活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

求む!口八丁社員 ソフトバンク

2009-03-25 17:00:59 | Weblog
ソフトバンク、就活学生に拡販させる 実績は採用基準に(朝日新聞) - goo ニュース

10年度の就職戦線は間違いなく氷河期入りする。ソフトバンクグループ3社が、入社希望者に携帯電話の販売をさせ、その結果を見て、採否の判断をしていた。とりわけ競争の激しい携帯電話業界であるが、正直言って、入社するには相当な覚悟が必要であろう。

入社してからは販売ノルマも厳しく、成績不振であればお払い箱にされること、目に見えるようである。販売成績達成のため、入社した社員が親戚・縁者をたよって、他社の携帯電話を切り替えさせることを、ソフトバンク側が狙っていることを、入社希望者は理解しておくことが必要である。

ソフトバンク側は新規顧客を獲得したことで、大きな利益を見込めることから、採用した人に途中でやめられても、痛くもかゆくもないのである。次から次へと同じように採用すればよいことだからだ。

このような採用基準をつくった、ソフトバンク側は変更する予定はないという。人間と思っていないのかも知れない。本来であれば、入社してから販売の教育をすべきところ、これらの教育も放棄したものといえよう。ただ、はっきりしていることは、教育は二の次で、即戦力の、口八丁手八丁の社員が欲しいだけだ。

就職が難しい現状を利用した、企業としての姿勢はきわめて問題ではないか。厚労省は入社希望者に、このような営業活動をさせていることに、違法行為がないか徹底調査を急いでもらいたい。