みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#482 神の法第四戒

2020年01月19日 | 神の法
第4戒
安息日と命
 
p144~
The Sabbath and Life
The Fourth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

赦しは、安息日の基本的な側面。

罪を赦す神の恵みは、人間の安息の契約でもある。

この契約は、罪と罪責の重荷からの解放と休息を意味する。

主の祈りは、大安息日を期待する。

「御国が来ますように」は、ヨベルの年の解放を期待する。

我々が負債者を赦免したように、我々の負債(debt)をも赦してくださるように。

我々も我々の負債者を赦しました。

神に対して我々が負っている負債は到底支払うことができないほど大きいもの。

唯一の道は、キリストゆえに、神が恵みによって値なく我々の罪を赦してくださること。

安息日は、休息・赦し・負債の帳消し・疲労回復を意味する。

つまり、生活のリフレッシュメント。

不信者は生まれながらの奴隷なので、負債から解放されていない。

申命記15:1~6(バークレイ訳)
七年の終わりごとに、負債の免除をしなければならない。その免除のしかたは次のとおりである。貸し主はみな、その隣人や兄弟に貸したものを免除する。いっさい取り立てを行ってはならない。主が免除を布告しておられるからである。外国人からは取り立てることができるが、あなたの兄弟が、あなたに借りているものは免除しなければならない。そうすれば、あなたのうちには貧しい者がなくなるであろう。あなたの神、主が相続地としてあなたに与えて所有させようとしておられる地で、主は、必ずあなたを祝福される。ただ、あなたは、あなたの神、主の御声によく聞き従い、私が、きょう、あなたに命じるこのすべての命令を守り行なわなければならない。あなたの神、主は、あなたに約束されたようにあなたを祝福されるから、あなたは多くの国々に貸すが、あなたが借りることはない。またあなたは多くの国々を支配するが、彼らがあなたを支配することはない。

神の御心は、貧困と負債のない社会の建設にあり、これを実現する唯一の方法は、神の法を守ること。

安息日の律法の効果は、キリスト教国において顕著に現れている。

現代の制限法と破産法は、古代の安息日の救済法の目的を満たしている。

前者は、ある年数を経過した後の負債の取り立てを禁止し、後者は、負債者が負債の支払いのために自分の財産を売り払うことを可能にする。

現代の法律は、徹底して世俗的であり、その意図は冒涜的。

聖書の安息日による救済法に由来しているにもかかわらず、霊的にまったく無関係。

安息日の救いは、命を与えてくれる。

しかし、神から遠く離れている人間にとっては、安息日もその救いも、その真の意味を失った。


この記事についてブログを書く
« #481 神の法第四戒 | トップ | #483 神の法第四戒 »