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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE1366. “The Nikon F”

2016年11月01日 | Photographic Equipment
 9月12日以来のPEN LIFEである。といって被写体は手持ちのニコンであるが、何かと活躍するE-M1である。
 先週の講義で開学以来講義で使用してきたコダックのスライドプロジェクターの電球がついに切れた。当然修理不可能。まあ使い切ったといってよいだろう。
 でっ、今週からは、デジタル画像にスライドをコピーしていたので、これで講義を行った。最近の学生はリバーサルネガフィルムといってもピンとこないだろうから、フイルム機材とフィルムを持参し20世紀の撮影方法を、デジタル機材と比較しながらレクチャーをした。そのとき私が二十歳の時に購入したニコンF後期型を持参した。幸いにも小さい頃にフィルムカメラをいじりましたという学生だったので話は通じた。私のニコンFは今でも完動品である。
 ニコンFは、1959年に発売され1974年に生産終了となったロングラン製品である。そうした15年の長きにわたって世界で使われてきたし、この機材とともに年齢を重ねてきた人達は多い。まさに”The Nikon F”である。
 しばらく研究室の低層書架の上において、この機材を使っていた光景を思い出していた。マウンテンバイクで走り回った雪の菅平のフィールド調査の頃とか・・・。

OLYMPUS OM-D  E-M1
LEICA DG MACRO-ElMARIT 45mm F2.8
SO2500,露出補正-1.7,f8,1/100
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PEN LIFE1364. イエローのニコンAW130

2016年09月12日 | Photographic Equipment
 レビフの話題ではなく今日はこれ。Googleで「ニコンAW130 ブログ」と入力すると7番目に私のブログが登場する。そんなに読まれているブログとは思われないが。
 イスタンブールのアタテュルク国際空港でトランジットの合間にモールを徘徊していたら1台だけイエローボディのニコンAW130があったので迷わず購入した。ヨーロッパ・ロシア用のコンセントが内蔵されていたのは便利だった。
 実はニコンAW130の赤いボディが手元にあるが、既にダイビング時の傷跡が生々しく貫禄はあるのだが、赤ボディは私の機材ではないので、いつかはダイビング用に自前のイエローボディが欲しいと思っていたところだった。これは、海外でしか入手できない色でもある。
 私はダイビングでは、エンリッチ・ド・エアを使用しているから潜れる限度は水深は30mまでだからAW130の耐水限度と合致しており調度良い。それに水中では赤が最初に減色し黄色は最後まで認識できる色だ。だから水中では黄色であることに大変重要な意味をもっている。緊急時の市レギュレータであるオクトパスは深海でも目立つようにイエローが一般的である。
 ニコンAW130をロシア・ウクライナの徘徊でヤッケのポケットに突っ込んでおいたら予想外に活躍したのである。このプログ「ロシア・ウクライナ編」でもNikon Freakと記述したところは、すべてこのイエローボディのニコンAW130で撮影した。ときには重いEOS置いて、7-14mmの広角レンズを付けたオリンパスE-M1とペアで使用すると大変使い勝手がよい。薄く小さいのでポケットからスルッと取り出せるあたりは、iPhone感覚で好感を持っている。
 ロシア・ウクライナで使用した時の画像の写り・・・私は予想外によかですよという評価である。
 さて今日は京都では晴天、名古屋では雨という狭い範囲で天候が全く違う1日だった。そして日が暮れるのが突然早くなったように感じる。 6時ではもう暗くなっており秋の夜長にはいってきたようだ。まだ9月の12日なんだけどね。

OLYMPUS OM-D  E-M1, Leica DG Macro-Elmarit 45mm F2.8
SO800,露出補正0,f4.0,1/15
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PEN LIFE1313. 観光地の評価

2016年05月24日 | Photographic Equipment
 本づくりの仕事で忙殺されている日々、デスクにはこれが置いてある。
 これをかついで旅に出たいと思いながら原稿を書いている。さしあたりの予定は6月始めの沖縄だが、街を徘徊する時間はなさそうだ。次は7月始めでデザイン学会で上田市、ここは映画ロケの名所だから街を徘徊する面白さが少しばかりある。その次のロシア・ウクライナは8月だから随分先だ。
 さて直近で旅に出たいと思うが、さしあたりPeachを利用して釜山の文化村か。航空運賃片道5000円で異国に行ける。新幹線なら京都から名古屋までの運賃と同等だ。先週はPeachのバーゲン期間中だったから釜山まで2000円というのを見かけた。
 そう考えると、国内旅行はやたらに高いわりには被写体的満足度が低い。そろそろ日本の観光戦略も世界の観光地と比較してどれほどかという評価がいるのだろう。
 そうなると夜の退屈な日本の観光地の評価は、随分低いと思うけどな。実際値段ばかりが高くて満足度の低いところが日本には多すぎるんだよ。あきらめの日本人はそんなのでもよいかと思うが、外国人はシビアだぜ。もう日本は高い割には退屈でつまらないから二度とゆかないなんて評価する人間が結構多いのではないかな。

OLYMPUS PEN E-P5,LEICA MACRO ELMARIT 45mm/F2.8
ISO2000,露出補正0,f2.8.1/100
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PEN LIFE1295.  明解なEOSシステム

2016年04月12日 | Photographic Equipment
 思わず指がポチッと動いて調達してしまったキャノンのLレンズEF28-300mmIS USM。実際報道関係者、そしてパパラッチ御用達レンズでもあり、一般にはあまり使われないしみかけないようだ。
 理屈から言えば広角から望遠まで複数のカテゴリーを網羅し高画質という私の屁理屈に適う唯一のレンズだ。Lレンズだから光さえあれば写りは良い方だと思われる。特に広角から標準あたりが一番良さそうだ。
 複数のカテゴリーを網羅しているとはいえ、こんなに重たい機材を本当に使うのだろうかとユーザーは心許ない気分でもある。それでもボチボチ使ってみようか。こうなるとほとんど使わないキャノンの100-400mmはいらないだろうから、いずれ売り飛ばそう。これでズームレンズ2本の明解なEOSシステムを刷新した。使い勝手がよいキャノンではある。
 写りは、はっきりいいましてニコンDfやオリンパスE-M1の方が新しい分綺麗です。それでも使えると考えたのは、焦点距離なんですね。よく使う焦点距離を網羅していることが面倒がなくてよい。レンズ交換というのは朝出かけるときにするもので、外ですべきことではない。そんなときに迷わずこれ1本というのが明解でしょ。
 さて三脚座を外して、それからあまり役立たないフードも外して、円偏向フィルータを調達せねば。量販店のポイントが生きていただろうか。
 ぶら下げていると、撮るぞという意気込みを要求されているようでもあり、それって大げさで、こちらとしてはフワッとゆきたいのだが、今は入手できる高画質レンズはこれしかないのでしょうがない。やだなぁー。
 今日は昼過ぎに非常勤講師が挨拶にやってくる。もうこちらとしては、講義を引き受けていただくだけで大満足なのに、わざわざ形式的な挨拶ですか。それでは朝から出かけたがったのだが無理か。
 ならば午後からLレンズを抱えて栄あたりの徘徊だな。そうだ昼飯も栄でたべよう。パスタ屋はどこだ。機材を持ち歩いて重すぎたのか今度はマッサージだ。それから夕方の打合せ。なんと19時半から大学院の授業ではないか。21時すぎにようやく解放され、家に着いたらもう23時を過ぎていた。結局よく働かされた1日だった。

OLYMPUS PEN-EP5,LEICA TELE ELMARIT45mm/F2.8
ISO2000,露出補正-0.7,f8.1/100
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Nikon Freak3. ニコンFフォトミックFTn

2016年03月18日 | Photographic Equipment
 まとまった仕事をする時間もないので、デジタル・デュープしたフィルム画像の整理をしていた。そしたら、こんな画像を発見した。この撮影機材はニコンF4だな。ならばNikon Freak再開である。
 画像は、かって本格的に使用したニコンFフォトミックFTnだ。いまでもTTLファインダーにボタン電池を入れ、電池用アダプターを介せば露出計も動くだろうと想像している。金属の物としての存在感を十二分に感じさせてくれる。実際撮影のための道具に徹しており、なんの色気もないというあたりが当時のニコンの姿勢である。だがそれはプロダクトデザインとしてみると大変シビレルぐらいに格好がよいではないか。
 しかもレンズにNippon Kogakuと刻印で記載されている。これは35mm/F2.8のレンズだ。簡潔すぎて実にベーシックで精悍な風簿を感じさせるシステムである。今のデジタル撮影機材は、今でもこれぐらいのサイズで十分だと思っている。新商品がでないかな、こんなデザインで、ニコンのデジタル一眼レフが・・・。
 いや研究室にニコンDfのボディがあったな。あれに付けてこのレンズを使って見よう。でっ、夕べは家の押し入れからNikkorSAuto35mm/F2.8レンズをひっぱりだし磨いていたわけだ。早速山の畑キャンパスの会議の帰りに覚王山あたりで少し撮影してみたわけさ。ニコンFフォトミックFTnほどには格好はよくないが。でっ、ブログに載せる程の画像はないけど、写りはいいんじゃないですか。デジタルってレンズなんか関係ないのだと言わんばかりです。

NikonF4,MicroNikkor60mm/F2.8,ベルビア
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PEN LIFE1263.  E-M5礼賛

2016年02月03日 | Photographic Equipment
 今日はフェチ的話。誰しもが経験することだが、時折撮影する意欲が失せてアホらしくなることがある。スマホの便利さに引き替えデジタル機材の面倒なこと等々理由は様々である。
 そんな時、このレンズを使うと元気になる。それが、M.ZUIKO DG12mm/F2.0レンズだ。発売開始時はシルバーカラーしかなくやむなくPEN E-PM2などに付けてシルバーコンビでまれに使っていた。今、PEN E-M2はあげてしまったし、シルバーレンズにブラックボディというのは一寸違和感があるがE-M5に付けている。セーム皮などを巻き付けているのが、いかにもライツ時代の名残だ。
 何よりもオリンパスのレンズの中で、12mmのレンズは画像が大変綺麗に描写され一番よい写りをしてくれる。それは同社のPROレンズシリーズと同等かそれ以上とさえ思われるほどだ。焦点距離からみれば、いつも使えるスタンダードとはいえないのだが、気まぐれ的に発売されたこのレンズは実に異色の存在の名鏡玉である。
 だから、このレンズをボディE-M5に付けて京都の街を撮り歩きたいと思うようになる。だが今は街も寒すぎるので、そう思うだけに留めているが。
 またE-M5のプロダクトデザインが結構優れている。ライツのレンズはもとより、どんなレンズを付けても全体の格好が良い。だから今でも大切に使っている。その割にはつまらないところが外れたり、連写の最初のカットの露出が全くあっていなかったりするが、まあいずれオイルでもさしてもらえば直る程度のものだと思っている。それに当時ヨドバシカメラで8万で変えたE-M5ボディは、今のアマゾンでも10万はしている。この後継機種もあるが、デザインも少し複雑でゴミがたまりそうだなという予感もして買い換える意図はない。
 オリンパスが渾身の力をこめて開発したE-M5、その使い勝手の良さとスタイリングは失われることはない名機だろう。M.ZUKI DG12mmレンズとともにE-M5礼賛である。

NIKON Df,AF NIKKOR60mm/F2.8
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番外編253. システムフェチの話

2016年01月14日 | Photographic Equipment
 今日は、撮影機材のシステムフェチの話をしよう。
 オリンパスシステムの広角ズームレンズを9-18mmから7-14mmに置き換えた。もともとの広角ズームは、私の所蔵物ではないし使い飽きたので律儀なことに、くすねることなく大学へお返ししたといってよい。
 結局今は以下のシステムになった。
OLYMPUS E-M1&PEN E-P5の2台のボディに、3本のレンズ、つまり広角ズームレンズのM.ZUIKO DG 9-14mm/F2.8、標準レンズはLEICA25mm/F1.4、準望遠レンズはLEICA45mm/F2.8これが今の私のメインシステムである。
 これで、大概のフィールド調査に使用できる。なんといってもF1.4の明るいレンズがあるのは心強いし、45mmはデジタルテレコンで90mm(180mm)になるので、フィルム時代とくらべれば、はるかに小さく軽いシステムだ。
 若い頃なら憧れのシステムであり、今のニコンのシステムよりは随分と安価だ。レンズはパナソニック国産品とはいえ一応LEICAブランドですよ。このあたりの考え方が、先のブログ (2016年1月16日) で紹介した日沖宗弘さん流知見なのである。しかもE-M1のボディは、魚眼レンズM.ZUIkO DG8mm/F1.8を付けて水中でも使うので、結構多用しているといってよい。
 もっと言うならば、LEIZE・オリンパスE-M5システムというのもすでにブログ (2014年7月21日) で紹介した。再掲するとE-M5のボディに、LEITZ ELMARIT28mmを標準レンズとし、望遠レンズにELMARIT90mm/F2.8、マイクロフォーサーズシステムの広角レンズは14mm位になるが、それはライツには元々ないのでM.ZUIKO DG12mm/F2.0で補うというシステムだ。だからモノクロ撮影の場合は、実に大変おつなシステムである。なんといってもELMARIT28mmのモノクロ画像は今でも大変綺麗だ。本来広角レンズなので被写界深度が深くピントを合わせる必要のないことが便利である。でっ、もっというと今は使わないEOS1Dsのシステムとか、FUJIS5のシステムとかもあるのだけど、これは省略。
 こうして今のオリンパス機材を用いて画質重視の二つのシステムが完成したわけだ。でっ、システムが揃うと安心しきって撮影する意欲が薄れるというのが困った問題だ。はて何を撮るんだろうかというあたりが機材フェチたる所以である。
 まあ来週インドネシアのバウォマタル村へ調査に行こうと誘われても、迷うことなく撮影機材だけは、すぐに揃えられるという点だけがメリットなのですね。

NIKON Df,AF NIKKOR60mm/F2.8
ISO2200,露出補正+1,f8,1/60
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PEN LEFE1217. EOS1DsMark3、旅論

2015年11月24日 | Photographic Equipment
 何故か昔からキャノンの標準レンズに縁がある。右側のF1.4の標準レンズが付いたCanon6Lは、高校の頃親父からもらったフィルム用機材であり、これで随分撮影の勉強をした。左は現在のフィールド調査用デジタルEOS1Dsである。今年の6月9日と4月10日にも同じ事を書いた。
 EOSは、広角ズームのLレンズが28mmと35mmをカバーするのでF2.0の標準レンズを加えると、頻繁に使用する焦点が全てカバーできるので標準ズームレンズは使わない。特にEOSに標準レンズを付けたシステムが大変格好が良いし軽快なので時折持ち出す。標準レンズは明るくなきゃというのが小さい頃からのDNAだろうか。
 実際沖縄ではEOS1Dsをフィールド調査に多用しているが、 時にはEOS+標準レンズだけで旅に出たくなる。夜行列車に乗って北を目指すなんておつだと考えたら、関西からは夜行列車自体がなくなってしまった。
 100-400mm望遠ズームを加えてインドネシアのフィールド調査で使おうと考えたが、研究助成に全部外れたので、これも夢となった。さては審査員に読まれたか(笑)。
 ならば冬の街をモノクロームで撮影するのもよさげだが、寒いところは嫌いだ。
 こうやって次第にEOSの活躍する場面が狭くなってくる。いまでは、かっての大艦巨砲主義の戦艦大和が航空機時代に適合できず活躍する場がなくなってきたのと同じだ。
 EOS1Dsは女の子のお尻肉をバシーンと叩いたかんだかいシャッター音が独特だ。量販店に並んでいるフルサイズデジタル一眼レフのコーナーをみると、もうこんなのを使う時代ではないという空気が漂っていて、誰も見向きもしない寂しい風景だ。
 EOS1Dsはレンズの性能を引き出し、どう使っても文句のでない大変良い機材なんだけど、動画も撮れるiPhoneの方が活躍する時代になってきた。もう静止画というのが、なくなりつつある時代なのかもしれない。
 いや!、やはり俺は頑固に標準レンズ1本付けたEOS1Dsでモノクロームで街を撮り歩こうと思った。そうしたこだわりから旅論が始まるのかもしれない。
 今日は、夕方の空が冷たい色で澄んでいた。木枯らしが吹いている。とうとう冬がやってきたのだ。

OLYMPUS E-M5 LEICA SUMMILUX25mm/F1.4
ISO2500,露出補正-1,f/2.8.1/80
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PEN LIFE1212. 朝の日課

2015年11月17日 | Photographic Equipment
 誰しも何もしたくない1日があると思う。今日は、そんな日だった。午後から小さな会議があり、朝からでかけるのも難しいし、それに捜し物がみつからないし、雨も降ってきたというのが意欲喪失の原因だ。
 最近の通勤時の車窓撮影のお伴は、PEN E-PL1にライツ・ウェッツラー8枚玉のズミクロン35mmのシステムだ。逆光で撮影すると盛大にハレーションを起こした画像を量産してくれる。ライツのレンズは昔から逆光には弱かった。だが順光ではなかなかの写りなので持ち歩くことになる。それに35mmは、ライツでは70mm相当のレンズになるので、これが結構使いやすい焦点距離なのだ。昔ライツにも75mmというレンズがあった。意味ある焦点距離なのだろう。カラーは期待しないので、いつもモノクロームで撮影している。
 今日は、バルナックライツ時代のヘクトール135mmも持参した。シルバーボディにシルバーレンズが大変よく似合う。それにPENシリーズ初期のこのボディは、モッサリしているがライツのレンズには十分な性能だ。さて広角側のレンズがないので、オリンパスの12mmかキャップレンズだろうな。
 このあたりをリュックに詰めて、7時32分京都発の各駅停車の空席だらけのひかり号にのる。いつも駅のスタンドで、レモンティーを調達し、新幹線を喫茶店代わりにしている。だからスタンドのオバハン達とも顔なじみになった。このスタンドのカツサンドは美味しいのだが、9時すぎでないとカツが届かないそうだ。
 「おはよう!、きょうはホットで」そういえば、ホットレモンティーをつくってくれる。それを新幹線に持ち込みすすりながら車窓撮影をしている。そんな喫茶店でお茶をしているような気分でいると各駅停車の新幹線は、すぐに名古屋についてしまう。それが毎日の朝の日課である。

OLYMPUS E-M5 LEICA ELEMARIT45mm/F2.8
ISO500,露出補正+0.7,f/4.5.1/100
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番外編240. 最近のクリエイションツール

2015年11月06日 | Photographic Equipment
 最近のクリエイションツールである。いつものイエローノートに加え、ウィンザーニュートンの透明水産絵の具とスケッチブックが新たに加わった。学生時代以来の水彩画を再開しようというわけだ。ホルベインからニュートンに変わったあたりがささやかな進化か。
 それにオリンパスE-PL1だ、すでに今のこの機種は、E-PL7までモデルチェンジしているのに、初期のモデルというわけだ。機能が少なめで操作がしやすいというのが使い続けている理由だ。シャッターは1/2000までしかないが十分だし、PEN E-P5のようにストロボが頻繁に飛び出すこともなく、つくりはしっかりしている。
 レンズは、LEITZ WEZLARの名鏡玉8枚玉SUMMICRON35mm/F2である。LEITZ M3時代のレンズであり、今では入手しにくいのではなかろうか。先日これを見た新幹線の反対側の席にいたオッサンがオオッ!、とうめき声をあげてこけたったけ。
 このレンズの写りは大変軟調である。通例デジタルカメラは硬調が多いが、こちらのモノクローム画像はグレートーンが広がっていて大変柔らかい描写をする。今のデジタルカメラではまず表現できない描写だ。曇り空や霞のかかった車窓風景は、ズミクロンの得意なところ。当然逆光には大変弱いという往事のライツレンズの特徴を持っている。だがそのことは光が表現され物が立体的にうつる。いつもパンフォーカスを利用して撮影しているので、マニュアルレンズといえどもAFレンズより動作は速い。
 最近、これらのクリエイションツールを持参している。時間があるときはダイビング時の画像をiPhoneやAir Macで見ながら、沖縄の魚のスケッチをしている。デジタル派からは古い事がお好きなようですねと、からかわれそうだ。

Nikon Df、AF Micro Nikkor 60mm/F2.8
ISO1100,露出補正+1.7,f8,1/60
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PEN LIFE1197.  オールドニッコール

2015年08月06日 | Photographic Equipment
 随分前からニコンDfが大変評判がよいという話は聞いていた。筑波大のランドスケープのS先生もゴールドバージョンをゲットしたと年賀状に書いてあった。それにシニアのオッサン達は、この画像のように半世紀程前のオールドニッコールレンズを、ニコンDfに付けて随喜の涙ものらしい。当時のオールドニッコールレンズは、パキッと大変シャープに写るんですね。レンズの完成度が昔から高かったから当然今でも十分使える。
 でっ、私もニコンDfオールドニッコールレンズを付けてみた。私のオールドニッコールレンズはニコンでAiレンズに改良してもらったので、今でも難なく使える。当時レンズ1本3000円でニコンが改良してくれた。
 でっ、ボディに付けてみると私は随喜の涙どころか逆に感激が全くない。さらにはこれで撮影しようという意欲になれない。それに今の大きなニッコールレンズを付けようという気分はさらさらない。 プロダクトデザインとしてみれば、確かにマニュアル風の趣は美しいのだが、結局私は小さなオリンパスをいつも使うことに変わりはない。あとは精々EOS1のシステムだろう。
 その理由は、ファィンダーがあまりよくない。フィルム時代のようにパキッと見えないと、マニュアルでピントが合わせられない。広角レンズならばパンフォーカスでゆけるが、それってオリンパスにライツレンズを付けているときの撮影方法だ。オールドニッコールとライツのレンズを並べると・・・やはり小さなライツだろう。でっ、オリンパスの使用頻度が高くなるわけである。
 ニコンDfは、私のスライドフィルムのデジタルデュープ作成のために調達した。というのも以前からデュープの機材とAFマイクロニッコールレンズをもっていたからにほかならない。結局一ヶ月近くかけて1万5千枚複写しデジタル化して、ロッカー1台分がほぼ空いた。それで研究室のはみ出し資料などをかたづけたら部屋が随分とスッキリした。デジタル化の効果絶大。だから目下邪魔なのは用事がすんだニコンDfだよ。これ研究室の機材だから勝手に売れないしなあー。
 多分ニコンは、今後こうしたマニュアル機材を出すことはもうないだろう。後にも先にもこれ1台なのであろう。 そんな予感を感じさせてくれる。このプロダクトが廃盤になる直前にオールドニッコール用に1台買っておいてもいいかなぁ・・・1?、と元ニコンユーザーは少し悩む。

研究室にて
OLYMPUS E-P5 LEICA MACRO-ELMARIT45mm/F2.8
ISO100,露出補正+0.7,f/2.8.1/20
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PEN LIFE1190. マッサージ

2015年07月08日 | Photographic Equipment
 魚眼レンズなんてダイビングをしなければ使うことがなかったレンズだ。水の中では、人間も魚の目をもとうということだろうか。
 たしかに水中では、魚眼レンズでないと入りきらない世界が多々ある。ただしそれは水の透明度が高い場合だ。そうなると処理されたとは言っても人間の生活排水が大量に流される本土周辺の透明度が低い水中では無理でしよう。となると沖縄以南ということになる。
 その魚眼レンズは置いといて、最近仕事、仕事の連続である。その中で悩ましいのがスライドフィルム1万枚以上のデジタルデュープの作成だ。ようやく1/3位進んだだろうか。この頃になると、ファィンダーでピントを確認、露出は+1、露光は平均測光と使い方も心得てきた。ニコンDfとMacはつなぎっぱなしである。その合間に学生のレポートの採点が山のようにある。さて何時片付けるか。何しろブログを休むぐらいに忙しい。
 そんなたっぷりつまらぬ仕事の毎日していると、痛烈に肩が凝る。幸い大学の近所によいマッサージ屋をみつけた。体格のよい先生が力をこめてグイグイと揉んでくれる。これが実に気持ちよく、夜は熟睡しているようだ。
 「梅雨時のマッサージで命拾いかな」

大学の研究室
OLYMPUS PEN EP5,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO200,露出補正0,f/4.1/320
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PEN LIFE1189. ニコノスを!!!

2015年07月05日 | Photographic Equipment
 アマゾンから魚眼レンズとこれ用のハウジングが届いていたのでセッティングしてみた。オリンパスのボディは持っていたので、少しずつ部品を集め、タイムリーなことにマイクロフォーサーズ用魚眼レンズが発売されたので、ようやく水中撮影システムが完成した。こういうところに意地でこだわるのは、相変わらずシステムフェチの悪い癖だ。
 この魚眼レンズ用のハウジングが魚眼レンズと同じ価格というのには驚きであるが、こういう形態は傷がたくさん付くから取り替えの簡単なリーズナブルな価格にしてくれた方が実用的なのだが。
 さあ次回はこれで潜るぞと意気込みたいところだが、こういう七面倒くさいシステムをどこまで使うかは大いに疑問。実際はニコンAW130を多用するだろう。
 来年は、ニコンがニコノスを発売するのではともっぱらの噂。魚眼レンズのコンバータも発売して欲しい。つまりニコノスがなくなったから水中ハウジングが登場してきたわけであり、本来ならばハウジングなどと言う面倒くさいものを使いたいとは思わない。それにハウジングは、おそらく発売されるであろうニコノスよりもはるかに高い。
 オリンパスの場合概算すると、ベースのPT-EP11が10万、魚眼用ハウジングか10万。それに魚眼レンズ10万、E-M1のボディ10万、しめて40万となる。そうなるとダイビング機材一式の価格に限りなく近づくではないか。どう考えてもボロもうけしすぎではないか。
 私はオリンパス・システムを使っていたから、その半額位でシステム化したけど、そうでなければあまり揃える意味があるとは思われない。
 これだけのシステムを揃えても水中ではかさばるし使いやすいとはとても思われない。だからニコノスを利用した方がはるかに経済的で使いやすいことは論を待たない。
 ニコノスが登場すれば、水没の恐れがあるハウジング機材など過去の遺物になるだろう。だから早くニコノスを!!!

OLYMPUS PEN EP5 MACRO ELMARIT45mm/F2.8
ISO6400,露出補正0,f/5.6.1/100
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PEN LIFE1187. デュープの準備

2015年07月02日 | Photographic Equipment
 フィルム時代のF、F3、F4以来のフルサイズデジタル一眼レフ、ニコンDf!が大学に届いていた。バッテリー充電の間にスタイリングを楽しむ。私の機材でないのが難点だが、これで1万枚以上あるスライドネガのデュープを作ろうというのが目的だ。
 幸いなことに、等倍マクロレンズ、EP-1、BR-5というパーツは持っていた。昔フィルムデュープを作ろうと試みて、あまり出来が良くなかったので、そのままジャンク箱に入っていた。やはり持っててよかった。だから早速アクティブDライティングなどをかまして試写を試みる。あまり派手にならず、これなら比較的良さそうだ。 HDRなんかで画像を合成する方法も少し時間がかかるがなかなかよい。 すくなくともEOS1Dsよりはるかによい。流石ニコン、やはり研究者のお伴はニコンしかない。といってこの画像を撮影しているのは、オリンパス機材なのだが。
 付属のビュワーなど使いながら、さてどのソフトを使うかが悩ましい。デュープだから撮影データは不用。むしろ、いつどこで撮影したかという過去の記録の方が後々原稿を書いたときに必要になってくる。こうなるとニコンのビュワーよりもiPhotoの方がラベルが付けやすい。さて画像はRAWというのがセオリーだが、使い勝手のよいjpgでもええかな。どうせ後で補正なんかしないよ。
 来週は1日あたりロッカーの棚1段分ぐらい、つまり3000万枚/日ずつのペースでデジタル化しておきたい。昨日は夜中の1時半に出張から戻ってきたので、3時間しか寝ていないがデュープの準備に没頭していた。

OLYMPUS PEN EP5 MACRO ELMARIT45mm/F2.8
ISO200,露出補正-2/3,f/2.8.1/4000
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PEN LIFE1178. 思い入れ

2015年06月10日 | Photographic Equipment
 転んだ話をさらに続けよう。
 高校生の時このフィルムカメラCanon6Lは随分活躍した。というよりこの機材しか持っていなかったから、常に標準レンズ1本。それで望遠風に撮るにはどうしたらよいか、広角レンズ風にとるにはどうしたらよいかと工夫しながら撮影していた。結果的には、それが随分良い勉強になったようだ。
 こうして撮影していると、次第にピントも的確に合わせられるようになってきた。写真屋さんから随分ピントが良くなったね、とほめられたことを今でも覚えている。
 あるときどうしてもピントが違うと思い、キャノンの銀座サービスセンターに持ち込んだら、若く美しいお姉ちゃんが、さっとファィンダーをのぞいて確認し、後ピンですね修理です。若いのに凄いとおもった。まあ関心が半分お姉ちゃんなのだが。その美人のお姉ちゃんも、今ではもうオバハンだろう。
 当時は写真代も高かったから、フィルム現像を自分で始めたのもこの頃。今はなきコダック・トライXの長巻フィルムをみんなで切り合って使っていた時代だ。こうするとフィルム1本のコストが市価の半額以下だった。だからフィルムのパトローネは何回も再利用した。パトローネといっても、今でははなんのことかわからんだろう。当然引き伸ばしプリントも自分たちで行った。大体高校には写真の暗室が付いていた。何もかも、自分たちで行って安く上げつつ写真を楽しんでいた時代であった。
 その後私は写真から,デッサンへと興味が変わり撮影する機会もなくなってしまった。
 標準レンズをつけたキャノンの機材には、そんな思い入れがある。だから半世紀後に登場したEOS1Dsに引きつけられたのだろう。古巣に戻ってきたような感じもする。半世紀という時間の経過、あるいは重さを感じさせてくれる。
 さて今日は、名古屋市内の高校へ出前講義。十年前に行くよと書類をだしたらしい。当時は受験生減少対策だったが、今は倍率も高いので出前講義なんかしなくてもよいわけ。捨てたような書類を教育関係者はよく引っ張り出したね。今日は、準備と出前講義に出かけ、何故か随分疲れ果てた。いつもと違う仕事だからか、或いは暑かったからかな。当然全く研究の仕事にならない。もうよそう、あんな時間の使い方は。

OLYMPUS E-M5 LEICA SUMMILUX25mm/F1.4
ISO2500,露出補正-1,f/2.8.1/80
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