Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング306. 小説:小樽の翆237. クロッキー中の会話

2020年11月17日 | Sensual novel

 

 終日、寒いと感じる頃になってきた。

月平均気温4.7°。この時期スキー場がオープンする時期だ。

秋物から冬物のコートに着替える頃でもある。

部屋には、当然のように暖房がはいっている。

今日は、翆の勤務は準夜勤だから、朝食後の日課であるアチキのクロッキーのモデルだ。

翆は、エアロビクスをしているから少し筋肉質なボディだ。肌に僅かに浮き出ている筋肉のあとを手かがりに、スケッチに肉眼では見えない部分の筋肉もメモ描きしておこう。

翆「アチキー、やっぱ、寒いよーー」

「じゃあ、1ポーズでお終い。このクロッキーを着彩して上に文字入れて年賀状にするとか!?」

翆「はぁー!、それ超恥ずかしいよ!」

「やっぱ、アカンよね!」

翆「そっ、だねー」

「もう、冬かぁー・・・」

翆「アチキは、スキー、する?」

「しないというか、できない」

翆「じゃあ、スケートは?」

「やったことがない!」

翆「そっかあ、冬のアイテムがないなあー」

「ダイビングならできる!」

翆「ハア!」

「冬用のドライスーツなら、講習を受けた」

翆「冬の積丹で潜るのー?」

「水温は3〜5°だから、水中は地上より暖かいはずた。トドに会えるらしい」

翆「水中の方が暖かいなんて意外だね」

「だって零度以下になったら海が全部凍結しちゃうじゃん。それまずいでしょうよ。冬に潜れるけど、したくないですねぇー」

翆「そっかあーー・・・、じゃ、冬はスポーツクラブだな!」

「夕方のエアロビクスコース!!」

翆「そっ、だねぇー」

「じゃあ、クロッキーはお終いにして、散歩にゆこう!」

翆「そっだねぇー、どこへ?」

「港!、それからお昼を食べようよ!」

寒くなってきたから、裸婦のクロッキーモデルは早々に切り上げて、お昼は蟹と鮭のお鍋定食で暖まりますか・・・。

翆「賛成!」

女の着替えって結構色っぽいからアチキは好きなんだけど、ブラのフォックをつけてあげて、アチキの肩に翆が手を置いてショーツをはかせてあげて、身体にフィットとさせて・・・、ボディにスキンシップして、熱い口づけをして・・・完成!。

翆「そうしていると、ご飯食べそびれるよーーー」

・・・

秋の最後の日という感じもする。冬の気配がそこまできている。

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