Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

走り書き その2

2012-11-23 10:50:12 | 走り書き
今週目を通した本から

高僧伝1(慧皎 岩波文庫)

梁の慧皎(えいこう)が、後漢から梁までの約450年間の高僧など500名の伝記を収録したものです。

法顕(ほっけん)の伝記(237pから「宋の江陵の辛寺の釈法顕」)が十数ページ記されています。

経蔵・律蔵・論蔵に精通した僧侶を「三蔵法師」と称し、伝奇小説(?)西遊記の玄奘三蔵法師が有名ですが、法顕も三蔵法師のひとりです。




法顕伝・宋雲行紀(法顕 楊衒之 訳 長沢和俊 平凡社)

法顕の西域求法旅行記である「法顕伝」の訳で、「律蔵」を求めて天竺(インド)への路程が書かれています。

長沢和俊訳では僧伽藍の瞿摩帝(くまてい)を「牛糞」の意味と訳していますが、「(多くの)牛を所有するもの」と訳すべきと考えます。



今週目を通した何冊かのうち、なぜ法顕の二冊なのかは、機会があればメモしたいと考えます。