菅内閣、ついにメルトダウン。
企業減税も、人に「決断力がない」「指導力がない」と言われてやっただけだろう。
下げるか下げないかの丁半賭博!
という感じで、「下げるに張った!」というところなんだろうが、生き物である経済はそんな「二者選択」にはしたがわないだろう。
「法人税下げるから、雇用増やして」、にいたっては、まさに小学生並み。
「雇用」を言うのなら、景気刺激より、ベーシックインカム、あるいはベーシックインカム的な政策しか残っていないのではないか。
最近,中国人の評判が悪いが、たしかに、そう言われてもしょうがないようなことばかりしているが、「へー!」という人もいる。
それが、「紅楼夢」の主人公の宝玉少年、というか、「紅楼夢」の作者、曹雪斤だ。
広大なお屋敷の中で、一人の女中が、先立った仲間の女中を悼んで、「紙銭」を焼いたところ、年取った女中に見つかり、「とんでもないことをする。ご主人様に突き出し、折檻してもらわねば」と言い立てた。
「紙銭」は、死者の霊に向けて行われるから、「清浄なお屋敷」を汚すものだ、というのだ。
すると、そこに宝玉が通りかかり、話を聞いて、「折檻するほどのことでもないから、これからはしませんと約束させるだけでいいだろう」
ととりなし、老女中が渋々去った後、女中にこう言い聞かせる。
「確かにお屋敷の中で紙銭を焼くことはよくない。しかし、本当によくないのは、紙銭なんて迷信の行いだ。孔子様は、紙銭を焼けなんて、一言も言っていない。冥福を祈りたいなら、いつでもどこでも真心を込めてお祈りをすれば、それでいいのだ」
「紙銭」を焼くという習慣は今も、多くの人がやっていると聞いているので「へー、こういう知識人もいるんだ!」とびっくりしたのである。
それも、はるか200年の昔に。
しかし、ここでちょっとうらやましいのが「孔子様はそんなことを言っていない」と、キリいスト教徒がキリストの言葉を引用するに、イスラム教徒はマホメットの言葉を引用するように、引用していることだ。
これだけで「権威」というものを示すことが出来る。
日本では「天照大神様がこうおっしゃられた」なんて、台詞はない。
「外でなにしてるの?」くらいか。(岩戸の中で)
親鸞上人の言葉にしても、一般人にとっては、たとえば「悪人正機説」のように、知識人の解釈を要する。
ここらへんを梅原猛は批判したのだろうが、それはともかく、「紅楼夢」を読むと、つくづく、彼ら、中国人は、日本人より西洋人、正確には、アラブ、中近東に近いように感じる。
企業減税も、人に「決断力がない」「指導力がない」と言われてやっただけだろう。
下げるか下げないかの丁半賭博!
という感じで、「下げるに張った!」というところなんだろうが、生き物である経済はそんな「二者選択」にはしたがわないだろう。
「法人税下げるから、雇用増やして」、にいたっては、まさに小学生並み。
「雇用」を言うのなら、景気刺激より、ベーシックインカム、あるいはベーシックインカム的な政策しか残っていないのではないか。
最近,中国人の評判が悪いが、たしかに、そう言われてもしょうがないようなことばかりしているが、「へー!」という人もいる。
それが、「紅楼夢」の主人公の宝玉少年、というか、「紅楼夢」の作者、曹雪斤だ。
広大なお屋敷の中で、一人の女中が、先立った仲間の女中を悼んで、「紙銭」を焼いたところ、年取った女中に見つかり、「とんでもないことをする。ご主人様に突き出し、折檻してもらわねば」と言い立てた。
「紙銭」は、死者の霊に向けて行われるから、「清浄なお屋敷」を汚すものだ、というのだ。
すると、そこに宝玉が通りかかり、話を聞いて、「折檻するほどのことでもないから、これからはしませんと約束させるだけでいいだろう」
ととりなし、老女中が渋々去った後、女中にこう言い聞かせる。
「確かにお屋敷の中で紙銭を焼くことはよくない。しかし、本当によくないのは、紙銭なんて迷信の行いだ。孔子様は、紙銭を焼けなんて、一言も言っていない。冥福を祈りたいなら、いつでもどこでも真心を込めてお祈りをすれば、それでいいのだ」
「紙銭」を焼くという習慣は今も、多くの人がやっていると聞いているので「へー、こういう知識人もいるんだ!」とびっくりしたのである。
それも、はるか200年の昔に。
しかし、ここでちょっとうらやましいのが「孔子様はそんなことを言っていない」と、キリいスト教徒がキリストの言葉を引用するに、イスラム教徒はマホメットの言葉を引用するように、引用していることだ。
これだけで「権威」というものを示すことが出来る。
日本では「天照大神様がこうおっしゃられた」なんて、台詞はない。
「外でなにしてるの?」くらいか。(岩戸の中で)
親鸞上人の言葉にしても、一般人にとっては、たとえば「悪人正機説」のように、知識人の解釈を要する。
ここらへんを梅原猛は批判したのだろうが、それはともかく、「紅楼夢」を読むと、つくづく、彼ら、中国人は、日本人より西洋人、正確には、アラブ、中近東に近いように感じる。