みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#485 神の法第四戒

2020年01月26日 | 神の法
第4戒
安息日と仕事
 
p146~
The Sabbath and Work
The Fourth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

「回復」は安息日の概念の基本的事実。

しかし、明らかに回復には「仕事」が含まれている。

オーラーは次のように指摘する。

倫理面で重要なひとつのポイントに注意すべきである。 

安息日の重要性は、それが6日間の労働日の後にやってくる第7の日だという点にある。

したがって、安息日の休息の基礎は、もっぱら『それに先立つ職業的労働』にある。

安息日は、神と人の契約のしるしであり、神の恵みを告げ、「神の御業は人を救うことができる」と宣言する。

ゆえに、人は休むことができる。

「我々の働きは主にあって無駄にはならないということを知っている」(第1コリント15:58)からだ。

第4の重要なポイント。

それは、「あなたは6日間仕事をしなければならない」、つまり、6日間を仕事のために取り分けておかなければならないということ。

このように、仕事に関しては積極的な戒めがある。

創造命令において、神は人間に対して「生めよ、増えよ、地を満たせ、地を従えよ。海の魚、空の鳥、すべて生けるもの、地を這うものを治めよ。」と宣言された(創世記1:28、バークレイ訳)。

これはまだ人間が堕落する前の宣言。

増え広がること、労働、支配の任務は、堕落前に確立された。

この任務は、堕落後も続いたが、大きな障害があった。

再生の恵みなしでは、人間は神の法を守ることができず、自分の任務を果たすことができないということ。

贖われた人の仕事は、地上にパラダイスを造り出そうとすることではなく、御国の中において、神の要求を満たすこと。

贖われた人は、神の国の市民であり、その法を守る。

これは、彼の仕事であり、義務であり、支配への道。

安息日の事実は、仕事の事実を前提としている。

コメント:

やはり本論からは外れるが、大切な内容なので追加記事を紹介しておきたい。

敵の洗脳から徹底的に解放されるために、くり返し読み込んで欲しい。聖書を手元に置きつつ、邪念を捨てて自分の頭で考えること。

#1.新約時代の経綸に基づくルカ21章24節の解釈

#2.新約時代の経綸に基づくルカ21章24節の解釈2

#3.新約時代の経綸に基づくルカ21章24節の解釈3