第1章
キリスト教神学
p33~
Chapter 1
Christian Theology
Part One
The Structure of My Thought
The Defense Of The Faith
Cornelius Van Til
この章のテーマ:神とはいかなるお方か
イ)三位一体
ここで言及しておくべき神に関する教理のひとつは三位一体。
私たちは、神が3つの人格として存在すると信じている。
三位一体はキリスト教の中核。
三位一体の三位とは、ともに実在し、しかし、その実体において、どの一つも他のひとつ、または2つから誘導されない。
この単一の中に3つの異なる人格がある。
多様性および同一性は、いずれも誘導されたものではない。
以前に、神に関する教理の主要な点を要約した。
キリスト教は、挙げうるすべての属性を含めて、三位の神、絶対的人格を提供する。
神のこの概念は、私たちが愛おしいと思う他のすべての基礎となる。
上に挙げた神を信じるのでなければ、何か別の神を信じているのではないかと言われかねたい。
上に挙げた神の特性が、私たちにはすべてである。
従って、私たちの関心は、他の神ではなく、この神にのみある。
他の神は神ではない。
他の神の存在を証明するということは、実質上、神は存在しないということを証明することになる。