パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

小麦粉30パーセント値上げなんだそうだが…

2008-02-17 22:13:21 | Weblog
 フリマの店先に並べられていた体重計に乗っかってみた。靴、ジーパン、カバン、それに重いピーコートも着たままだったが、目盛りはほぼ72キロ。2年前は、素っ裸で72キロだった。やったね。

 その後、調べものを探すために近所の公立図書館に行ったら、日曜日なのに閉まっていた。扉を蹴飛ばそうかと思った。なんでこう公立図書館とは縁がないのか。縁があるのはMさんだけか? 半分近く、というのはオーバーでも、多分、三回に一回くらいは閉まっている。日曜日くらいは開いているだろうと思ったのになあ。

 小麦粉が30パーセントも値上がりするんだそうだが、そもそも、国内農家を助けるために政府が買い上げ、だいぶ上乗せして業者に買わせているわけで、それが今回、「逆ざや」になったとか。ということは、国内の小麦粉より外国の小麦粉のほうが値段が高くなったということなのだろうか? 記者会見の農水省次官の口ぶりだと、このままだと逆ざやになるかも、といったニュアンスで、よくわからなかったのだが、いずれにせよ、例えば、国内農家の小麦粉が1万5000円で、外国の小麦粉の値段が1トン1万円とすると、政府は国内農家と同額の1万5000円で業者に売っていたわけだ。つまり1トン当たり5000円の儲けだったわけだ。商行為ではないのだから、儲けというのは語弊があるかもしれないが、要するにそういうことだろう。
 ところが、その外国産小麦が高騰し、国内農家を上回る2万円になってしまった。だから、従来1万5000円だったのを2万円で売ります、つまり、30パーセント値上げです…という話らしい。

 なんだかよくわからない。これまでは、国内の小麦生産農家を保護するために、安い小麦粉に課徴金みたいなものを課して、高くして市場に出していた。まあこれはこれでしょうがないと思うが、ところが、外国産小麦粉が高騰して、国内産より高くなってしまった(そうなのかな? これがまずよくわからないが)。
 だったら、政府のやることは、高い外国産を買って、それを安く業者に売るようにしなければならないのではないのか? 以前は、生産農家を守るためだった。それはそれでわからないでもない。しかし、今回、それが逆転したのだったら、今度は「消費者を守るため」に、政府は動かなければならないのではないか? 

 生産者は守るが、消費者は守らないというのか? なんと時代錯誤な、なんと不公平な、そして経済学を無視する行為なんだろう。ましてや、今、不景気に陥る直前と言われているじゃないか。水野真紀のダンナ、後藤田議員は、強制的にでも物価を上げれば景気は回復する、なんて言ったらしいが…アホかね。

 …と思うのだが、不思議なことに、ダーレも、本当にダーレもこのことを指摘していない。私は何か勘違いをしているのだろうか? 勘違いをしているのだったら、誰か指摘してほしい。マジで。

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