パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

貧乏は正しい(実践編)

2010-12-03 16:16:27 | Weblog
 だいぶ以前からブラザーのレーザープリンターが頻繁に紙づまりを起こす。

 先日も紙が詰まってしまったが、その紙がなかなかとれず、なんとかきれいにしたと思ったが、2、3枚プリントするとすぐに警告灯がついて,動かなくなってしまう。

 機械をひっくり返して、どこに紙が詰まっているのか確かめようとしたが全然わからない。

 購入してから4、5年経つし、これで限界なのかもと思い、ヤフーオークションに出品されていないかと調べたところ、一発でブラザーの同型のプリンターが出品されていることがわかった。

 これだったら、トナーもそのまま使える。

 値段は1400円となっていた。

 締め切りまでは6時間あった。

 オークションは,締め切り直前の数分間でみるみるうちに値が上がるが、コードからドライバーから、付属品は何もない。

 したがって最終落札価格は3000円~4000円くらいだろうと考え,4000円くらいだったら落札しようと思って画面を見ているうち、なぜか、競りが唐突に始まり、4100円になってストップした。

 さらに最終締め切り時にまだ若干かさ上げされるとしたら、5000円を超えそうだ。

 越えるといっても、まず「ほんの少し」だと思うが、微妙だなあ。

 なぜなら運送費が1400円くらいかかるみたいだったからだ。

 だとすると、7000円近い出費に事実上なってしまう。

 そもそもヤフーオークションでは、5000円以上の買い物には「特別会員」とやらにならねばならない。

 そのためには、400円弱の月会費を払わなければならない。

 その手続きがネット経由ですぐにできるが、5000円以下で落札できれば、「特別会員」になる必要はない。

 う~ん、考えどころだなあと悩みつつ、もう一度ブラザーのプリンターをのぞくと、すみっこに小さな黒い部品がはさまっている。

 あ、これだ、これが原因だったのだと、機械を逆さにして揺さぶると、2、3ミリの塊がポトリと落ちた。

 以後、「万事快調」になった。

 ベーシックインカム関係のサイトの画面を数十枚ほどプリントしても、一度も紙づまりを起こさなかったから、多分「直った」のだろう。

 というわけで、手元の機械をそのまま使うことができるようになり、「無駄遣い」が予防されたのだが、これこそ「貧乏は正しい」の実践例なのだ。

 ちなみに、件のオークションは締め切り6時間前についた4100円のまま、落札された。

 なんか、脱力~。