goo blog サービス終了のお知らせ 

Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ZEISSの空気68. 機材論or技術論!

2020年01月15日 | field work

 

 最近、使用頻度が高く、大変小さく、軽く、リーズナブル(ボディ¥39,000)のSONYα6000を携えて街を徘徊している事が多い撮影画像は、photoshopで修正しブログ画像としている。

 これだけ多用していると、新たにα6600ボディと小さな長焦点レンズのセットを加えたいと思う。α6000ボディ+E10-18(15-27mm)レンズに、α6600+E18-135mm(27-202mm)レンズの2台体制で、すべて合わせて1.5kg以下の重さ。もう少し価格が下がってきたらこのセット調達か。最初は、お試し気分で使い始めたSONYだったが、使い出すとITの進化した機能をいかんなく盛り込み大変優れものである事に気づかされる。

 それよりさらに小さな機材といえば、発色の良いGoproがある。世界のメディアが予備機材として必ず持参しており、これをサポートするサードパーティーのパーツが多いから、地球のあらゆる場所に持ち出せる。

 さらにいえばドローンがカメラを積んで登場してきた。サードパーティー製でもCaddxやRumCamなどの更に小さく軽く安価な動画用カメラもある。私達が見ている空撮映像をはじめとして、こうした小さなカメラの画像はデレビや映像の世界では無意識のうちに私達はみている。

 そんな世界中で撮影機材が大量に使用されているにもかかわらず、日本のカメラメーカーの業績が良くないという話がある。

 さて、50年程前に日本でも模型飛行機にカメラを積んで活火山の噴火口を撮影する人がいた。そんな遊び心とITを正しく理解していれば、地上に足の付いた2次元的撮影と、大空を自由な位置からの3次元的撮影とでは、撮影範囲が飛躍的に拡大し、コンセプトが違うことにカメラメーカーだったら気がついたでしょう。

 だから日本のカメラメーカーがドローン用のカメラを率先して開発すべきだったが、なんでそこに足を踏み入れなかったのだろうか。

 つまりパーソナルコンピュータの時と同様に、あっ、また日本はチョンボしたと私は思った。

 例えば、当時の日本の技術力ならトロンというOSを積んでAppleコンピュータと同等の製品をつくれる能力が十分あったはず。そこには最先端、特殊、専門を目指す技術姿勢が支配的であり、よいデザインで一般化するという姿勢を置き忘れていた。結果として今の日本は世界の部品メーカーに甘んじ、中国に追い抜かれている。そんなチョンボを日本は、これからも続けるんだろうか。

 つまり物事の見方が特殊・専門的であるところは得意だが、科学の基本概念である一般化という言葉が示すように、考え方を広げ応用する能力が欠落していることに、いまも変わりがないのでは・・・。

 

沖縄県那覇市

SONYα6000、Carl Zeiss Vario-Tessar E 4/16-70mm

1)ISO100,焦点距離35mm,露出補正0,f/4,1/0.5s

2)ISO125,焦点距離51mm,露出補正0,f/8,1/90

3)ISO160,焦点距離34mm,露出補正0,f/8,1/60

4)ISO100,焦点距離51mm,露出補正0,f/8,1/90


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする