっとした推理小説並みの意外な展開にびっくりである。

 しかし、押尾もノリピーも、一応法律で禁止されていることをしたのだろうから、捕まるのはやむを得ないにしても、別に誰に迷惑をかけているわけでもない。

 そういう意味でいうと、趣味の問題でもある。

 もちろん、この「趣味」が習慣性をもち、暴力団の資金源になっているという側面もあるけれど、しかし、罰するというより、むしろ「救い」の対象なんではないのか。

 押尾学もノリピーも、今後の芸能界復帰はまずないだろう。

 これからは、普通の人のように額に汗して働けばいいのだ、と言っても、特にノリピーなんかは、芸能界で生きるべく、生まれてきたような人のような気がするのだ。

 本当に、今の日本は「東アジア特有」の警察国家になってしまっていて、しかも誰もそのことを指摘しない。

 私は煙草をやめちゃったけれど、先日、前を歩いている若いカップルがくわえ煙草で歩いていた。

 いいねいいね、じゃんじゃんやってくれ。

 いい加減、ここ数年の偽善者ぶった清潔な社会に対する反発が起きてもいい頃だ。

 そういう意味で言うと、今週起きた出来事のうち、社会的にもっとも重要な改革である、裁判員制度に期待をかけたい。

 まあ、「市民感覚」が、「路上のくわえ煙草」をどう判断するかは微妙なところではあるけれど。

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿