Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

朝日新聞社から粗品

2014-10-02 20:28:33 | 憲法・非戦・平和

「朝日新聞」の読者投稿欄『声』に、時々奇異な思いをします。

特定秘密保護法、アヘ内閣、集団的自衛権、原子力発電等の世論が二分する事柄について、朝日の社説、主張等に沿う投稿の左横に、社説、主張等と反対のスタンスの投稿が必ず掲載されます。

奇異感を覚えるのは後者の投稿の質が、アヘ首相の頓珍漢な会見を鵜呑みにしウヨメディアで煽るように報じられた事柄が書かれており(かなり低レベルです。)、社説、主張等と反対のスタンスの主張がいかに「お粗末」なのかを、読者にある種の低俗な優越感を与える役割を果たしていると考えます。

社説、主張等と反対のスタンスであっても、思想、思潮的に一貫した思考と透徹した視点の一読に値する投稿はあると考えますが、対峙するが故にスルーしていると考えます。
ですから、賛否両論の併記により一見バランスを保っているように見えますが、巧妙に読者を誘導(洗脳)していると言えます。

集金人のおばさんが、社名入りの粗品(タオル)を置いていきました。
このようなことは無かったので、彼女が「何故?」と聞くと、「先日折り込んだ『お詫び』の関係では?」と。

朝日新聞社からの粗品

1918年(大正7年)8月25日
大阪朝日新聞は、米騒動問題に係る関西新聞社通信大会(8月25日)を報じた記事に、内乱が起こる兆候を指す故事成語の『白虹日を貫けり』を用いたことから、国家権力の弾圧、世論の批判を浴び、発行禁止処分を免れるため社長、編集局幹部らが退社しましたが、シベリア出兵、寺内正毅内閣を批判し大正デモクラシーを牽引する論調は国家権力に屈服しました。

1936年(昭和11年)2月26日
朝日新聞を襲撃した部隊は、東京日日新聞、時事、国民、報知、電報通信社を回って、決起趣意書の掲載を要求し引き上げましたが、反軍的(軍部独走に批判の論陣、軍縮キャンペーン)で自由主義的な朝日新聞社に対しては活字ケースなどをひっくりかえす等を行い、決起趣意書を貼り付けて引き上げました。
その際に、緒方竹虎主筆が銃口を恐れず毅然として反乱軍と対決しましたが、その後自由主義の伝統、言論は銃口の前に沈黙しました。

1987年(昭和62年)5月3日
「赤報隊」(日本民族独立義勇軍 別働赤報隊)が、記者2人を殺傷した朝日新聞阪神支局襲撃事件は「表現の自由」に対するテロリズムであり言論を撃ったと言えます。また、朝日新聞東京本社襲撃事件(1987年1月24日)、朝日新聞名古屋本社社員寮襲撃事件(1987年9月24日)、朝日新聞静岡支局爆破未遂事件(1988年3月11日)と、朝日新聞の論調そのものを標的としたと言えます。

2014年(平成26年)8月5日~
前述した出来事は国家権力による言論統制、暴力によるテロであり「朝日新聞」は外部から弾圧、攻撃されましたが、吉田証言、吉田調書、池上彰に係る一連の報道は、「朝日新聞」の内部からの自壊です。

幇間は「馬鹿を鍍金した利口」でなければ務まりませんが、真逆の「利口を鍍金した馬鹿」な国家権力の幇間もどきの新聞は購読する気になれません。
これからも国家権力に何度も屈した朝日新聞を購読し続けますが、読者の情報の真贋、偏りに対するメディア・リテラシーそのものが問われ続けていると考えます。

それなのに、購読者に粗品のタオルを配布するとは、トホトホ・・・・