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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

Nikon Freak426. マクロな目線

2019年11月17日 | diving

 

 マクロの世界は魚眼レンズでは捉えられない。

 クリスマスワームや海老・蟹に1cmまで近寄れて、ストロボ内蔵のニコンW300が活躍する。

 この機材を、いつから使い始めたかと画像ファィルをさかのぼると2018年10月とあり、まだ1年しかたったいなかった。多分それまでのW130を洗面台で洗浄するときに水没させて急遽調達したんだろう。1年とはいえ、もう10年ぐらい酷使したみたいに液晶画面が傷だらけだ。水中機材は消耗が早く2年ぐらいで次の機種に更新している。この機材もオートフォーカスがとろくなってきたので今年のオフシーズンにメンテナンスにだした頃に、次の機種が出るとありがたいのだが。

 話題は変わるが、京都の街では、私が通うセブンイレブンやマックで必ず外国人達と遭遇する。

 特に中国人をみていると、日本に求めているものが少し理解できそうだ。それはスポーツ系のファッション・ブランド。おそらく日本に来ると、最初に上から下までナイキやアシックス、時にはノース・フェースもあるが、それで身繕いをするようだ。全部は揃えきれなくて、ブーツだけ中国製という場合もある。ブーツのかかとの部分に偽造の大きな真珠風が飾り付けられていたりして、そんな珍奇なデザインは日本でもアメリカでも見かけない。それに髪型が金正恩みたいにソリをいれているけど、いかにも床屋でやったと思わせてくれる。格好を良くしたいなら日本の美容室を予約すればよいのに。

 つまり彼ら・彼女達の意識のなかでは、中国製品じゃ、格好悪くて、美しく、カワイク見えないじゃないか、日本人や欧米人のようにフツーに格好良くなりたい、とするジレンマがある。そうした意識は先行するけど、中国にはZARAやユニクロをはじめとして世界で評価されるファッション・ブランドが皆無だ。

 彼等・彼女達も日本人や欧米人達のように格好良く、美しく見えて、現代の立ち位置につきたいのではなかろうか。だけどファッションというのは、その国の文化なんですね。これまで丹念に人材を育て、オリジナルなクリエイション活動を長く続けてきて、いまの日本があるわけですから、コピーでいいやという文化ではクリエイションは生まれないですね。そうした偽物文化のツケがいま中国でおきているのではないですか。偽物文化から回復するのに人材の育成から初めて世界で評価されるようになるまで、まず20-30年年はかかると思うけど。

 悠久の歴史があり、大変見識の高い文物の研究者も数多くいる泰然とした中国ですが、現代中国は選択を間違えたようにも私には感じられます。マクロな目線で中国人を観察していたときの話なのですが・・・。

 

沖縄県慶良間諸島

ニコンCoolpixW300

1)ISO125,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/4.3,1/125

2)ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/125

3)ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/60

4)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/100 

5)ISO125,焦点距離5.6mm,露出補正0,f/8.3,1/500 

6)ISO125,焦点距離8.5mm,露出補正0,f/4.3,1/50 

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Fisheye15. 水中撮影機材の2台持ち

2019年11月16日 | diving


 地上のフィールドワークでも、焦点範囲がそれぞれ異なる撮影機材2台持ちは理屈としては正解なのだが、実際に振り回すというのが大変煩わしい。それが水中での2台持ちは、どうだろうかという関心があった。

 つまり魚眼レンズとマクロのできる小さな機材の2台持ちが、物理的重さよりも2台を同時に水中で使い回せるかどうかに関心があった。

 それまでは1台持ちだから、ダイビング前に魚眼でゆくかマクロでゆくかを予め決めておかなければならなかったし、実際水中にゆくと、魚眼の場面もマクロの場面も同時に登場する。これまでだとどちらかの撮影を切り捨てなければならなかったわけだ。

 それをハウジング系機材よりもすこぶる小さい機材の2台持ちで解決できないかというわけだ。最大の問題は難なく水中で振り回せるかどうかだ。

 実際にやってみたら浮力もあるし地上のような煩わしさがなく意外に容易に振り回せた。これなら、使えそうだということがわかり、撮影範囲がグンと広がる。広がらないのは頭の切り替えか、これはどうしょうもない。

 例えば、同じクマノミを撮影しても2番目の画像は魚眼レンズで近寄れる限度で撮影。これより接近するとクマノミにぶち当たる。3番目の画像は50cm位の距離から内蔵ストロボを用いてマクロモードで撮影している。

 このように性格の違う2台の機材が使い分けられる。それが可能なのはニコンW300がハウジングレスで大変軽い優れものであること、Goproもハウジングにいれてあるが、それ自体が大変小さいということが大きく寄与している。

 水中に限ってだけど、小さな機材の2台持ちがありえそうだ。

 

沖縄県慶良間諸島

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

1)ISO212,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

2)ISO400,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/240

ニコンCoolpixW300

3)ISO125,焦点距離5.6mm,露出補正0,f/4.2,1/400

4)ISO125,焦点距離8.5mm,露出補正0,f/4.3,1/250  

 

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Fisheye14. カメステーション!?

2019年11月15日 | diving

 

 一般に魚類は、人間に対して恐怖心を持っている。多分人間が釣り上げるからだろう。そのことを魚類同士はよく知っている。だから撮影しようとすると先ず逃げてしまう。

 しかし魚類は、好意的な人間と悪意のある人間とを見分ける意識がありそうだ。

 ダイバーにカメが近寄ってきた。たぶんこの人間なら大丈夫とする人間とアオウミガメとの間に了解がされているのだろうか。

「あっ、またいつもの掃除のお姉さんがきた・・・」 

「ねえねえ、お腹が汚れてるんだ、クリーニングしてよぉーーー!」

そうか、これでどうだ、うりゃ、うりゃ・・・・・。

「うーーん、気持ちいい!!、首も!!!」

しゃあない、これで、うりゃ、うりゃ・・・。

「気持ちいいよぉーー、ボディが軽くなった、あんがと・・」

背中もか!?、

「そこは、いいのよ、さぁ!、ゆくぜ!!」

 マンタは、コバンザメがクリーニングしてくれる。カメのクリーニングは聞いたことがないが、やはり魚類の中で長生きをするとボディは水中の浮遊物で汚れてくる。だから小さな魚達が掃除をしてくれると思われる。それがなじみの顔になると人間に近寄ってくる。掃除のお姉さんが来た。ダイビングポイントは、カメのクリーニングステーションだったのかもしれない。

 ダイバーがカメに遭遇する確率は大変高い。多分カメは警戒しつつ、こちらの様子をうかがっている。それにこいつは悪い人間ではないとカメが了解するのに時間もかかるだろう。だからたまにしか来ない人間が、いきなり近寄ったってダメさ(笑)。

 さて話題は変わるが、夕べの京都市内の最低気温は6°とこの冬一番の冷え込み。さすがに外気は冷たく、しっかりと冬の始まりだ。これがさらに寒くなると、5°というのが最高気温になったりする。寒くなるテンポは結構速いのである。グンと冷えて紅葉が綺麗になるという説もあるが・・・。


沖縄県座間味島アイダー

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

1)ISO262,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/356

2)ISO488,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/712

3)ISO200,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

4)ISO190,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/261

5)ISO180,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/257

6)ISO670,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/815

7)ISO118,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

 

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Nikon Freak425. 夏の終わり

2019年11月14日 | diving

 

 10月15日は慶良間諸島の定番ポイントの野崎やアリガーをあきらめ、渡嘉敷島をぐるっと回って東側のポイントに出かけたぐらいだから、水中は流れがあり、風が強く、波が高かった日だった。台風19号の余波だろうか。

 アラリは砂地、ムチスニは岩場のポイント。岩壁に打ちつける波を水中からみているとキビナゴが群れている。これも大きな魚の餌になるようだ。

 まだ夏の終わりの陽射しが少しだけ残っている頃だった。

 私のような冬は潜らないダイバーにとっては(ドライスーツ着用なら冬も潜れるけど)、これからオフシーズンが近づいてくる。もっとも水温が高い今のうちにもう少し潜っておこうとする意識濃厚。

 調度今頃は沖縄の海水温がさがりだす頃でもあり、10月中旬で28度、11月は26度、12月で24度か。水温は、地上の気候から1ヶ月程遅れて下がるようだ。12月に潜っていると水が冷たいなって感じると私のダイビングもオフシーズン。

 オフシーズンの頃、南城市あたりにゆくと、1日中季節風が吹きあれ固有の風音が耳障りと思われるほどうなっていて絶えることがない。崖の上に立つカフェーで白波たつ海を眺め過ぎた夏を思い出すなんていうのは映画とか観光プロモーションの話であって、現地に立てばとてもそんな気分にはなれない。しかし陽射しがあると寒いという実感がなく、不思議な環境だ。

 オフシーズンの冬はEOSを担いで、ホウェール・ウッチングぐらいかなあ・・・。

 さて今日の京都は、天気が崩れて雨模様。那覇市の最高気温23°:最低気温19°に対して、京都市内では15°:5°と開きは大きすぎる。沖縄の暖かい気候に慣れた身体は終始寒気を感じている。これからまだ寒くなるというのに、今からこれですかと先が思いやられる。すでにダウンコートを羽織って出かけている。

 

沖縄県渡嘉敷島アラリ、ムチスニ

ニコンCoolpixW300

1)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/400

2)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/500

3)ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/320

4)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/500 

 

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Fisheye13. 生態連鎖!?

2019年11月13日 | diving

 

 10月、11月と慶良間で潜ってみると、スカシテンジクダイの群れに、またか!と思うぐらい、いたるところで遭遇できる。 やがて、これがより大きな魚の餌になるのだから魚の生態連鎖があるだろう。

 しかし、そうした連鎖をあきらかにした専門書はまだみかけないが、先ずは絵的に撮影しておこう。

 こういうとき魚眼レンズを持ってきてよかった。もともと水中では画角が狭まるから、どうしてもマクロな方向へ眼が行きがちになるが、そこをエイッ!と、視界を広げくれるのが魚眼レンズ。魚眼レンズの広い画角は少し機材をふると画面の一部に太陽の明かりが容易に取り込めて、光と水の反射とがミックスされて絵にしてくれる。

 そんな沖縄に没頭していると、地元京都の街に全くといってよいほど愛着がわかなくなる。

 例えば、京都市内の道を歩いていても息苦しさを感じるし、以前なら市内のいろんな街を訪ね歩き回る面白さを感じたし、ブログKYOTOというカテゴリーに数多くの画像をアップさせてきたが、今はふーーんボロいね、と通り過ぎる。精々毎日の散歩で近所のお決まりコースを徘徊するするぐらいだ。京都の街に住みなれると、ウッワーー!、という嫌悪感が立ち上がる。

 先日、那覇の不動産屋をたずね賃貸物件を物色していた。こちらは、急がないけど新築のワンルームがでたら教えてねと申し置いたけど、京都の寒さ暑さに辟易し、もう少し適度な気温のところで暮らしたいしという願望があるのだろう。


沖縄県 慶良間諸島

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

1)ISO100,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/1217

2)ISO193,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

3)ISO125,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/200

4)ISO226,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962


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Fisheye12.  みよ!、ロウニンアジ!!

2019年11月12日 | diving

 

 「みよ!、ロウニンアジ!!」

 「みえませぇーーん!!!」とはいえなかったが、水中ではレギュレータで口をふさがれているので言葉による会話はできない。コミュニケーションは、すべて指サインだ。

 宮古島のドロップオフも久米島さながらにダイナミックだ。海底までは40〜50mぐらいはありそうだ。落ちたくないですね。深度を下げる毎にBCDにエアをいれる。といって入れすぎれば浮いてしまう。それも怖い。中性浮力に最新の注意を払う場所だ。多分緊張しているんだろう。

 さてロウニンアジは見えなくても、このドロップオフは大変ダイナミックで、どこかの惑星にでもいるかのような神秘さえ感じさせてくる風景だ。こりゃ、素晴らしい被写体だ。人間をいれないと空間の大きさがわからない。

 おろしたばかりのGopro7+ハウジング+INON魚眼レンズは、久米島、慶良間で使ってきて、すでに機材前面のドームポートは傷だらけだ。実に大切に扱わない撮り方だが、そんなことを気遣っていては画像は撮れんぜよというのが私のポリシー。そう考えれば、傷がつかないぐらい丈夫につくってほしいというのがユーザーの意見。このあたりの華奢なところが日本製品のだめなところ。だからトップの画像のような光を背後に入れると傷が浮かび上がる。もちろんPhotoshopで修正した。

 ああっ、サイパンに出かけた時に合流した宮古島をベースにするダイバー達は、こんな凄いところで潜っていたのか。私なんかマッタリ慶良間ですから。

 さてロウニンアジ・・・、「なんだ足下に2匹もいるではないか」

 

沖縄県宮古市 本ドロップ

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

1)ISO195,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

2)ISO325,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

3)ISO560,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

4)ISO1372,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/207

5)ISO980,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

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Nikon Freak424. ビーチエントリー

2019年11月11日 | diving

 

 さて宮古島での洞窟3大体験が終わってしまった。今日はボチボチと地味な話題でゆきます。宮古島で夕方時間があったので、来間島でビーチエントリーを行った。

 つまり砂浜からエントリーし、最大水深水深6.3m迄ゆき、戻ってくる地味なダイビングだ。潜ってみると、いきなり海草の残骸が数多く舞っていて、それをやりすごすと、沖合は透明度は低く霞がかった景色で、水中の砂浜一面に海草が生い茂り、魚は少なく、みるべき地形もない。実はそれが私達が沖縄の観光ポスターでみているビーチの水中の景色なのだ。しかし何故かこのダイビングは結構面白かった。

 浅いところをなのでウェイトを1kg増やし、地上にいるとき時と同じような呼吸で潜っていることができる。47分間潜って残圧90だった。おおっ新記録!。ダイビングは深度が深くなるほど酸素消費量は早いが、ビーチの浅さは酸素の消費がすこぶる遅いというお気楽さがあって心地よかった。

 こうした浅いところで酸素の吸い方のコツを覚えると、その後のダイビングでも応用できるし、応用した結果、慶良間で39分で残圧100という記録だった。意外と浅いところは酸素の吸い方のコツをつかむのに良い場所なんです。

 少し難儀なのはエキジットするときだ。そのまま砂浜から上がれば簡単だが、護岸があって階段が付いているから、ここからエキジットしたほうが近い。それが階段は海草で滑って足下をとられ、波の力が意外に強いことを思いしらされ、護岸にタンクや身体を打ちつけられながら、イテッチョ!、といいつつあがるわけだ。

 地味なところだったけどエアの使い方に気づかされたし、私的には面白いところだった。

 話題は変わるが、京都市内もヒタヒタと寒くなり、沖縄の気候に慣れた体にはこたえる。ついにガスストーブをつけだした。こうなると冬の始まり。夏の終わりから一気に冬の初め。今日あたりは鞍馬では紅葉が始まっているが、京都市内の紅葉は11月20日以降。寒さ忘れと気分転換で少しだけ紅葉狩りもあるか。トランクのツァイスがつれてゆけといっているようだ。ならば府立植物園かな、人が少ないし三脚立ててじっくりと撮影できるよね。

紅葉情報は京都市が運営している「京都観光オフィシャルサイトNavi」。

https://ja.kyoto.travel/flower/momiji/

 

沖縄県宮古市来間島

ニコンCoolpixW300

1)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/250

2)ISO125,焦点距離4.7mm,露出補正0,f/2.8,1/200

3)ISO125,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/4.300,1/160

4)ISO125,焦点距離4.7mm,露出補正0,f/2.8,1/200 

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Fisheye11. 偶然の産物

2019年11月10日 | diving

 

 宮古島洞窟3連チャンをいってしまいましよう。

 本当に洞窟の宮古島です。ここは水深17.7mですから、比較的浅いポイントです。宮古島に着いたら最初に連れて行ってくれるところでは。そんなドラスティックな洞窟を抜ければ、いつもの水中の風景が展開する。

 さて撮影機材は魚眼レンズ必須だからGoproが活躍するが、この機材は光が少ないとつらい画像になる。最高感度はISO3200までと推測。それでも水中ライトをうまく使えばなんとかなりそうだということがわかってきた。もちろんPhotoshopで後処理をすればブログにアップできる画像になるから助かるわけですが。

 こういうとき、フルサイズ、もしくはAPSサイズのイメージセンサーを持ち魚眼レンズがつく、ニコノスが登場してほしいところだ。多分暗闇でも使えるとすれば画素数は1600万画素で十分、そのかわりISOは20万とか40万。水中では、暗いところが多いから高画素機は不用で、むしろ暗い世界でも使える撮影機材が欲しいところ。もちろん小型で操作が簡単であることが必須。だから機材が高感度に強ければ、2枚目の画像のように洞窟のなかも高画質で記録できるわけ。

 そんな綺麗な洞窟の画像を見てみたいと思うけど、1200万画素と画素数を大変低く抑えたSONYα7S2+ノーティカムのハウジング付きのシステムがあるが、魚眼ズームレンズがSONYでは発売されていない。だから水中でも使えるスナップとなると機材も限られてくる。

 ところでBS1スペシャル「穂高を愛した男 宮田八郎 命の映像記録」をみていた。なんで山に登るか?、それは明日を生きるためであるという達観に納得。人間は明日を生きるために厳しい山にも登る。明日は、こうしたいという目標があるから大自然を記録することに挑み続けるのだろう。そうした目標を失えばボケ老人同様となる。

 その宮田八郎は、山小屋仕事の傍らで映像プロダクションを開設し北アルプスの映像を、テレビなどに売って収入を得て生活や撮影のたしにしていたのだろう。私達がみていた冬の北アルプスの映像は、彼が撮影したモノだったんだと気がついた。自然の途方もない姿を私達に届けるために、酷寒と烈風の中で撮影していた根性がすごい。

 ダイビングにおいても、こちらは彼ほどの根性はないが、それでも水中の世界の空気を少しだけ届けられればよいかと思っている。といって自然が相手だから構えて確実に撮れる水中の世界ではない。何かを感じたら、感じないまでも気配が違ったら、先ずシャッターを押している。そんなシーンをひたすら大量に撮影しておいて、後でパソコン上で面白い画像か、そうでない画像かを仕分ける。いわば水中のスナップだ。

 スナップだから、高画質な一眼レフを構えて水中で使おうという考え方はさらさらなく、できるだけ小さく、そして水中で振り回せる機材がベストだ。自然と人間が織りなす一瞬の時がみせる画像があるだろう。だからこのブログの水中画像は偶然の産物といってもよく、いつも必ず確実に撮れるモノではない。そんな確実性のないところが自然相手の画像の特性なのだろう。

 

沖縄県宮古島 ツインホール

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

1)ISO2013,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/120

2)ISO2895,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/30

3)ISO3200,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/8

4)ISO2056,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/60

5)ISO288,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

 


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Fisheye10. ここですぅ!、潜りますぅー!!

2019年11月09日 | diving

 

 那覇の社会的話題が3本続いたので、さて中断していたダイビングの画像から再開。先ずは宮古島の続きだな。

 インストラクターが「ここですぅ!、潜りますぅー!!」。

 およよ!、こんな縦の洞窟が歴史的にどうやってできたのかよくわからないが、おっとり刀で潜り続ける。えてした宮古島の洞窟は縦が多い。潜りながら、いや沈みながら、振り返って上をみるのも美しい。

 ひたすら岩の間を下がってゆくと、小さなたまり場が登場する。先ずはここで全員集合だ。おおっ、真っ暗、ライトの明かりだけが際立つ。Goproは暗いところではすこぶる弱いが、撮影してみると荒れた画像に迫力がある。上から次のダイバーが降りてくるところなんざぁー、仮面ライダーとかガッチャマンが一同に集まりつつある集合風景か。なんか格好いいじゃん。

 全員集まると今度の敵の攻略方法は!、じゃなくて、さあこちらへ、といって横の洞窟から外へ出る頃に水深は27.6mとログに記録してあった。先のアントニオガウディに続く2番目の宮古島の洞窟体験だった。


沖縄県宮古島 中之島ホール

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

1)ISO511,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/909

2)ISO1549,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/448

3)ISO3152,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/40

4)ISO2379,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/60

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Fish eye9.  アントニオ・ガウディ

2019年10月29日 | diving

 

 初めて宮古島にきた。

 この洞窟のポイントに誰が名前をつけたかはわからないが、少なくとも建築家アントニオ・ガウディを知っていた人間だ。水深12m位の所から洞窟に入り31mで抜け出してくる。どうしてこんな形態ができたのか不思議な水中の空間である。少し華奢な柱状の岩は、いずれは水流や台風によって崩れ去るかもしれない。そう思わせる危うい構造でもあるが、ともすれば撮影することを忘れさせてぐれるぐらいみとれてしまうダイナミックな景観である。

 こうした水中の狭い洞窟から、いきなり大きく開けた開口部を撮影するならば魚眼レンズしかない。それ以外のレンズでは1枚の画面に入りきらない。魚眼レンズを持ってきてよかった。ノートリミングでアップさせよう。

 洞窟は、どうやって撮ればよいのか悩むが、もう後からダイバー達が続いてくるので、とりあえず撮ってとする、撮り逃げで撮影していた。それに暗いから十数カット撮影した画像の2/3はぶれていた。このあたりの暗さになるとGoproの限界かもしれない。

 それにしても、この洞窟の穴がどうやってできたのか。もちろん人為的にはできないから、海の中のどんな力が働いていたのかは、まったくわからない。海の中は、たいして調べられているわけではないから、わからないことの方が多い。

 宮古島では、もう一つ魔王の宮殿と呼ばれる著名なポイントがある。ボートは行こうとしたが、他のボートが満杯であきらめた、いつかまたですね。その頃には、洞窟撮影の方法も覚えているだろう(笑)。

 

沖縄県宮古島 

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

1)ISO721,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/240

2)ISO2233,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/240

3)ISO1409,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/176

4)ISO919,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/120

 

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Fish eye8. Gopro7、水中で使ってみた

2019年10月28日 | diving

 

 このまったり感、そしてこの透明度が慶良間かな。

 元画像を、そのままブログに用いているのでGopro7も、水深10mまでは外の光と混ざり合った発色が大変綺麗だ。このあたりが活躍場所なのだろう。それより深いと色が変わるんだろう。さてレンズの前面をみたら、もうすでに傷だらけだ。まあここは交換できるだろうとしても、もう少し丁寧に扱わないと・・・、と思うだけ。どこか消耗品感覚のGoproだ。

 以前優れものオリンパスTG6+ハウジング+魚眼レンズ、さらに大きな水中ライトやストロボだってぇー!。そんなシステムを考えたが、あの小さなデジタル機材が次第に肥大化してくるのはやだなという気分だったし、またオリンパスか・・・、というのも気乗りしなかった理由だ。

 そうしたらはるかに小さく水深60mまで潜れるGoproのハウジングがあり、INONの魚眼レンズがつけられる。このレンズは映りが良いと思う。これは使えるぞ・・・。ならばGoproで・・・。ただし耐久性がどこまであるかはわからない。

 そんなわけで、純正品のバッテリーチャージャーとスーパーチャージャーは必需品。

 本来ならばニコノスが市場に登場すればと思ったが、登場しないのではしょうがない。多分来年には、ニコンW300の後継機種がでるだろうと予測はしているけど・・・。

 それに魚眼レンズを持って行くとマクロ撮影ができない。マクロレンズをもってゆくと超広範囲の撮影ができない、とするジレンマがこれまであった。だが小さな機材ならば2台を同時にBCDにつけて、もってゆけるのではないか。魚眼レンズ付きGoproとストロボON設定でマクロモードにしたニコンW300の2台持ちを、次回のダイビングで試してみよう。

Gopro7の水中システムは以下。

ボディ:Gopro HERO7

ハウジング:Gopro Super Suit

レンズアタッチメント:INON SDフロントマスクHERO5/6/7

魚眼レンズ:INON 水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

ストラップ用アタッチメント:INON Zジョイント

ストラップ:スナッピーコイル

 

沖縄県慶良間諸島

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

1)ISO377,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

2)ISO148,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

3)ISO145,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

4)ISO239,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

コメント (3)
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Nikon Freak423. 私的魚図鑑

2019年10月27日 | diving

 今回のダイビングは、季節や台風の関係だろうか、魚影が濃いという感じではなかった。それでも珊瑚礁にはスカシテンジクダイが群れ、クマノミは随所で見かけ、ロンセンスズメダイやチョウハンがまったり泳いでいた。今回のダイビングでは、これまであまり取り上げなかった魚を中心に撮影順に編集した。


 1)マンタ

 マンタは過去に石垣島でも撮影したが、久米島にもマンタステーションがある。案の定マンタが1匹クリーニングをしていた。

 マンタは身体に付着した海の浮遊物などを、コバンザメなどの他の魚に食べてもらい、大きなボディの掃除をする共生関係が他の魚とできている。そんな噂を聞きつけてダイバー達がやってくる。ダイバー達のはき出す泡がうざったいなとマンタが思い始めた頃、マンタは他の場所に移動してクリーニングステーションは消滅する。それをまたダイバー達が追いかけ・・・といった具あいに、マンタと人間とのいたちごっこが続いている。人間はマンタとは共生していない。

 遠くに見えるマンタは、撮影するとコントラストが低くてクリーニング中のマンタを撮ってもなぁー、という気分濃厚だった。かって慶良間の台風前の海を悠然と泳ぎ去った時の方が感動は大きかった。


2)ミナミホタテウミヘビ

 私は、ヘビとウツボが嫌いなので撮ることはおろか、近寄ることもしないのだが、ミナミホタテウミヘビは海底に胴体が埋まっていることもあり、恐怖心と好奇心が入り交じった複雑な気分で恐る恐る近づいて撮影した。やはりグロテスクだ。やはり、こんなのは撮りたくない!。WEBで全身の画像をみるとウナギに近い形態だし、味もウナギに近いだって。もうゲッ!、という気分だ。当然ウナギも食べる気分にはなれない。スタミナをつけたきゃステーキだよ・・・。

 

3)ヤライイシモチ

 よく見かけた魚だから、話題にも上がらなかったし、それに名前がわからない。図鑑で調べるとテンジクダイ科のヤライイシモチかなぁー?。胴体断面が円形に近いし、尾の形が似ている、というのがその理由だが・・・。


4)ハゼとテッポウエビ

 ハゼは周囲に危険な存在がいないかの見張り役であり、テッポウエビはハサミ脚を使って穴を掘りブルドーザのように砂を穴からかきだして巣を整備している。両者の間には、そんな共生関係が成立している。そして整備できたと思ったら上の砂がスルッと崩れてしまい蟹が埋まってしまった、というなんともアホな光景が繰り返されている。1/400のシャッターなのに画面がぶれている。いや、ピントがあっていないのか。ニコンW300もトロくなりつつある。もう老朽化の始まりか・・・。


5)イシガキカエルウオ

 大きさ、眼が大きい、ツノあるいはヒゲ状の突起がある、とする特徴からイソギンポ科。図鑑と色が少し違うが、イシガキカエルウオかな。ハゼ科の魚については私も不勉強で、まだ種類を特定できない。現場でインストラクターから名前を教えられたが覚えていない(笑)。どうも教えられた記憶と撮影画像の整理とがリンクしていないようだ。ニコンW300も頑張って超アップで撮ってくれた。

 

6)イソギンチャクカクレエビ

 海草を探すと大体みつかることが多く、透明の胴体という特徴は、記憶にあるしログにも記載してあった。よく遭遇する小さな甲殻類であり、今回やっと撮影できた超マクロの世界である。今回のツアーは、こうした小さな魚達を追いかけていたようだ。まあ私の好みではありませんが、つきあった。


7)ハナミノカサゴの幼魚

 カサゴは沢山のヒレで胴体の形状認識を攪乱してくれるが、それだけに私の探究心が沸く魚でもある。幼魚には初めて出会ったが実に精悍なスタイルだ。この形はデッサンのしがいがある。


8)ジョーフィッシュ

 過去にも慶良間諸島でみつけたが、そのとき魚眼レンズをつけたオリンパスE-M1のハウジングだった。もちろん画像を拡大して荒い解像度でアップさせたことがある。今回はニコンW300だったので焦点距離を一杯に伸ばして撮影できた。小さな歯まで写っているから、これでよしとしよう。


9)アオウミガメ

 ダイバー達にとってカメは人気者である。なにしろ動作が比較的ゆっくりなので追いかけやすいし、どんなに撮影しても逃げるそぶりもない実にマイペースな生物だ。以前私も真っ正面からカメが近づいてきて避けるそぶりもないので、私が急反転したことがある。カメの背中を触ると意外に柔らかかったのが印象的だった。

 突然魚が現れた。ライトのスイッチはONにしっぱなしだが、被写体に向けてアームを曲げて・・・、なんて撮影機材をセットしている余裕はない。こうした水中照明機材の考え方が私の考え方と合わない。だから私は、撮影機材に付属する大きな外付け照明機材を使わないですね。


10)正体不明 

 宮古島で遭遇した魚で、包丁を逆さまにした形態が特徴。大きさはベラぐらいかな。さて調べたがわからない。しばらく課題の魚としておこう。いずれわかるさ・・・。


11)ロウニンアジ

 実は宮古島で複数のロウニンアジが崖の割れ目のはるか先にいた。あいにく手持ち機材は魚眼レンズ。まあそれでも撮影後の補正に期待しつつ撮影していた。後補正といっても画像のアラがみえだすほど大幅なトリミングをするわけだが。こういうときニコンW300だったらバッチリ撮れたから、やはり撮影機材の魚眼とマクロ撮影ができる2台持ちが必要だ。操作は地上のようには、振り回せないが試みてみる価値はありそうだ。


 さて、この魚図鑑の編集が面倒だ。先ず画像を選ぶまではよいが、さて何という名前の魚だったかが記憶にない。

 というのも初めて出会った魚は、水中でインストラクターがホワイトボードに書いてくれるのだから覚えているわけだが、アクアスケープの美形に感動したりして、関心が他所へうつるとトンと忘れてしまう。

 だから、帰りにダイビングショップに立ち寄ってログ付けの時に、今日見た魚を全部リストアップしてくれて、わからなければ図鑑で調べたりできるので安心していると、連続ダイビングだと帰りはそのままホテルに送り届けてくれたりすることもある。そうなるとログ付けは後日まとめてということになり、すると魚の名前が記憶にない。そこで後日撮影画像をみながらWEB図鑑で調べることになる。まあ記憶力を磨くほかないのだが、初めて見た小さな魚は容易には覚えられない。

 ブログ用に私的魚図鑑の編集をしていると1日仕事なのだが、実はそうした手間をかけて魚の名前を覚えてゆくのである。


沖縄県久米島、慶良間諸島、宮古島

ニコンCoolpixW300

1)ISO125,焦点距離10.1mm,露出補正0,f/4.4,1/125

2)ISO125,焦点距離5.1mm,露出補正0,f/8.3,1/500

3)ISO125,焦点距離10.1mm,露出補正0,f/4.4,1/100

4)ISO125,焦点距離21.5mm,露出補正0,f/4.9,1/400 

5)ISO125,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/4.3,1/800 

6)ISO125,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/8.7,1/100 

7)ISO125,焦点距離10.1mm,露出補正0,f/4.4,1/250 

8)ISO125,焦点距離16.6mm,露出補正0,f/4.7,1/640

9)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/800

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

10)ISO633,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/264

11)ISO1190,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/120

 

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Fish eye7. 絵画的なアクア・スケープ

2019年10月26日 | diving

 

 水中から水面を見上げる角度によっては、光と波の動きに加え、ボートなどの色が反射したりして、大変美しい水中アートが現れては消えてゆく。そんな移ろいの狭間に見え隠れする微妙な色の数々は、絵筆をすべらせたように絵画的なアクア・スケープだ。エキジットで慌ただしい頃合いで見逃していることも多いが、もう一寸追いかけてみたいですね。

 水面に限らず、水中では光をあてるとアートな光景に遭遇することが多い。それもパソコンに画像をアップさせてから気づくのだから、水中では、なんか感じたらさしあたりシャッターを押しておく。そんな風に水中では、魚眼レンズ風の光景も、魚やウミウシを撮影するストロボ強制発光によるマクロ機能も、1つのダイビングで同時に遭遇する機会が圧倒的に多い。水中が撮影機材のセットの変更なんかできないと考えた方がよい。

 そんなことを考えると、魚眼レンズのGopro7とマクロ機能があるニコンW300を同時に水中に持参する案がある。2台の機材を同時に使い回すというのは地上でも大変煩わしい作業だが、それを水中でとなると動作は緩慢になり、さらに難しくなる。地上のようにはゆかないから、あらかじめイメージトレーニングをしておく必要がありそうだ。水中での人間の動作は緩慢にしか動けない一方で魚達はとても俊敏だ。

 

沖縄県慶良間諸島

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

1)ISO181,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

2)ISO275,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

3)ISO145,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962 

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Fish eye6. 魚と遊ぶ、魚に遊ばれる・・・

2019年10月25日 | diving

 

 ダイナミックな久米島から、慶良間に戻るとまったり感が心地よい。しかも船はアジュメール号だ。

 さてPADIのテキストには、「魚の名前を知る」というレクチャーはあったが、「魚と遊ぶ」はなかった。ならば実地で魚と遊んでみよう、いや、魚に遊ばれているのかもしれない。

 岩穴の中になにやらイボのついた物体が色変わりしている。

 蛸だ!!!、ならばひっばりだそう!。二人で足をつかみ・・おっ!、背後の穴から逃げようとしている・・・、そうはさせないぜ!!、ついに足をつかんだ!!!、蛸は猛烈に抵抗する、やっと引きずり出したぜ、こっちの勝ちだ!!!!。

 そうなると蛸も最後の手段で盛大に墨を吐きまくる。まるで忍者の葉隠の術か・・、おいおい、インストラクターを隠してどうすんだい、全て吐ききっても、蛸の墨はまた生成される。そして、今晩のおでんの具にしようなどということは考えずに、逃がしてあげた。

 人間と魚の共生関係ができているとは思えないけど、ダイバーは魚には原則として手を触れないので、ロンセンスズメダイも安心できる餌だと思っているのだろうか。まあ執拗に群がってくる。今度はソーセージでも持参するか・・・。

 どうもこのコクテンフグは、随分とダイバー達にもてあそばれた経験があるのだろう。逃げることもなく膨らんでいる。それをビギナーダイバーに手渡ししたらフグは気持ちよさそうな顔してんの。そりゃダイバーの方が驚愕の顔をしてるわけさ。そりゃフグも私もおもろいですよと眺めていた。

 そんな風に、魚と遊び、魚に遊ばれる、慶良間の癒やし系のダイビングだった。


沖縄県慶良間諸島

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

1)ISO770,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/901

2)ISO288,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/692

3)ISO490,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

4)ISO325,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

5)ISO325,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962


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Fish eye5. 続・久米島、そして岡本太郎

2019年10月24日 | diving

 

 久米島の海は、あまり見かけなかった海草などが出現し慶良間とは少し様相が異なる。撮影画像を見返していたらやはり綺麗だ。

 そしてドロップオフのダイナミックな地形が素晴らしい。多分ベテランダイバーになると、もっぱら久米島です!、となるのだろう。

 今回は、そんなベテラン・ダイバー達の間にはいりこみ少し形見は狭かったが、そこは図々しさを発揮して(笑)。

 水深30m程の海底付近にスミレナガハナダイが生息しており、ピンク系色の綺麗な魚だが魚眼レンズじゃ撮れへん・・・。

 さてダイビング終了後18時間は、気圧の低い飛行機には乗れないので翌日昼に那覇に戻ってきた。そして午後から私の宿から5分程歩いたところにある新しい県立図書館にでかけた。抱えていた仕事もあり午後は、ここでダイビング後のジョブ・タイムだった。

 書架を徘徊していたら、画家岡本太郎の沖縄の写真集がある。それは沖縄が日本に返還される前の姿であり、他の写真家の写真集と比較しても桁違いの迫力で沖縄が写されている。

 太郎の写真は眼前の風景を通り越し、背後に連綿と続く沖縄の歴史的空気が濃厚に漂い、画家固有のコンセプトを痛烈に感じさせてくれる。これが沖縄だという大変迫力がある写真集だ。

 そういえば地元写真家が、どこでこのような写真技術を覚えられたのか?、とする疑問を発し、同行した新聞社あたりのカメラマンが撮影したのではないかとする噂まで登場した、とする記事を読んだことがある。

 太郎は、画家だし、パリに留学しているし、デッサンができる。デッサンを勉強していると、コンセプトや構図やモチーフの納め方は感覚的にできてしまう。本来デッサンとは、そういう訓練だ。だから画家というのは、ただ撮らないだけで実は写真の撮影上手。デッサンを勉強してこなかった写真家達のように、一々コンセプトや構図や屁理屈を考える必要もなく、すべて感覚的に捉えられる訓練をしてきているから、太郎の写真も、どこで写真の技術を・・・と問われればデッサンでということになる。おそらく、エコル・デ・ボザールだろうか?。尚、太郎が訪れたのは、久米島ではなく久高島のイザイホーという風習だった。

 県立図書館で、そんな画集の幾つかをみていた。さて仕事の方は・・・、Mac Book Airが退屈しきっている(笑)。

 さて気温28〜30度の夏最後の沖縄から18度の京都に戻ってきたら冬近し!・・・。朝晩は一桁代の気温のときもあり、衣替えをしなければと思わせる気候が続いている。

 

沖縄県久米島

GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

1)ISO262,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/374

2)ISO323,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/240

3)ISO557,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/240

4)ISO325,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/243

5)ISO225,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/429

 

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