活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

経産省算出の福島原発事故処理費用21.5兆円はごまかしで民間シンクタンクは3倍超の70兆円とはじく

2017-04-03 22:51:55 | Weblog
経産省の庁舎内のすべての部屋を施錠し、国民との距離を遠ざけることでごまかすことに専念する世耕弘成アホ大臣をはじめとする、官僚らの傲慢さには目を見張るものがあります。昨年12月には東電福島第1原発の事故処理費用は2013年に算出した11兆円を2倍した21.5兆円に上ると公表、電気代に上乗せして国民負担させることを決めています。

この21.5兆円は国民負担をできるだけ少なくすることで、なんの根拠もないものでした。日米欧の原発権威筋は80兆円と試算していましたから今回の民間シンクタンク「日本経済研究センター」試算はかなり確度の高いものと言えるでしょう。70兆円の内訳は廃炉32兆円、除染30兆円、賠償8兆円ですが、経産省の21.5兆円の内訳はそれぞれ8兆円、5.5兆円、8兆円でした。

経産省がいずれは現在の2倍の40兆円という数字を発表するのも時間の問題ではないでしょうか。なにせ東電がはじいた数字をなぞるだけですから、東電の言いなりもいいところなのです。これが経産省の実態ですから、庁舎の密室化は国民をごまかし欺くためのものだったのです。