みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#592 神の法第五戒

2020年08月15日 | 神の法
第5戒
人の権威の限界

217~
The Limitation of Man's Authority
The Fifth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

政府、家庭、教会、地域、学校、その他のあらゆる領域における唯一の権威は、神の書かれたことば。

この法言(law-word)は、人のいろいろな状態に適応され、多様な社会状況に適応される必要がある。

申命記17:9~11
レビ人の祭司たち、あるいは、その時に立てられているさばきつかさのもとに行き、尋ねなさい。彼らは、あなたに判決のことばを告げよう。あなたは、主が選ぶその場所で、彼らが告げる判決によって行ない、すべて彼らがあなたに教えることを守り行ないなさい。彼らが教えるおしえによって、彼らが述べるさばきによって行なわなければならない。彼らが告げる判決から右にも左にもそれてはならない。

書かれたことばは、つなぎ合わせる鎖。

管理運営上の権威と立法上の権威との間の多様な関係によって、原理原則が変わることはない。

自分を拘束する法として与えられた神の法言(law-word)の権威を拒絶した者は処刑された。

申命記17:12~13
もし人が、あなたの神、主に仕えてそこに立つ祭司やさばきつかさに聞き従わず、不遜なふるまいをするなら、その者は死ななければならない。あなたがイスラエルのうちから悪を除き去るなら、民はみな、聞いて恐れ、不遜なふるまいをすることはもうないであろう。 

一人の王が支配する場合、

(a)その者は契約の民の一人であること、すなわち、契約は信仰を必要とするが故に、信仰の人でなければならない。

(b)馬を増やしてはならない、すなわち、防衛のためではなく先制攻撃の道具としての馬を増やしてはならない。妻を増やしてはならない(多妻制の禁止)。自分のために、金銀を増やしてはならない。自分の富ではなく神の下にある人々の繁栄を目的とすべし。国が富めば民は貧窮する。

(c)王は神の法言(law-word)を持ち、読み、勉強しなければならない。「日々、主である神を恐れることができるように。この法とこれらの法令のすべてのことばを守るように。そして、それらを行なうことができるように。

(d)王の勉学の目的は、神の法秩序を促進することに加え、王の心が兄弟たちの上を行かないように。何故なら、彼は神の臣民であり、生きている間神のに対する従順の中で統治するべきであるから。

申命記17:14~20
あなたの神、主があなたに与えようとしておられる地にはいって行って、それを占領し、そこに住むようになったとき、あなたが、「回りのすべての国々と同じく、私も自分の上に王を立てたい。」と言うなら、あなたの神、主の選ぶ者を、必ず、あなたの上に王として立てなければならない。あなたの同胞の中から、あなたの上に王を立てなければならない。同胞でない外国の人を、あなたの上に立てることはできない。王は、自分のために決して馬を多くふやしてはならない。馬をふやすためだといって民をエジプトに帰らせてはならない。「二度とこの道を帰ってはならない。」と主はあなたがたに言われた。多くの妻を持ってはならない。心をそらせてはならない。自分のために金銀を非常に多くふやしてはならない。彼がその王国の王座に着くようになったなら、レビ人の祭司たちの前のものから、自分のために、このみおしえを書き写して、自分の手もとに置き、一生の間、これを読まなければならない。それは、彼の神、主を恐れ、このみおしえのすべてのことばとこれらのおきてとを守り行なうことを学ぶためである。それは、王の心が自分の同胞の上に高ぶることがないため、また命令から、右にも左にもそれることがなく、彼とその子孫とがイスラエルのうちで、長くその王国を治めることができるためである。 


コメント:

火のついた矢を打ちこまれる前に

霊について語らないキリスト教

黙示録の解釈―過去派・未来派


この記事についてブログを書く
« #591 神の法第五戒 | トップ | #593 神の法第五戒 »