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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE389. リーニュクレール

2012年06月26日 | Nagoya city
 今日は木曜日である。OM-Dの画像をもう一つ早出をしておこう。バスの車窓から撮影した風景である。
 Art modeでリーニュクレールと言う新しい機能が加わった。これで試写してみると、写真と絵画の境界線上にあるような画像であり、写真が絵画のようにも見えるところが、絵も描く立場としては笑える。
 芸術の複数の領域の境界線が次第に無くなりつつあるというのは現代芸術の特徴だが、まさにその通りのことが起きている。当然こうしたmodeが効果を発揮できるような被写体を選ぶ必要があるが、選択が適切であれば面白い画像が撮影できる。イラストレーターの○○風、とでもいいたくなるような画像である。
 さて札幌出張のパッキングをしなければ。こういう時間は実に楽しい一時である。撮影機材はOM-D&E-P3で、レンズは9-18mm、17mm、PanaLEICAの45mm、これで十分だ。あとはCDで来るデザイン学会の大会論文を読むためのMacBookAir、それにiPhonと、バッテリーを使うものばかりだ。それに着替えと傘、そうだ少し肌寒いからユニクロでTシャツ買っとこう、それにいつものイエロースケッチブック、小樽の建築資料位だから、20リットルの小さなザック1つで全部入りそうだ。いつもより少し目方は増えたが、重いと感じるほどではない。何度も書くが、こういう旅の時に撮影機材が小さく軽いというのは、大変大きなメリットだ。
 旅というのは、出かけること自体は仕事だし疲れるのだが、その前の準備の時間が楽しい。もし、これで行かなかったりしらバーチャルトリップで終って楽しいままなのだが、仕事だから行かねばならないのよね。
 札幌は天気か雨かは知らないが、まあなんでもよいから義務を果たして、はよ小樽へ撮影に行きたいですね。 

名古屋市桜通,2012年6月15日
OLYMPUSM OM-D E-M5.M.ZUIKO DG 9-18mm/f4.0-5.6
ISO1600,露出補正-1/3,f5.6.1/100,iFinish
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番外編89. ど!、ど!!、どうすりゃいいの!!!

2012年02月08日 | Nagoya city
 ここ1週間ほど、リバーサルフィルムのスライドを整理していた、自宅のストックと合わせて約2万5千枚を、1万枚程度に削減した。当然すべてのラベルも作り直しである。
 削減後の書架はごらんの通りである。それでも4段フルに埋まっている。 このデジタル時代にフィルムをこれだけストックする不経済を感じながら、ど!、ど!!、どうすりゃいいの!!!、と叫びたくなる。未練さえなければ、全部捨てて、はい!、お終いで済むのだが。
 デジタル一眼レフのスライドコピア(今時そんなのあるか!?)を使って複写すれば、1テラバイトのHD一つぐらいで納まる。つまりボックスファイル1本分のスペースに全部収納できるのだから、デジタル情報機器の蓄積量はすごい。
 それにしてもFUJIのボックスファイルは長いこと規格が変わらなかったのは幸いであるが、1ボックス2,000円は暴利だよ。
 さてこれ何に使うの?、さしあたり講義や講演かな、或いはブログで1日1枚アップさせると27年かかる。それだけの価値があるかというと、実はあまりないといってよい。なんでこんなにたまったか。街や建築に興味があった、写真を撮るのが面白かった程度である。
 スライドだから見るのが不便だ。そこへゆくと普通は、プリントをして装丁のしっかりしたアルバムに貼るのは、大変意味がある。多くのネガの中からベストショットを選び、プリントしてタイトルをつけてアルバムに張り込む作業には、選択と編集という情報化社会の基本的な作業が含まれている。こうした選択と編集のプロセスを経てつくられたアルバムは、容易に何度でも手軽に見ることができ、そして一生ものである。
 そんな光景を思い浮かべると、私は選択を間違えたかなと、ときどき思うことがある。このスライドがデジタル化して元の画質が維持できるデータになるまでには、もう少し時間がかかりそうだ。それまでは4段分のスペースを陣取っているのだろう。
 ところで昨日発表されたばかりの3600万画素のニコンD800ネェー、はてどうしたものか、高いよなぁー。なんか片側のデザインが崩れているけど、なりふり構わずだろうか。ようやくデジタル機材もフィルムの解像度に追いついてきた。

iPhone4S
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番外編88. 寒波の中の深夜放送かぁー!

2012年02月02日 | Nagoya city
 今日は、寒さを通り越して、時折雨がぱらつくが、どこかで雪が降っていると思わせる水の冷たさを感じた1日であった。最高気温も2°程度だったろう。画像は、帰りの名古屋の駅の雪景色である。これならば、明日は多分雪が積もりそうだ。
 こういうときに、デジタル機材というのは、一々リュックから出さなければならず、雪が降る中では面倒なことこの上ない。だから、ポケットにいつも入っているiPhoneで撮影した。ポケットに入れることが出来て、いつでもすぐに取り出せる、というのがシャッターチャンスを捕まえるのには必須である。そうなるとこの世の中の全てのデジタル一眼レフ機材は、失格ということになる。さもなくば、いつも首からぶら下げておくほかない。これでは、首が疲れ、肩がこりそうだ。
 こうなるとデジタルペンは、E-PM1にパンケーキレンズという組み合わせしか、選択肢がなさそうである。もう少しパンケーキレンズが今の解像度で薄ければと思う。さて、生涯最後の一眼レフを調達するかな。
 もう深夜零時だ。深夜!、寒波の中の深夜放送かぁー・・・なつかしい響き、デスクにラジオがあったことを思い出した。スイッチを入れる。

iPhone4S
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番外編86. 人は人のいるところに集まる

2012年01月30日 | Nagoya city
 徹夜で制作の仕事をしていると、午前中は沈没である。よくみたら3年の女子学生ではないか。私の課題をやっていて徹夜か。二つの椅子でどうやってあの大きな身体を支持しているのか不思議ではある。寝にくいだろうな。ここは4年生もいるし、みんながいると仕事もはかどるのだろう。
 よく芸術の仕事をするときに孤独がよいという人がいるが、私は孤独では仕事が出来ないと思っている。特に芸術とりわけデザインの仕事は、周りに人がいて、いろんな刺激があって創作意欲がわくからだ。
 創作しているときの頭の構造というのは、経験しないとわからないだろうが、すごくクリエイティブな世界と、単調で退屈でマンネリ化した世界との戦いなのだ。それが    単調世界に支配されると創作にはならないから、外にでて喫茶店で刺激をもらったりすることが、日課になるわけだ。そのあたりの事情は、普通の人と変わらない。刺激がないと普通の人にもアーティストにもなれない。つまりボケ老人のライフスタイルだ。
 そう考えれば、周りに同じようなデザインの仕事をする人がいたほうが刺激があり、創作意欲も起きるというのもうなずけるだろう。人は人のいるところに集まるという習性があると思う。

iPhone4S
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番外編84. 聚食の風景

2012年01月26日 | Nagoya city
 この時期私の大学では、学部生の卒業制作で施設は24時間開放されている。学生達はほとんだ大学で寝泊まりしながら、制作の締め切り日や展覧会をめざして頑張っている。
 ところで、大学の周囲に食物屋が少ない。特に朝飯に至っては吉野屋1軒しかない。毎日吉牛というわけにはゆかんぜよ。そこで当然学生達が夕飯や朝飯をつくることになる。
 私の研究室に、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、オーブントースター、珈琲メーカー(カビがはえていたけど)が置かれている。だから近所のスーパーでおかずを少々調達すれば、夕飯にはなる。余った米は、おにぎりにでもしておけは、朝飯になる。学生達はそれからここで仮眠するのである。
 夕食時になると研究室に、ご飯が炊ける良いにおいが漂ってきた。この日のメニューは、男子学生がつくった鯛飯である。みたら鯛が1匹まるごと炊飯器の中にはいっていた。お上手ではないか。それをほぐしてかきまぜて、はいよくご存じで。これに酒でもでてくると宴会だろう。酒ぐらい飲まなきゃやってられないぐらいに、今日の名古屋は雪が舞っており大変寒いのだ。
 それにしても、素晴らしい習慣である。なによりも真冬の寒さとハードワークに耐えるには、まず食事をちゃんととるほかない。学生達はよく気がついている。こういう風景を見ていると、飯がつくれればなんでもできるさ、といいたい位に、こちらは安心する。それにみんなで同じ釜の飯を食うという連帯感もできるだろう。
 核家族社会の中で少なくなった、みんなで集まって食事をする聚食の風景、それは大学時代の良い思い出になるだろうと思われる。

iPhon
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私の小さな旅53. 仕事をしていた夏期休暇

2011年08月26日 | Nagoya city
 毎日京都から名古屋へ新幹線通勤をしているが、通勤電車としてはよくできている。大体座れるし、珈琲も売りに来る、電源コンセントでモバイル端末やPCの充電ができる。
 そして時折車窓の景色を撮影している。同じ風景でも、天気や時間帯により、見え方も異なってくる。そうした行為自体通勤というよりは小さな旅である。そして休みなく論文執筆のために仕事場に通い続けた今年の夏の私の記憶の断片でも振り返ってみたい。
 夏期休暇のときは、街は普段と違って大変静かで、日常とは少し違う環境が少しばかり心地よかった。ただし、刺激に欠落するのには閉口した。
 そんな真夏のある日に、昼飯を食べにバスに乗って都心にでた。時には、栄のオープンテラスがある店でランチを食べたいという、仕事をしている人間のせめてもの、普段とは少しちがった一時の休暇気分である。食後は、エアコンをたっぷりと効かせた研究室のソファーで昼寝をするのが大変気持ちよかった。そんなすごし方で、仕事がはかどらなかった日もあった。やはり体は、夏休みを欲していたのだろう。
 終日仕事をしていた夏期休暇も、仕事場で黙々と、それでいて記憶に残る夏のすごし方であった。夏というのは、どんなすごし方をしても、記憶に残るようである。

名古屋市air cafe,2011年8月5日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f2.8.
ISO200,露出補正0,f2.8,1/160,iFinish
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番外編73. マイクロフォーサーズ事始め

2011年08月10日 | Nagoya city
 今日の話題は、パナソニックGF1ではなくて、これを撮影したパナソニック製のライカ・マクロエルマリートである。個人的には、嫌みがなく素直で綺麗なボケ方だと思われる。こういう画像を手にすると、ますますこのレンズが手放せなくなり、いつもE-P3に付けっぱなしで持ち歩いている。しばらくは、このレンズの性能を活かしてみたいと思う。
 ところでGF1を最初に量販店で見たときは、広角ズームと液晶ファインダーがついた状態であった。「ふーーん、こんな一眼レフがあるんだ、随分小さく軽いじゃないか、書類の多い調査に持ってゆくときは便利だな」、と思いながら調査目的で試みに購入した研究室の備品である。
 GF1に、自前のライツレンズなどを付け替えて試写したのが、私のマイクロフォーサーズ事始めである。だから交換レンズは不用であった。当時オリンパスからもペンE-P1が発売されていたが、液晶ファィンダーのないのが難点であったので敬遠した。
 パナソニックGF1は、少し赤みがかった地味な発色が個人的には好きになれなかったこと、液晶ファインダーの解像度がまにあわせ的であったこと、それに家電メーカーだからという思いがあったので、あまり気分はのらなかった。ただし20mmのレンズだけは優れていた。
 その後、オリンパスから本格的な液晶ファィンダーが発売されたのを契機として、自前でオリンパスを購入したわけである。その後パナソニックは、家電カメラみたいなデザインに落ち込み、今では液晶ファィンダーすらWEBサイトにはない。自前で!!、乗り換えて良かったぜ!!!。
 だが、パナソニック製ライカレンズは、マイクロフォーサーズシステムの中では秀逸である。特にマクロエルマリートは、MTF曲線図でみるとマクロ特有のMTF値80%以上を真横に天井走りのラインであり、高解像度を物語っている。その高解像度のレンズが美しいボケ方をしてくれるので、私は愛用しているわけだ。
 このレンズは純ライカ製ではないが、昔からライツ(M5以前のレンズはライカとはいわない!!!)のレンズを使ってきた私の経験からいっても、今のライカのブランド名をつけているだけの価値がある1本だと思われる。

三上訓顯研究室,2011年8月9日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO ELEMARI 45mm,f2.8.
ISO500,露出補正0,f2.8,1/100,iFinish
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番外編71. 夏の仕事場

2011年08月05日 | Nagoya city
 夏の仕事場というぐらいだから、エアコンが目一杯効き放題の快適な仕事場である。当然省エネなど論外である。第一今の東海地方は、電力が余っている。一端発電した電力は貯められないのだから使うほかない。
 実は、ここ1年ほど前から、院生や学生達のいる実習室で何本かの論文執筆などの仕事をしていた。その方が共同研究者との打合せや、学生達の就職用のフォートフォリオのチェック、卒業制作の指導で便利だったからである。
 だが、夏は実習室には省エネ以前からエアコンが入らないルールなので(なんと大学は以前から省エネモードだったわけだ)、本来の私の仕事場に戻った。それに最近実習室にいても学生達から何かと相談を受けることが、昨年に比べれば格段に減ってきたということもある。ならば快適な場所で仕事をしようというわけだ。
 さて大学の私の夏というのは、授業があって普段では、はかどらない論文や報告書作成などの仕事を、この時期にまとめて片付けようと言うわけだ。そんなわけで大学は夏休みでも、教員には休みがない。当然今年は夏期休暇もない。
 しかし1年ぶりに本来の私の仕事場に戻ったのだが、どうも落ち着かない。やはり仕事をする環境の慣れというのがあるのだろう。落ち着くのに三日はかかりそうだ。一端落ち着くといすわる傾向があるが・・。
 ここで仕事を始めるのに際して、様々な書類(審査した大量の博士論文などがあった)や雑道具を捨てたことも起因しているかも知れない。あまりにも部屋が整然と整理されすぎると変な感じだ。やはり自分が仕事をする部屋というのは、そこそこに散らかっている方が仕事はしやすい。
 そんなわけで昼間は時間があるから、栄のカフェで飯をたべながらクロッキーでもしていようという明日のアイデアが浮かぶ。
 それに大阪鶴橋の韓国人街にもE-P3のアートモードのテストを兼ねてゆこう・・・などといろんな雑アイデアを夏の仕事場にいると思いつく。個室だから気分転換をはからなければ、仕事の能率が悪くなるわけだ。
 世間並みに夏期休暇は私にはないが、それはそれで、少し充実した夏のすごし方であろう。今週は試験週間なので、まだ学生達も夏休みではない。
 1日早いが、忙しいのでまとめてアップさせてしまおう。

名古屋市立大学三上訓顯研究室,2011年8月3日
OLYMPUS PEN E-PL1,M ZUIKO DIGITAL 9-18mm,f:4-5.6
ISO200,焦点距離18mm,露出補正±0,f5.6.1/80,iFinish
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突然の電話で2.

2011年03月15日 | Nagoya city
 突然の電話で知った東北関東大震災も、関西ではテレビ位の実感しかない。それにしても同じような画面しかなく、そろそろ平常番組にもどして欲しいと思う。
 というのも、原発の事故もすぐに解決できる話ではなく、一進一退を繰り返しながら徐々にどちらかの事態に進むからだ。だからメルトダウンか安定かは、少しばかり時間のかかる話である。今日になってついに原子炉の厚い隔壁に穴があいた可能性があるという政府発表。それも底のようだ。そんなところは、簡単には直せないだろう。そうであけば、放射能が漏れていることに変わりはなく、次第に避難エリアが拡大してゆくのだろうか。どうして定点観測の放射能量のデータを連続的にグラフで示さないのだろうか。
 さらに首都圏では、計画停電が始まったようだ。それでも都心は、被災地に比べればまだましだという発言に感激していたアナウンサーがいたが、全く馬鹿げたアナウンサーである。被災地に続き都心機能が麻痺したら、被災地への支援も復興もままならないのである。都心機能が生き残っているから、支援も復興も可能なのである。そんな中での計画停電は、まさに苦肉の策なのである。
 それに復旧(もとの状態にもどす)には、莫大な資金が必要である。まったくの山勘で言っても100-200兆円ぐらいの資金が必要かもしれない。それを、誰が、どこから、どうやって、かき集めるのであろうか。だれも見通しを語っていない。
 重要な情報は、復旧には莫大な費用が必要で誰がどうやって調達するのか、原子炉隔壁に穴が空いている可能性が高い、という2点である。重要なことが、枝葉情報の乱発でわからなくなっている。

名古屋市瑞穂区,2011年1月16日
OLYMPUS E-PL1,M,ZUIKO17mm/f2.8
ISO1600,露出補正-1/2,f2.8,1/20,iFinish
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PEN LIFE160. やれやれ!

2011年01月26日 | Nagoya city
 E-mobileは、製品を交換してもらって、ようやく動くことになった。MacbookAirを購入してから、データの転送や無線ルータの交換で、メールが使えるようになったのが5日目である。無線LANにすると、それぐらいの時間がかかるということを、肝に銘じておいた方がよさそうだ。
 さて京都も、今週末は、雪マークが二日間も出ている。こんどは本当に大晦日並みに降りそうだという都会人的楽観的な期待をしている。もちろん通勤に使用している新幹線は大幅に遅れるし、仕事のスケジュールはくるうなど良いことはないが、そういうときは早々に居直って、撮影の徘徊でもしているほかない。
 大学もようやく全ての授業がおわり、成績表も提出したので、個人的には少しホッとしている。もちろんまだ卒業制作や展示があるので、学生達は徹夜続きでパソコンに張り付いている。こちらは、ようやくたまっている論文に着手できそうだ。
 AirLANといい、大学といい、やれやれの世界です。早く論文を書き上げて、疲れもたままっているので少しばかり休息したいというのが個人的心境です。

名古屋市瑞穂区,2011年1月16日
OLYMPUS E-PL1,M,ZUIKO17mm/f2.8
ISO1600,露出補正-1/2,f2.8,1/4,iFinish
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京都暮らし40. アレッ!

2009年07月01日 | Nagoya city
 京都に棲みだしてから、これまでに撮影したカットを眺めていたら、アレッ!である。というのもカットは、古い民家、伝統行事といった具合に、要は歴史系の臭いが漂い、現代の風景を撮影したものが大変少ない。何しろ古都で曲があるのだから、それは当然なのだが、どこを撮影しても古さが顔をだす。
 人間というのも我が儘な種類で、こんなに古さが出現すると、逆にメカニカルであったり、新しい最先端の東京の風景が欲しくなる。視覚経験的にバランスをとろうとしているのだろうか。
 こんなことに気がついたのも、名古屋の行きつけのスナックで、話の弾みにモノクロの写真が欲しい、ということになり、店のインテリアに合いそうなカットを探していたからだ。ところが最近の私のライブラリーには、適切なカットが少なく、ようやく名古屋で撮影した、このカットを見つけたわけである。
 どこかメカニズム、そして鼓動を感じさせるところが、面白いか。
 少し諸般の事情で、ブログをお休みする場合もあるので、あしからずご了承願いたい。

出来町通り・名古屋
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京都暮らし18. ルート22!

2009年03月12日 | Nagoya city
 京都と名古屋の間を通っているときに、時折時間のあるときは名神高速バスを利用する。高速バスは、JR名古屋駅から名神高速一宮ICに乗るまでの間に、この国道22号線を通る。上には名岐高速道路が走っているが、この国道は、いつも渋滞の難所なのである。
 それにしてもこの沿道の風景は、混沌とした都市の姿が伺えて面白い。沿道には巨大な物流倉庫があり、怪しげなオフィスがあり、流行らないラーメン屋があり、不気味なレストランがあり、カーディーラー、ガレージハウス、パチンコ、ビデオショップ、住宅展示場、ドンキホーテ、種々雑多なドライブイン、和菓子の老舗や洋服の青山があり、派手なラブホテルやボーリング場もあり、普通の戸建住宅やしょぼいアパートメント、それに廃屋倉庫や殺伐とした空き地だってある。それらが全く無計画に配置され、なんの脈絡もなく林立し、日本の郊外のどこにでもみられる新興のロードサイドである。現代人の欲望が節操なく一気に吹き出てきたような思いがする。  
 それにしても、国道22号線沿線のように、ここまで無計画そして無秩序にダラダラと続く様子は、嫌悪感を通り越して、混沌とした出口のない末路的面白さがある。だから私は、いつもバスの中から、EOSを構えながら、これらを被写体としている。 
 やがて高速バスは、国道22号線の渋滞を抜け名神高速道路に入ると、私は熟睡し、多賀サービスエリアで一服し、そして本などを読んでいると、東寺が見えて京都に着く。渋滞すれば3時間はかかるだろう。自分でも少し変わった通勤体験だと思う。

2009年:愛知県国道22号線
CanonEOSkiss digital,EF16-35mm/f2.8
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京都暮らし9. 名古屋流

2009年03月03日 | Nagoya city
 京都から名古屋に通勤していると、名古屋流という街の流儀があると思う。どんな流儀かと言えば、それは「キッチュ」だ。
 名古屋のキッチュな錦三丁目(キンサン)に来ると、私は新鮮な刺激を感じる。けばけばしくゴージャスな、このキャバレーの風景こそ、私は名古屋流の一つだと思う。最近こうしたキッチュな風景が面白いと感じているし、名古屋の個性の一つだ思っている。私は、そんな風景を名古屋流と呼んでいる。
 名古屋のお店が、東京のこじゃれた料理や、京都の京料理を出したってつまらんでしょう。例えば名古屋には、ひつまぶしがあり、スパゲッティの下には薄い卵焼きが敷いてあるというのが、名古屋流でしょう。名古屋には、名古屋のレシピがある。そこが名古屋流だと思う。
 だから名古屋のテーマカラーは、何色かと問われれば、私はためらいなく「ゴールド」と答えるだろう。尾張出身の織田信長の安土城天守閣の金粉を施した復元模型や、豊臣秀吉の金色の茶室、徳川家のテイストにしたがって昨年放映された「篤姫」をみれば、やはり「ゴールド」がよく似合う。
 キッチュでゴージャスなゴールド・エンターテイメント、それが名古屋流だとすれば、古都から通ってくる私としては、面白いテイストができあがると思うけど・・・。

2009年、錦3丁目界隈
CanonEOSkissDigital,EF16-35mm/f2.8
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番外編25. 夏の空

2008年08月20日 | Nagoya city
 夏はやはり空が綺麗だ。年間を通じ、空に視線が行くという行為は夏ならではのものだとおもう。特に積乱雲が美しい。もちろんこうした雲の真下では、雷雨になっているので、現代都市ではあまり喜ばしくないのだが。
 それにしても、雷雨程度で騒ぐというのは、なんというお粗末な都市なんだろうと思う。経済設計で構築したのはいいけど、経済性そのものの見立てを間違え、いまだに右往左往しているのが、現代都市だったかとおもうと、あきれるばかり。一体何を根拠にした経済性だったか。そんな反映の昨今の東京の狼狽ぶりは、呆れるほかない。それじゃオリンピック誘致どころではないでしょう。
 都市であれ田舎であれ、日本の温帯雨林帯という緯度であれば雷雨もあり豪雨もあることは昔からのことである。そんなことを痛感させてくれるぐらいに、夏の空は美しい。夏の空のもと、目一杯夏休みを謳歌している子供達の背景に沸き立つ入道雲は、いかにも絵日記になりそうな風景だなどと、勝手な妄想が湧いてきます。


撮影:名古屋の大学にて
Nikon Coolpix990
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番外編20. 積乱雲

2008年08月16日 | Nagoya city
この時期の空が美しい。積乱雲が空高く舞い上がり、雲の中で稲光がみられる。多分どこかで夕立になっているだろう。 夏を実感する風景である。 今年の東京には、こうした積乱雲が立ち上がり激しい夕立が降り、各所で浸水まで起こした。名古屋の友人に言わせれば、それは「気象兵器」だというのだが、そんなもんがあったか!?
 この時期は、何故か友達にあいたくなる。だから世の中は、お盆やすみにしたのだろう。従って私が勤めている大学は閑散としている。私の年齢で、いまだにつきあっているのが大学時代の友人達である。きっと私自身が、大学時代の生活意識を引きづりながら、今に至っているからなのだろう。長いつきあいのある友達ができることは、大学の良いところだと思う。

友が来る夕立やんで酒宴かな

 話題は変わるが、天気予報では、今日台風が本州遙か沖合を通過する。少しは波が立つようだ。湘南へ行こう。


撮影は名古屋の大学にて
Nikon Coolpix990
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