Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE363. 意識が混濁

2012年05月18日 | field work
 映画の舞台に出てくるような神社の境内である。そう思うのは鞆の浦が、しばしば映画の舞台いになったところだから、映画でみた風景の記憶が私の頭の中に残っていたせいなのかも知れない。
 船番所に上がってゆく途中にあるお寺に続く石段である。お寺と書きながら鳥居があるではないか。そう思って地図を調べても神社の記載がない。多分お寺の境内に小さな神社の祠でもあるのだろう。多分御神輿を納める倉庫があるのかもしれない。
 そんなふうに鞆の浦は、私の記憶と現実とが入り交じって少し意識が混濁しわからなくなってくる不思議な所だと思われる。私の頭も海の景色のように眠たくなってきて、あまり頭が働かない。
 よくわからないなぁー、というのが瀬戸内海なのだろう。

鞆の浦,2012年5月18日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO200,露出補正-1/3,f45.,61/640,iFinish
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PEN LIFE361. 造園家のXA4

2012年05月18日 | field work
 コンパクトなオリンパスのカメラ使いもう一人あげるとすれば、造園家の池原謙一郎だろう。
 先生は旅に出るともっぱらオリンパスXA4を、列車の窓台に置いておき、いつでも撮影できる状態にしてあったし、自ら運転しない車では助手席に座り、常にカメラから手を離さなかった。そんな場面で撮影されたランドスケープの画像の数々を、ゼミの時に見せていただいた。まさに造園家のXA4である。先生は、ノブとかつまらないところが壊れるんですよとおっしゃっていたのが、印象的だった。
 私もXA4は所有しており、いつかまたこういう楽しい機材で撮影したいなと思っている。そうそうもう一台あった。ContaxT3である。これも窓台において撮影したいなと思わせる機材である。これらは、いまでも大切に保管してある。昨日のブログでもとりあげた、宮本常一も車窓の画像が多々あり、窓に座って車窓の風景に眼をこらしていた様子がうかがえる。
 そんな影響か、私も新幹線の窓側に座るときは、デジタルペンを窓台に置いておいる。いつでも撮影できるように、置いておける位のサイズというのが気持ちよい。個人的には、ワイドレンズよりも45mmの準望遠レンズのほうが、被写体を特定できて使いやすいように思ったりする。いずれは無くなりつつある民家などをとっかかりに、撮影している。そんなわけで車窓の風景の画像ストックが結構な量になったりするわけだ。
 さて話題は変わるが、photoshopでモノクロに変換する際にグリーンを+30以上に設定しておくと、なんとかみられるモノクロ画像になるようだ。中間トーンが豊富になるのだろうか。

鞆の浦,2012年5月18日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8
ISO200,露出補正-1/3,f4.5.1/500iFinish
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