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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング396. 小説:小樽の翆325. カピタンでお茶

2021年02月25日 | drawing

 

 さて海の絵を描いていたら、スマホにベーヤンからメールが来ていた。

小樽までCFの撮影に来たので、カピタンでお茶しませんかというお誘いで。

帰りしなにホテルへ出かけた。

 札幌の歩く下半身のベーヤンは、最近赤袢纏の女の子がお気に入りだ。

だから隣の席にいる。

・・・

カクテルに小粒のm&m'sのチョコレート風を落としながら・・・、改めて自己紹介。

「フゥーーん、和恵さん」

ベーヤン「この子、まったりしてていいでしょう。もう、嫁、子供捨てて、この子と暮らそうかなぁー」

和恵「あら、そんなに惚れてくれた。いいよ」

「広告業界の社交辞令ですか!?」

ベーヤン「やっちゃった仲だもん」

和恵「・・・!」

それにしても和恵さんは、何事に付けてフランク、川の流れのように自然体の空気が漂う。それにこだわりがない。まあスカッとしている。京言葉でいえば、はんなり、か。まあ育ちかな・・・。

「なんでいつも赤袢纏なの?」

和恵「これダサいんだけど、田舎のお婆ちゃんがつくってくれて、綿が入っていて暖かいのよ・・」

「今の、ダウンコートと一緒か・・・。仕事は何をしているの?」

和恵「映像のカメラマンですーー。映像って撮れるときと、まったく撮れないときがあるでしょう。自然なんかそうよね。だからこちらが焦ってもしょうがないのよ。雨がやめば撮れるさ、ぐらいの気分でいないとね。だから私の回りだけがピリピリして、私はスタッフの中じゃ、いつも暢気な方ね。だって準備が整ったら、じゃあカメラ回しますぅーっていって。ボタン押すだけだから」

つまりいいオンナなんだろう。

(笑)

そういってたら、ぞろぞろと撮影スタップが上がってきた。

「かたずきましたぁー」

ベーヤン「そんなに早々としなくても、さあ」

和恵「これから映像編集があるでしょう。明日アップだから夜中仕事だよーーん」

ベーヤン「そうでした。札幌でクライアントがまっているから、スタジオで缶詰めですぅー」

「クライアントと、ゴルフの打ちっ放しでもやってたら・・・」

ベーヤン撮影隊は、撮影機材一式を積んだベンツのワゴンで札幌に帰っていった。

都会の空気を残して・・・。

さてアチキも帰ってご飯だな。

アチキは地方都市で暮らしていたんだと気づく。

・・・

小樽も曇天で寒いだけ。

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