Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

選挙に行こう!

2012-12-11 10:19:49 | 未分類
12月16日は衆議院と国民審査の投票日です。

投票しても何も変わらない、当然です。
器の中身が変わるだけで、器そのものは変わりません。

器(体制)を変えるには、これまでの革命がそうであったように市民(暴力)革命です。
突然市民革命が起きるのではなく、器の中身の歪み、貧困、差別、圧政、搾取、干渉等の様々な要因に市民の蠢きが、幾重にも幾重にも折り重なった結果です。

「投票しても何も変わらない」は、経団連会長の原発推進発言、敦賀廃炉の公算が大きくなったことへの経済産業省幹部の「日本原電の経営問題になる」発言(12/11朝日)等と同質で、二項対立以前のお粗末な質です。


「政治と思想」(柄谷行人 平凡社)

「オキュパイ」、「反原発」のデモは、「投票」と同様に要因のひとつと考えていますが、今春読んだ「政治と思想」(柄谷行人 平凡社)において、柄谷はデモの重要性を重ねて書いていますが、現状ではデモの母体であるアソシエーションがなく創らねばと(第1部 2009年)。

第2部以降(2011年)では、反原発デモを称賛し民主主義には直接行動が必要と書いていますが「アソシエーションを創らねば」がスルーされています。

吉本隆明が「知の三馬鹿(柄谷・浅田・蓮實)」と揶揄した理由が分かります。
柄谷行人は、単に権力好きな評論家で哲学者でも思想家でもありません。(心酔者の方ゴメン)

* * *

僕「今回の選挙で、議会の混沌の中に、微かなコアが見えれば。」
彼女「無理、カオスのまま。」