Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

事前検閲 その3

2008-04-01 20:03:48 | 憲法・非戦・平和
映画「靖国 YASUKUNI」の上映を決めていた5館が、上映を中止しました。
してやったりと笑っているのは、稲田朋美衆議院議員だと考えます。

「中止は残念」稲田議員(08.04.01 朝日)
稲田朋美衆議院議員は31日夜、「日本は表現の自由も政治活動の自由も守られている国。一部政治家が映画の内容を批判して上映をやめさせるようなことは許されてはいけない。今回、私たちの勉強会は、公的な助成金が妥当かどうかの一点に絞って問題にしてきたので、上映中止という結果になるのは残念。 以下略」と話した。

助成金が、妥当かどうかが問題だと言い続けています。
3月28日の日本外国特派員協会でのやりとりです。(08.03.29 JanJanNewsより)

質問 750万円の助成金が出ている。それがなぜ問題なのか。
稲田 助成金の額が多いとか少ないとかといった問題ではない。政治性があるかどうか、日本映画かどうか、ということを問題にしている。その一点。それ以外についてはまったく問題視していない。以下略

馬脚を露わしてしまった発言があります。

「伝統と創造の会 会長通信 No33 」(08.02.26稲田朋美衆議院議員HPより)において、会長稲田朋美より会員各位へ宛てた文章に次のような個所があります。

略 この映画は中国人監督により作られた映画で、靖国神社をテーマにしたものですが、なかに「靖国刀」をクローズアップして、「百人斬り」の新聞記事や真偽不明の南京事件の写真を使って、反日映画になっているようです。以下略

「靖国に対して、批判が少しでも含まれていれば「反日映画」であり、文化庁が助成金を出すことが許せない。」という、単細胞の発想であり、そのことを靄で包んだ発言をしているだけです。



上映中止の原因そのものの稲田朋美衆議院議員が、朝日新聞掲載の発言どおりの、選良としての自覚があるのならば、自ら上映再開の運動をすべきです。