久しぶりにフリマに。
ぞろっとした丈の長い、ホームレス風のロングコートがあった。
「ロンドンをイメージした、ナガシマという(下の名前は忘れた)、少し前になくなったけど、ケンゾーなんかと同世代のデザイナーモノだよ」という。
「少し大きいかも」と言われたが、袖を通すと、ぴったり。
「どうせ私が似合うのはホームレス風なんだ」と割り切って、値段を聞くと、800円だと言う。
1000円くらいだったら買おうかなと思っていたので、「じゃあ買います」というと、「700円でいいよ。」
本当にホームレスに見られたのかもしれない。
ガラクタの中に料理用と思われる秤があった。
肉屋のカウンターなどにおいてあるようなやつだが、業務用ではなく、家庭用のようだった。
何故って、業務用はもうちょっとごついだろう。
そんな風に思って見ていると、太り気味の丸坊主で、前掛けのようなものを腰に巻いた、料理人風で、「仕事の合間にちょっと覗きにきた」といった感じの若い男性がこのはかりに興味を持ったみたいで、店主に値段を聞いた。
店主は、「言い値でいいよ」と言った。
丸坊主「言い値って…」
店主「だからどんなに安くても、おたくの買いたい値段で売るよ」
私は,脇で「ちょっと面白いことになった」と思い、聞き耳を立てた。
丸坊主「本当にどんなに安い値段でも売ってくれるの?」
店主「言い値でいいということはそういうことだよ。遠慮なく言って。」
私は心中、「500円」と思った。
でも、これまでの経験から言って、この手の品は思ったよりもするので、500円と口に出して言うのは恥ずかしいな、だから「言い値」って、困るんだよななどとあれこれ考えていると、丸坊主の男は、「う~ん」と唸った末、「2000円でどう?」と言った。
店主はもちろん、即刻、オーケーだった。
丸坊主「エー? 本当にいいの? じゃあ買う」
さすが料理人(かどうかわからないが)、金持ち~。
もし私だったらどう値づけしただろう?
心中では「500円」なんだが、それはちょっと恥ずかしいので、色を付け、800円てところだろーなー。
なんだ、買ったコートと同じ値段じゃないか。
ぞろっとした丈の長い、ホームレス風のロングコートがあった。
「ロンドンをイメージした、ナガシマという(下の名前は忘れた)、少し前になくなったけど、ケンゾーなんかと同世代のデザイナーモノだよ」という。
「少し大きいかも」と言われたが、袖を通すと、ぴったり。
「どうせ私が似合うのはホームレス風なんだ」と割り切って、値段を聞くと、800円だと言う。
1000円くらいだったら買おうかなと思っていたので、「じゃあ買います」というと、「700円でいいよ。」
本当にホームレスに見られたのかもしれない。
ガラクタの中に料理用と思われる秤があった。
肉屋のカウンターなどにおいてあるようなやつだが、業務用ではなく、家庭用のようだった。
何故って、業務用はもうちょっとごついだろう。
そんな風に思って見ていると、太り気味の丸坊主で、前掛けのようなものを腰に巻いた、料理人風で、「仕事の合間にちょっと覗きにきた」といった感じの若い男性がこのはかりに興味を持ったみたいで、店主に値段を聞いた。
店主は、「言い値でいいよ」と言った。
丸坊主「言い値って…」
店主「だからどんなに安くても、おたくの買いたい値段で売るよ」
私は,脇で「ちょっと面白いことになった」と思い、聞き耳を立てた。
丸坊主「本当にどんなに安い値段でも売ってくれるの?」
店主「言い値でいいということはそういうことだよ。遠慮なく言って。」
私は心中、「500円」と思った。
でも、これまでの経験から言って、この手の品は思ったよりもするので、500円と口に出して言うのは恥ずかしいな、だから「言い値」って、困るんだよななどとあれこれ考えていると、丸坊主の男は、「う~ん」と唸った末、「2000円でどう?」と言った。
店主はもちろん、即刻、オーケーだった。
丸坊主「エー? 本当にいいの? じゃあ買う」
さすが料理人(かどうかわからないが)、金持ち~。
もし私だったらどう値づけしただろう?
心中では「500円」なんだが、それはちょっと恥ずかしいので、色を付け、800円てところだろーなー。
なんだ、買ったコートと同じ値段じゃないか。