Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE358. 鞆の浦4.

2012年05月25日 | Kyoto city
 鞆の浦では、デジタルペンのiFinishというカラーモードで撮影していた。
 ブログでは、それをモノクロ画像に変換してある。ところで、 カラーモードをPhotoshopでモノクロ画像に変換している画像よりは、 最初からデジタルペンのモノクロモードで撮影した方が綺麗ではないかと最近思っている。事実そうなのかもしれない。カラーモードをモノクロに変換すると、コントラストが強すぎる。だから、ときにはグリーン系の色を混ぜたりするわけだ。
 何故カラーで撮影したかといえば、そうそう何度も来るわけではないので、最大の情報量で記録しておこうと思っただけである。
 しかしこれは間違っていた。やはりモノクロモードで撮影すべきだった。大体私たちの生活でカラーを使わなければならない場面がどれだけあるだろうか、ということである。私の学術論文などはモノクロだし、さて、皆さんはどんな実用例があるのだろうか。大方は、カラーで情報交換しているのが通例だから、といった程度の理由だと思われる。
 デジタルペンのモノクロモードは、大変綺麗だと思う。これを活かさない手はない。そうした考えを敷衍すると、モノクロフィルムをいまだに使用しているフォトグラファーを尊敬してしまう。モノクロフィルムは、自分でも簡単に、機材さえあればフイルム現像ができるのである。
 やはり人間の手ですべてできるというあたりが、アナログ時代の完成形なのだろう。デジタル時代に育った学生達は、そうした根本からの考え方が、私たちとは全く違うのである。彼らは、私たちから見れば異邦人なのである。

鞆の浦,2012年5月18日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO200,露出補正-1/3,f7.1.1/640モノトーン
コメント
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